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2022年07月02日
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テーマ: 読書メモ(88)
カテゴリ: おすすめの本
今日の読書メモは、マルク・エルスベルグ作「ブラックアウト」
「ブラックアウト」と言われて思い出すのが北海道での大停電。
2018年9月6日(木)、北海道胆振東部を最大震度7の地震が襲い、この地震にともない、北海道エリアにおいて、3時25分、日本で初めてとなるエリア全域におよぶ大規模停電(ブラックアウト)が発生してしまいました。
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この作品が刊行されたのは2012年3月。
オーストリアの新聞のコラムニストだったマルク・エルスベルグ氏のデビュー作。
ヨーロッパ大停電を描いたパニック小説。
2011年3月11日に起こった東日本大震災をはるかに上回る大災害となる。

本によると、「数年前の電力市場自由化以来、この仕事(ヨーロッパ送電網の調整とシステムの需給バランスの調整)はますます重要性を増し、同時に複雑化していった。電気は、ヨーロッパ中を縦横無尽に駆けめぐり・・・例えばオーストリアの水力発電所が晩の需要ピーク時に十分な電力を発電できない場合、スロヴァキアの発電所の電力をオーストリアの家庭に供給。スペインの火力発電所がフランスの需要増に助け舟を出す、といった具合だ。電力は、高圧線網を経て、地方の発電網に至るまで、常に均等にヨーロッパ全土にいきわたり、発電会社と消費者の間の微妙なバランスを保っている」



自然エネルギーによる発電が増えることで、こういった電力の需給バランスを保つことが一層難しさを増しているようだ。

さらに、スマートメーターの普及が、この物語の重要ポイント。
「電気メーターは言ってみれば小型のコンピューター」
「これのおかげで電力会社は顧客の電気消費量データを読み取れるだけでなく、メーターの遠隔操作もできる」

我が家もスマートメーターに変更されたし、日本全国もスマートメーターへの切り替えが進むという。
この物語のようなハプニングが起きないよう、くれぐれもハッカー対策を念入りにしておいて欲しいもの。

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さらに、この物語の主人公はイタリア人の元ハッカー。
しかも頭が切れる超優秀な元ハッカーなのであります。
犯人との知能合戦。
しかしユーロポールや警察は「元」とはいえ「ハッカー」の言うことを信用できず・・・。
主人公は、水不足、食糧不足、移動の手段も限られ、臭くなるし、傷だらけになるし・・・もう散々な目にあうわけですが、ヨーロッパ中で暴動が起きたり軍が政権を握ったり不穏な空気になってしまうのです。これはもうハラハラドキドキの連続です。






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最終更新日  2022年07月02日 14時03分30秒
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