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2004年12月05日
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100人の中にスペースロウヤーがいて、

銀河連邦裁判所に掛け合い僕らが住み始めてから

追い出されるまでの間を賃貸と言うことにして

相場の料金で相殺され、ローン返済もなくなった。

でも一度もった夢はそうそうに捨てられない。

なにしろ一つの星に住み着いたと言う経験は

変えがたいものだ。

100人で村を作り、畑を耕し、学校や病院をつくり

軍隊も警察もなく、ましてや犯罪などもなく、

理想の楽園だと思っていたから。

ちらばった100人の家族はそれぞれに宇宙船を持っていて、

それぞれに新しい星を見つけに冒険をしていた。

銀河連邦の管理が及ばない偏狭の星雲まで

それはワープであっという間の話だが、

未知の星雲、銀河へ飛ぶという事はとても勇気がいることで

コンピュータへの入力ミスやウィルスの具合によっては

宇宙船自らブラックホールに入らないと言う保障も

ないからだ。

とにかく不動産屋の連中が目をつけていない辺境まで

探し回った。

やがて仲間の船から連絡があり、

僕らはそのポイントにワープする。

「よかった、まだ未開発エリアのようね。」

あの星でワイフとなった彼女は目をまたうるるとさせた。

直径12741.9km、

それが船内センサーが表示したこの星の直径だった。

そして、大気はあり、植物や動物も十分いた。

残りの仲間に連絡をしてから、

しばらくして100家族全員が集まった。

取扱説明書がない星なので、慎重に調査をし、分析をした。

太陽から3番目の星だった。

そして地層からは氷河期と間の季節があることが分かり、

今はちょうどその間のようだった。

「またいずれは銀河連邦から調査の係官が来るんだろう。」

仲間の一人が言ったが、

「いや、僕たちの存在を消してしまうと言う手があるよ。

もともとこの星に外部から侵入した生物はなかった事に

するんだ。

つまりこうだ、銀河連邦憲法第187条1項にある、

もともと自然発生した星に

その星から生まれた生物(ある基準の文明を持つ)

がいる場合には居住権はその先住生物に優先される――」

とロウヤーが言う。

「証拠は残さないで出来るの?」

「簡単さ、僕らの科学を全部消去してしまう。

もちろん、必要な食用植物や動物の進化を

すこし早めてからが望ましいけどね。」

「そうよね、賃貸でもなく、買取でもなく。

本当に自然な星よね。

大気の循環で得られる水にも料金がかからない、

お日様を浴びても、

そしてこのおいしい空気も!」

そしてまるで最終判断を待つように皆の視線が僕に集まり、

計画は実行された。

そしてすべての山登りの人たちがするように

この星の大地に酒をたむけ、みんなで祝った。

必要なデータはすべて僕らの記憶にいれた。

この星の気候やカレンダー、そして地殻の事も。

そして僕らが乗ってきた船は最低限必要なものを除いて

すべて亜空間にしまいこんだ。

100人の家族で一つの村がまた出来た。

ずーっと、永遠に子どもから子どもへ平和が受け継がれて

いくのだろう。

やがて僕らは年を取り自然の流れと共に体が消え去った、

肉体のない僕らは意識だけでこの星に漂っていた。

ある時、この星の生物の源の意識と触れ合うことが出来た。

(ようこそ、この星へ。)

ふわーっとするような四方にこだまするような声で

意識に届く。

地上から飛んでいる僕たちをいや、

この星全体を包み込むように虹色に空間が染まった。

懐かしい人にあったように僕は尋ねた。

(あ、あなたは?)

意識体になってもあいかわらずワイフはそばにいて

その人をうるると見ていた。

(私ははじめてこの星に降りた生命体―――)

荘厳で歌を歌うようなかろやかな響きで

心地よい声だった。

(はじめまして、

先般より勝手に星を使わせていただいてます。

とてもきれいな星で、

銀河連邦も手が及ばないところでした。)

(知っているわ―

なにもかも――

そう、この星の取り扱いについてですが―――)

(はい。)

(「地表の住み人たち」や「空間の住み人たち」の

思いが実現される星です。

そして地上にあるすべてのものにその命が宿っています。

無駄なものは一切ありません、

石ころひとつにも、水一滴にも、

山や川にもです。)

あまりにも神々しい響きだった。

いつのまにか僕の意識の周りに仲間が集まっていた。

仲間が尋ねた。

(あなたをなんと呼ばせていただければいいでしょう。)

しばらく間があってその人は答えた。

(隠れて見えないものとでもww

ヒメと呼ばれていたころもあったわ――)

そして僕らは意識を通して子どもたちに「ヒメ」への

感謝とこの星の恵みへの感謝を忘れないように

長い間、語りかけた。

氷河という冬が来てもまたそれが去った後の春が来ても。

そしてこの星が何世代もの後の子どもたちに、

同じく地球と呼ばれる星になっていった。

「午後の銀河 おしまい」

















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最終更新日  2004年12月05日 19時18分16秒


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