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この記事は既報ですが。雑誌「ベストカー」によれば 大人のプレミアムスポーツを目指す、BRZ-STIは14年春デビューだそうですこの記事はRESPONSE 12年11月28日記事からです。 スバル(富士重工)の新型FRスポーツカー、『BRZ』。現在開発を進めていると見られる高性能バージョン、「STI」に関して、興味深い情報がもたらされた。 これは11月22日、英国の自動車メディア、『Auto EXPRESS』が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「『BRZ STI』のエンジンパワーは、自然吸気で230psレベル」と伝えたのだ。 現在発売中のBRZには、2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は200psを引き出す。プラス30psのパワーは、どのようにして得られるのか。 同メディアによると、吸排気系を中心にチューニングを実施。 レブリミットも7500rpm以上へと引き上げられる。ターボチャージャー化が困難な理由は、インタークーラーを収めるスペースがないからだという。 もちろん、STIを名乗るに相応しいモデルにするため、サスペンションやブレーキを強化。同メディアは、BRZ STIのデビュー時期について、「2013年の春」とレポートしている。
2013年05月29日
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STI25年、渾身の一台・・・ですかネ。記事はRESPONSEからです。 ニュルブルクリンク24時間レースに向けてスバルテクニカインターナショナル(STI)は1月30日、富士スピードウェイにて参戦車両『スバル WRX STI』のレースカーをシェイクダウンした。 日本からは、吉田寿博選手と佐々木孝太選手が参戦し、欧州からさらに2名が加わる予定。2011年ならびに2012年にSP3Tクラスでトップを獲得したNBRチャレンジチームは、今年3連覇を目指している。 車両は、アンダースポイラーの大型化やボンネットダクト形状の変更、リヤタイヤハウス回りのオーバーフェンダー造形変更などを行い、主に高速コーナーでのタイムアップを目指している。 全長4580mmx全幅1855mmx全高1400mmの車両重量は1200kg。搭載するEJ20型エンジンは最高出力340psと最大トルク47kgf-mを達成。 スバル独自のシンメトリカルAWDシステムをレースカーにも採用している。 さらに、25周年を記念するSTIは特別仕様車のコンプリートカーを2013年に発売する予定。
2013年05月28日
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スバルのスポーツ車、BRZ試乗記。これは2012年4月Web CGに載った下野康史レポートです。 副題は『”スバリスト”も大満足』です。 トヨタとのタッグで開発された、スバルの新型スポーツカー「BRZ」。その仕上がりを、最上級グレード「S」のMTモデルで試した。 トヨタと富士重工の、いわば“資本提携記念共同開発車”が「86(ハチロク)」と「BRZ」だ。共同とはいえ、どっちが何をやったかをついつい探りたくなるが、間違いないのは、デザインとパッケージングがトヨタ、エンジンは富士重工だ。しかし、スバル水平対向初の直噴化には、トヨタの“D4”技術が使われている。生産は全量、富士重工で、ハチロクも群馬県太田の本社工場、元「サンバー」のラインがあった場所で作られる。 試乗したBRZは、「S」の6段MT。トルセンLSDや17インチホイールを標準装備する最上級グレードで、ハチロクだと「GT“リミテッド”」に相当する。両者とも若者に熱いラブコールを送るクルマだが、スタンスはあくまで“大人のスポーツカー”だ。上々の初期受注は一番高いグレードに人気が集中しているという。スバルの試乗車だから、当然、新宿のスバルビルにある広報部でクルマを借り、地下駐車場から走りだす。すると「これはスバルだ!」と即座に感じた。実はつい数日前、試乗会で乗ったハチロクには今ひとつピンとこなかったのだ。 なぜなのか、理由をずっと考えていたのが、そのときわかったのである。エンジンの“芸風”がトヨタ的ではなかったのだ。ロータス・エリーゼの魂は、あの軽量アルミフレームに宿るが、ハチロク兄弟の魂はエンジンに宿っている。乗ってみると、エンジンがいちばん支配的なクルマだということがわかる。とすると、この新型FRスポーツカーはスバルとして乗ったほうがわかりやすいし、しっくりくる。 直噴2リッター水平対向4気筒は200ps。リッター100psを実現したハイチューンユニットは、自然吸気のスバル・ボクサーユニットとしては、最も高回転を好む。7000rpmを超すと、計器盤に赤い警告灯がつき、7500rpm手前でリミッターに当たってやや唐突に頭打ちになる。とはいえ、シュンシュン軽く回るタイプではない。例えば、「ホンダ・シビック タイプR」の2リッターツインカムのような“抜け”のよさはない。回して使うよりも、下からのトルクに乗せて走ったほうが楽しいし、ハマる。100km/h時の回転数は、6速トップで2600rpm。そこからアクセルを踏めば、十分に力強い加速が得られるが、そんな低回転でも決してモーターのように滑らかではなく、ちょっとざわざわした回転フィールを伝える。豆腐なら、絹ごしじゃなくて、木綿豆腐だ。でも、そうしたキャラクターはスバルのフラット4そのものである。“サウンドクリエイター”によって演出された低音の排気音も、進化によってかき消されてしまったあのボクサーサウンドをほうふつさせる。パッケージングにおける最大のうたい文句は「低重心」だ。しかし、それよりもむしろワイドトレッド感のほうが印象的だ。ボディー全幅は1775mmだが、ステアリングを握っていると、もっとワイドなシャシーで路面をつかんでいる感じがする。まさにそれが低重心の成果なのかもしれないが。サスペンションはハチロクと同じだが、チューニングは微妙に異なる。BRZはフロントが硬め、ハチロクは逆にリアが硬めといわれる。 シャシーの性格は、ハチロクのほうがよりテールハッピーである。トラクションコントロールをフルに効かせていても、ハチロクはズルッと流れて、ギュッと止まる。けっこう派手に遊ばせてくれる。それに比べると、BRZはより安定志向で、ハチロクほどお尻は流れない。とはいえ、これだってワインディングロードでの楽しさは一級だ。同じFRでも、オン・ザ・レールで安定した「BMW 120iスポーツ」あたりと比べれば、はるかに自由度の高いFRドライビングが味わえる。ハッチバックではない完全なる2ドアクーペ。そのせいもあってか、ボディー剛性は極めて高い。ワインディングロードではこれだけ遊べるクルマでも、「大人のスポーツカー」たり得ているのは、ボディーに高品質な剛性感があるからだと思う。リアシートは2+2以上の広さをもつ。一方、後席背もたれを前に倒してトランクと貫通させると、外観からは想像できないほど広い床面積の荷室が生まれる。ロードバイク(自転車)なら1台、積めそうだ。細かいところだと、全開まで途中2段階のノッチがつけられたドアは、親切で使いやすかった。スバルはトヨタのグループに属する会社だが、ハチロク/BRZブラザーズというクルマのなかで、スバルの存在感はとても大きい。 かつて「AE86」を楽しんだ人たちが新しいハチロクに乗ったら戸惑うかもしれないが、スバリストはBRZをすんなり受け入れて、おそらく拍手喝采を送るだろう。「i-MiEV」や「リーフ」が現実のクルマになったいま、こんなにビート感のあるエンジン車が出てきたことを素直に喜びたい。
2013年05月27日
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究極のDriving Machine・・・SUBARUインプレッサWRXのコンセプトカー記事。 これは既報ですが、こちらはWeb CG記事からお届けします。 富士重工業は2013年3月28日、ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、コンセプトモデル「スバルWRXコンセプト」を世界初公開した。 「スバルWRXコンセプト」は、ハイパフォーマンスモデル「スバル・インプレッサWRX STI」の次期型をイメージした、新たなコンセプトモデルだ。 歴代のラリーマシンを思わせる青色(WRブルー・パールIII)に彩られたボディーは、大きく張り出したフェンダーや大口径のエアインテークで、ハイパフォーマンスをアピール。 その他、カーボン製のルーフパネルやリアのディフューザー、左右2本出しのマフラーエンド、BBS製の超超ジュラルミン鍛造1ピースホイール「RI-D」など、走りに関する装備も山盛りだ。 ボディーサイズは全長×全幅×全高=4520×1890×1390mmと、現行型の「インプレッサWRX STI(4ドア)」に比べて60mm短く、95mm幅広く、80mm低いディメンション。ホイールベースは135mm長い2760mmが確保されている。 パワートレインは、ターボエンジン+4WD。「あらゆる走行環境において、ドライバーの意のままに操る愉しさを実現する、究極のドライビングマシーン」とうたわれる。
2013年05月26日
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仏RENAULTのメガーヌR.Sの限定特別仕様車ですネ。チャンプ・ベッテル、F1といえばモナコGPが今年もやってきますネ。記事はRESPONSEからです。 フランスの自動車大手、ルノーは5月21日、『メガーヌR.S.レッドブルレーシングRB8』を欧州で発表した。 同車は『ルノー メガーヌR.S.にF1レッドブルレーシング仕様…限定車 RB8 登場(記事)メガーヌ』の高性能モデル、『メガーヌR.S.』(ルノー・スポール)をベースにした限定車。ルノーとレッドブルレーシングがF1で3度のタイトルを獲得したのを記念して、世界26か国で限定発売される。 ボディカラーは、レッドブルのF1マシンをモチーフに、専用の濃紺で塗装。 ドアミラーやルーフスポイラー、バンパーなどには、アクセントとしてプラチナシルバーを使用。リアとサイドには、レッドブルレーシングのデカールが配された。 インテリアは、レッドブルレーシングのロゴマークを、アルミ製サイドシルやフロアマットにあしらう。 「R.S.モニター2.0」と命名されたデータロガーシステムも採用。「コネクテッドRリンク」と呼ばれるマルチメディアシステムも標準装備する。 エンジンに変更はない。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力265psを発生する。 足回りは「カップ」仕様となっており、サスペンションを強化。ブレーキはブレンボ製となる。
2013年05月25日
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こちらはMERCEDESの新型Sクラスです。記事はRESPONSEからです。 ドイツの自動車大手、ダイムラーが5月15日に発表した新型メルセデスベンツ『Sクラス』。欧州では新型にも、引き続きクリーンディーゼルが用意される。 新型のディーゼルエンジン搭載グレードは、「S350ブルーテック」(欧州仕様)。3.0リットルV型6気筒ディーゼルエンジンは、ターボチャージャーで過給され、最大出力258ps/3600rpm、最大トルク63.2kgm/1600-2400rpmを引き出す。 このエンジンは、ディーゼルならではの力強いトルクが特徴。 最大トルク63.2kgmは、ガソリンのトップグレードで、4.7リットルV8ツインターボを積む「S500」(日本では「S550」)の71.4kgmに迫る勢い。 低回転域から豊かなトルクを引き出すディーゼルのおかげで、S350ブルーテックは0-100km/h加速を6.8秒で駆け抜け、最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。 ディーゼルならではの環境性能は、新型も高水準。 S350ブルーテックの欧州複合モード燃費は18.2km/リットル。CO2排出量は2世代目の「adBlue」採用で、146g/kmに抑えられた。メルセデスベンツは、「世界で最も経済的なV6ディーゼル」と説明している。
2013年05月24日
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英国Aston Martin車 ワンオフだそうですが・・・CC100、これはもうシュミのクルマであります。記事はRESPONSEからです。 英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーチンは5月19日、ドイツで開催中のニュルブルクリンク24時間耐久レースの場において、『CC100 スピードスターコンセプト』を初公開した。 同車は、アストンマーチンの創業100周年を記念して製作されたワンオフのコンセプトカー。1959年のルマン24時間耐久レースを制するなど、モータースポーツの世界で輝かしい戦績を残したアストンマーチン『DBR1』をモチーフに、未来のスポーツカー像を提案する。 フロントウィンドスクリーンのないスピードスターボディは、DBR1と共通する点。 ただし、CC100 スピードスターコンセプトの表情には、最新のアストンマーチンのアイデンティティが表現された。 ボディサイズは全長約4500mm、全幅約2000mm(ミラー含む)。車体やインテリアはカーボンファイバー製とした。 このカーボンファイバー技術に関しては、豊富なノウハウを持つMultimatic社が参画している。 搭載エンジンは、アストンマーチンの市販車と共通の「AM11」型と呼ばれる自然吸気の6.0リットルV型12気筒ガソリン。 トランスミッションはシーケンシャルモード付きの6速AT。CC100 スピードスターコンセプトは、0-100km/h加速ほぼ4秒、最高速290km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを実現する。
2013年05月23日
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MERCEDESの主流車 Eクラス、EはExecutiveです。記事はイズム・コンシェルジュからです。ほぼフルモデルチェンジと言えるほどの大々的な改良を経て生まれ変わったメルセデス・ベンツのアッパーミドルレンジにおけるコアモデル「Eクラス」が5月14日、ついに日本上陸。アップデートにおける変更箇所は2000以上の広範囲に及ぶ。にも関わらず、新Eクラスの価格は従来から据え置きとなる595万円(E250 セダン)から。注目の内容をレポートする。 新Eクラスのアップデートは実に多岐に渡る。メインとなるのは内外装の大胆なスタイルチェンジ、次期Sクラスに搭載予定とされる多くのシステムを先取りした先進の安全運転支援システムの採用、そして新型パワーユニットの投入だ。スタイリングはさらにモダンに、そしてスポーティに変化。フロントマスクには、AMGが誇る最高峰のスポーツモデル「SLS AMG」とも重なるスリーポインテッド・スターを中心に据えたビッググリルを配置。その両側には、これまで3世代に渡り親しまれてきている独立4灯デザインに新たな解釈を加えた流麗なフルLEDライトがデザインされる。このライトは、メイン/ポジション/ウィンカー/コーナリングライトの全機能を1枚のレンズでカバーするLEDハイパフォーマンスヘッドライトだ。これはEクラスとして初採用となる。リヤでは、同じく新意匠となるLEDコンビネーションランプや大型化されたエグゾーストが目を引く。 サイドビューは、セダン/ステーションワゴンともに伸びやかな2本のラインが特徴となる。従来あった、初代ミディアムクラス(Eクラスの源流となるW120型)のデザインをフックとしたフェンダーラインはその姿を潜めたが、シンプルかつシャープなラインが強調されたことでサイドビューはより洗練された。インテリアでは、ステアリング、ドアトリムなどにシャドウシルバーのアクセントをアレンジ。さらに新たにアナログ時計を採用。高級感と落ち着きに溢れた上質な空間が演出されている。 ドライビングに関するパートについても大型アップデートが実施された。エントリーモデル「E250」シリーズには、新型の排気量2.0リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載される。最高出力211ps、最大トルク350Nmというハイスペックは、従来モデルからそれぞれ7ps、40Nmの向上だ。そのうえで燃費効率も23%改善し、15.5km/L(JC08モード)を実現している。 Eクラス初となるハイブリッドパワートレインも登場。「E400 HYBRID アバンギャルド」には、メルセデスにとって第二世代となる最新ハイブリッドシステムが搭載される。新世代3.5リッターV型6気筒BlueDIRECTエンジン(最高出力306ps/最大トルク370Nm)に、高性能小型モーター(27ps/250Nm)を組み合わせたユニットで、バッテリーにはハイブリッド専用高効率リチウムイオンタイプを採用。燃費性能は同クラス最高水準となる15.5km/Lを達成した。 好評のディーゼルモデルもブラッシュアップ。「E350 BlueTEC アバンギャルド」は、高効率と高出力の両立をさらに前進させた最新世代のクリーンディーゼルエンジンを搭載。新型3.0リッターV型6気筒BlueTECエンジンを搭載。最高出力252ps、最大トルク620Nmは、それぞれ従来モデルを41ps/80Nm上まわるものだ。またステアリング機構が油圧駆動からフルエレクトリックタイプへと変更された点も大きなニュースだ。電動化によってさらに緻密なステアリングアシストコントロールを実現し、快適なドライビングとステアリング駆動パワーの省エネ化がはかられている。 メルセデス・ベンツが誇る安全性能においても大幅に進化。次期Sクラスに搭載予定の新世代システムが、先駆けて投入されたのだ。メインとなるのは従来からの「レーダーセーフティパッケージ」機能のさらなる強化(E250はオプション)だ。 衝突回避をサポートする自動ブレーキシステムのため従来から車両前方を監視する2種類のレーダーが搭載されていたが、新しいEクラスでは前方を対になったデジタルカメラ映像で解析する「ステレオマルチパーパスカメラ」や、車両後方を検知するレーダーを新たに採用する新システムが搭載される。これらにより、先行車との衝突回避をサポートする従来のブレーキアシスト・プラス(BAS)には、歩行者やクルマの飛び出し検知警告及び自動緊急ブレーキ機能が加わった。さらに、渋滞時の先行者自動追従機能を備えたディストロニックプラスには、ステレオカメラの走行車線モニタリングによるステアリング操作アシスト機能が付与された。また、後方からの衝突の危機に対して自動でブレーキ圧を高め自車をロックし、後突からの二次被害(玉突き衝突など)を軽減する機能も実装されるに至った。このほか、安全かつ快適な走行を支援するさまざまな新デバイスも投入される。 そしてこの新Eクラスのデビューに合わせ、シリーズのハイライトを飾るAMGモデルも刷新。機能とラインナップが強化された。 新たに設定されたAWDシステム搭載の世界最速セダン「E63 AMG S 4 MATIC」は最高出力585ps、最大トルク800Nmという圧倒的性能を誇る最新鋭の5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。セダンモデル世界最速となる、0-100km/h加速性能3.6秒というパフォーマンスを発揮する。EクラスのAMGモデルはこのE63 AMG S 4 MATIC(セダン/ステーションワゴン)を筆頭に、全4グレードにて展開。AMGモデルの価格は、1495万円(E63 AMG セダン)から1817万円(E63 AMG S 4MATIC ステーションワゴン)までとなる。
2013年05月22日
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1974年に初めて欧州に登場したVWゴルフ。日本登場、数えて七代目になります。燃費数値もさることながら、価格が安めに設定されていますネ。 記事はRESPONSEからです。 フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、7世代目になる新型『ゴルフ』を発表し、6月25日より販売を開始する。 新型ゴルフは、フォルクスワーゲンの新しいモジュール戦略「MQB」のもと開発された。TSIエンジンは、1.2リッター、1.4リッターともに新設計。1.2リッターTSIエンジンと7速DSGを組み合わせたモデルは、車両重量の軽量化効果と相まって、歴代ゴルフ最高となる21.0km/リットル(JC08モード)の低燃費を実現した。 また、1.4リッターTSIエンジンは、負荷の少ない運転時は、4気筒のうち2気筒が休止する自動気筒休止システム「アクティブシリンダーマネジメント(ACT)」を、ゴルフとして初採用し、7速DSGとの組み合わせで、19.9km/リットルの低燃費を実現。新型ゴルフは、全車エコカー減税100%対象となった。 安全面では、9つのエアバッグに加えて、ミリ波レーダーを採用したプリクラッシュブレーキシステム「フロント アシスト プラス」を標準装備。 さらに、2次衝突の危険を軽減するマルチコリジョンブレーキシステム、事前にシートベルトのテンションを高め、エアバッグの効果を高めるためにウインドーを閉じるプロアクティブ・オキュパント・プロテクションシステムなどの予防安全装備をこのクラスで初めて全車標準装備した。 なお、新型ゴルフは、1.2リッターエンジン搭載のエントリーモデル「TSIトレンドライン」、装備を充実させた「TSIコンフォートライン」、1.4リッターエンジン搭載の「TSIハイライン」の3グレードでの展開となる。 価格は249万円から299万円。
2013年05月21日
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こちらはSUBARUレガシィの追加車種などの変更、記事ですネ。B-Sportはお買い得感のあるグレードとなるはずです。この記事はRESPONSEからです。 富士重工業は、スバル『レガシィ』シリーズに改良を施すとともに、特別仕様車「2.5i B-SPORT/2.5i B-SPORT アイサイト」を設定し、5月14日より発売する。 今回の改良では、レガシィシリーズ全体のグレードラインアップを見直し、質感高くスポーティな装備ながら、リーズナブルな価格とした特別仕様車「2.5i B-SPORT/2.5i B-SPORT アイサイト」を新たにグレードラインアップに加えることで、レガシィシリーズの商品力強化を図った。 今回の改良と特別仕様車の展開により、レガシィ販売台数の約9割を占めるアイサイト装着車を、買い求めやすい価格から購入できるよう見直した。 「2.5i B-SPORT/2.5i B-SPORTアイサイト」は、レガシィのスポーティモデルである「2.5i アイサイト Sパッケージ」と共通デザインとなる専用フロントグリルやブラックベゼルのHIDロービームランプをはじめとする外装仕様を設定。 エントリーモデルながら、マルチインフォメーションディスプレイやフルオートエアコン(左右独立温度調整機能、後席ベンチレーション)も装備するなど、上級仕様を随所に織り込んだ仕様とした。 さらに、追加パッケージとしてメーカー装着オプション設定した「2.5i B-SPORT アイサイト Gパッケージ」は、外装に加え、内装も「2.5i EyeSight Sパッケージ」をイメージさせるスポーティで上質な仕様とし、充実した上級アイテムを装備しながらプラス15万円と買い得感のあるパッケージとした。 価格はツーリングワゴン 2.5i B-SPORTが252万円、同2.5i B-SPORT アイサイトが262万5000円、同2.5i B-SPORT アイサイト Gパッケージが278万2500円など。
2013年05月20日
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そうです!五月はSUBARU車がモデルチェンジする時期なのです。さて、現行型インプレッサはどうなったのでしょうか? 記事はRESPONSEからです。 富士重工業は、スバル『インプレッサ スポーツ/G4』の特別仕様車「1.6i-L/2.0i/2.0i アイサイト アイボリーセレクション」を5月31日より発売する。 特別仕様車は、インテリアに明るく開放的なイメージのアイボリーシートに加え、快適性を高めるための装備を採用。 エクステリアにはシックな雰囲気をもたせたクロームメッキのドアハンドルや、ブラックハイラスター塗装のアルミホイールを装備することで、上質感を高めた仕様とした。 価格は182万1750円から231万5250円。
2013年05月19日
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SUV車といってもVOLVOのクルマなので、スポーツGTに加えました。記事はイズム・コンシェルジュに載りました。 洗練されたデザインと次世代を見越した最先端の安全装備で、注目を集め続けているボルボの最新エントリーコンパクト、V40シリーズ。そのラインナップに5月7日、SUVの個性をミックスした新グレード「V40 クロスカントリー T5 AWD」が加わった。価格は359万円。本格クロスオーバー「XC」シリーズでも高い人気を得ているボルボが放つ新世代コンパクトSUVを、早速レポートしたい。 今年2月に国内に導入されたボルボの新生コンパクト・V40シリーズは、ボルボのS40(セダン)/V50(エステート)/C30(パーソナルクーペ)の各モデルが持つ個性をブレンドし、そして進化させるという全く新しいコンセプトのもとで誕生したという経緯を持つ。そうして生まれたV40シリーズには、ボルボらしさが凝縮されたハイセンスなデザインと同時に、これまでにない新しさをひと目で感じさせてくれた。 今回登場した「V40 クロスカントリー」のエクステリアには、V40が持つこうした決定的な美しさや新しさに加え、アクティブな走りを彷彿させる”逞しさ“がプラスアルファされている。そのアレンジを具体的に紹介すれば、大胆にグラファイトカラーパーツがアレンジされた専用デザインのバンパー、ハニカムメッシュ×クロームフレームのコンビによる専用フロントグリル、型押しで「CROSS COUNTRY」のキャッチが入れられたスタイリッシュなリヤバンパーなどがその代表で、さらに専用ルーフレールや30mm高められた全高、17インチサイズの足まわりといったディテールも、機能性の高さをアピール。V40の本質的な美しさに必要なだけの筋肉が与えられたかのようなバランスでまとめあげられており、シティカーとオフローダーとの境界部分をピタリ射止めたかのような、清々しさすら感じさせるスタイルだ。 インテリアもまたハイセンスな空間だ。遠景にのぞむ稜線のようなナチュラルなラインで構成されたダッシュボードまわり、そこに高解像度フル液晶パネルで仕立てられたデジタルメーターパネルやフローティング・センタースタックといったボルボのアイデンティティがとけこんでいる。センタースタック部には落ち着きあるブロンズカラーのメタリックパネルがあしらわれるが、これはクロスカントリー専用ディテールで「カッパードーン」と名付けられたアルミニウムパネルである。V40シリーズで最もスポーティなモデル「T5 R-DESIGN」では、ここにレーシングストライプをイメージした専用意匠があしらわれる。センタースタックのトップディテールは、各モデルのキャラクターを表すひとつのキーともなっているのだ。 V40 クロスカントリーに搭載されるエンジンは排気量2リッターの直列5気筒ターボエンジンのT5。最高出力は213ps、最大トルク30.6kgを誇る。 これにスポーツモード付き6速ATを組み合せ、駆動方式にはクロスカントリーの名にふさわしくAWDを採用する。V40シリーズにはボルボ初となるエンジンスタート/ストップシステム(アイドリングストップ機構)が採用される。高効率パワーユニット、ブレーキエネルギー回生システムなどとの組み合せで、従来の同レンジのボルボAWDモデル比で約42%の燃費向上となる12.4km/Lの燃費性能を得ている。さて、クロスオーバータイプのクルマには、その車体に拡張された機能性と同じように、走りにも豊かなキャラクターを期待してしまうものだ。今回、軽井沢周辺の市街部と峠道をV40 クロスカントリーで試乗する機会を得たが、その乗り味はこの期待に応えてくれるものであった。低回転域からエンジンのパワーが立ち上がり、また2700rpmから5000rpmのエンジン回転域で最大トルクを発生してくれる特性により、必要とあればいつでも十分なパワーとともにクルマを加速させることができる。それに、乗り心地はしなやかで安定感のあるものだ。エクステリアが表現するたくましさやスピード感のイメージをそのまま体感しているかのような心地良いドライビングを味わわせてくれる。 スタート/ストップシステムは市街地走行での停止のおり、燃費効率を高めるべく頻繁にエンジンを停止させるが、ブレーキのリリースからのリスタートと駆動力伝達レスポンスが絶妙で、走りのリズムにしっかりととけ込んでくれるのが好印象だった。ちなみに今回の試乗で試す機会はなかったのだが、急勾配を下る際に車速を自動制御してくれる「ヒル・ディセント・コントロール」も標準装備となる。世界で初めて50km/hの速度域までの作動を許容した追突防止・被害軽減フルオートブレーキの新型シティ・セーフティを筆頭とする数々の安全装備とともに登場したボルボV40だが、そのベースから発展したV40 クロスカントリーは、ある程度想像はしていたもののやはり素晴らしく魅力的である。 国内外各カーメーカーがコンパクトクラスをターゲットとしたSUVバリエーションを揃える中、ボルボの新しいV40 クロスカントリーは「このクルマを選びたい」と、心が動かされるファクターに溢れているのだ。これからの自動車社会を見据えながら、アクティブなライフスタイルを創造するアクセントとして選ぶことができる、価値ある1台だ。
2013年05月18日
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LAMBORGHINI車。他人を乗せない、自分ひとりのためだけに存在する・・・その名はエゴイスタ・・・です。記事はRESPONSEからです。 イタリアのスーパーカーメーカー、ランボルギーニは5月12日、ワンオフのコンセプトカー、『エゴイスタ』(EGOISTA)を発表した。 エゴイスタは、ランボルギーニの創業50周年記念車の最後を飾るモデルとして、披露されたワンオフモデル。ランボルギーニが属するフォルクスワーゲングループで、デザインを主導するワルター・デ・シルバ氏が、ランボルギーニの創業50周年に敬意を表してデザインした1台。 エゴイズムを意味するエゴイスタの車名は、1名乗りのシングルシーターという点に表現。 他人を乗せない、自分ひとりのためだけに存在するスーパーカーというコンセプトを掲げる。 そのフォルムは、米軍などに採用されているヘリコプター、『アパッチ』をモチーフとして、アグレッシブなデザインを採用。 ランボルギーニが推進する最先端のカーボンファイバー技術も導入し、非常に軽量に仕上げられた。キャビンを覆うキャノピーは、脱着式。 ミッドシップには、『ガヤルド』用をベースとした5.2リットルV型10気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は600psと、『ガヤルドLP560-4』に対して40ps引き上げられた。 ワルター・デ・シルバ氏は、「創業者のフェルッチオ・ランボルギーニが言っていたように、人を乗せるための車を作るのではない。 自分自身が楽しむための車を作るのだ」とコメント。なお、エゴイスタの量産計画はない。
2013年05月17日
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これはWeb CGレポートです。 副題は「MINIの皮を被ったリアルスポーツ」です。 MINIファミリーきっての武闘派モデル「MINIジョンクーパーワークスGP」に試乗。200台限定の、スポーツカーに比肩するハードコアな走りを堪能した。 空冷ポルシェ、930型「911」の堅牢(けんろう)感があった。アクセルを踏み込むと、直噴ターボエンジンがすかさずレスポンスを返す。1.6リッターにして、最高出力218psをストレスなく紡ぎだす。前輪がアスファルトを踏みしだく。トルクステアで、ステアリングホイールが激しく上下動し、215/40R17のクムホタイヤがボディーをひきちぎらんばかりに駆動する。強固なボディーはそれをみじんも許さず、一塊となって猪突(ちょとつ)猛進する。こいつは、MINIの「GT3」である。 「ジョンクーパーワークス」とはもちろん、1950年代から60年代にかけて、F1レースとMINIの高性能モデルで大成功をおさめたイギリスのエンジニア、ジョン・クーパーに由来するMINIのサブブランドである。私は生前のジョン・クーパーを見たことがある。1989年、MINIの生誕30周年記念パーティーがイギリスはシルバーストーン・サーキットで盛大に開かれたときのことだ。クーパーさんはワイシャツにネクタイ、ネイビーブレザーを着ていた。ワイシャツはきれいだったけれど、襟が擦り切れていた。それはもしかしたら、イギリス的なオシャレであったのかもしれない。私の記憶では、特設テントでのパーティーの席で、MINIの生みの親、サー・アレック・イシゴニスの思い出を彼は語った。MINIのドアポケットはどうしてあんなに大きいのか? イシゴニスがジンのボトルを入れるためだったのさ。場内爆笑。いや、このエピソードを披露したのは、「クーパーS」でモンテカルロを制したパディ・ホプカークだったかもしれない……。BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)MINIがBMW MINIとなってはや幾とせ。 バイエルンのエンジン製造会社の、当時の社長ベルント・ピシェッツリーダーが、サー・アレックのおいっ子であったことは、MINIとMINIファンにとって僥倖(ぎょうこう)であったといわねばならない。このような血脈こそ、ヨーロッパの歴史の厚みなのだ。まことに、MINIほど愛されているイギリス車はないのである。 最大の美点はレスポンシブなことである。エンジンもビビッドなら、ステアリングもビビッド。冒頭、トルクステアでステアリングがもっていかれると書いたけれど、それはあなた、コンピューターゲームでコースアウトした際にコントローラーがぶぶぶぶと震える比ではない。クラッチを踏んで、6段MTを操作する。左足に実在の足応えがあり、左腕に確かなゲートとその奥のギアの存在を感じる。そうして、私の両腕と両足との連携によって、MINI JCW GPは私の拡大した肉体となり、私を活性化する。閉じられていた神経回路がつながっていく。100km/h巡航中でも、エンジンのうなり声が聞こえ、ドライバーは終止、上下に揺すられ続ける。山道では、専用のサスペンション設定によってスイスイ曲がる。アドレナリンが湧き出し、怠惰に眠ろうとしたがる私の精神をたたき起こす。かくして、楽しいなぁ、楽しいなぁと感じながら、箱根をうろうろ走りまわることになるのであった。スポーツカーは、ロードカーの終わるところで始まり、レーシングカーの始まるところで終わる。とするならば、MINI JCW GPは、まさしくスポーツカーである。そのままではないにせよ、このクルマにはMINIのワンメイクレース、「MINIチャレンジ」で鍛えられたテクノロジーが注ぎ込まれている。 そしてなにより、ステアリングを握る者に、軽い疲労と生きる元気を与えてくれる。これこそ愛好家にとって、自動車の醍醐味(だいごみ)ではあるまいか。
2013年05月16日
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PORSCHE911。これはWeb CGに載った記事なのですが、ここではTurbo-S中心にお伝えしていきましょう。 ポルシェ ジャパンは2013年5月7日、新型「911ターボ」と「911ターボS」の予約受付を、同年5月14日に開始すると発表した。 今回発表された新型911ターボと911ターボSは、ともにダイレクトフューエルインジェクションや可変タービンジオメトリーを採用した3.8リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は911ターボで520ps、同ターボSで560psと、ともに従来モデルより20ps向上している。組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチ式7段セミATのPDKで、駆動システムには「PTM」と呼ばれる新開発の4WDを採用している。 また、911のターボモデルとして初めて、可変スタビライザーの「PDCC(ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム)」を採用。911ターボにオプション設定、同ターボSに標準装備とした。さらに、両モデル共通の新機能として、新たに後輪操舵(そうだ)システムの「リアアクスルステア」が導入された。後輪の操舵角は最大2.8°となっており、50km/h以下では後輪を前輪と逆方向に切ることで、優れたコーナーリング性能と取り回しの良さを実現。一方80km/h以上では、前輪と同じ方向に後輪を操舵し、優れた高速安定性を確保している。 ポルシェによると、このシステムによって得られる効果は、低速時にはホイールベースを250mm縮めたのと、高速時には500mm延長したのと同等とされている。このほかにも、ターボモデルとして初めてアクティブエアロダイナミクスシステムが採用された。このシステムは、空気圧で3段階に展開するフロントリップスポイラーと、同じく3段階に調整可能なリアウイングによって構成されており、効率性を重視した「スピードポジション」やダイナミックパフォーマンスを高める「パフォーマンスポジション」などを、ドライバーの意思で選択することが可能。このシステム単体で、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムを2秒短縮できるほどの効果があるという。 これらの技術により、911ターボの0-100km/h加速はオプションの「スポーツクロノパッケージ」装着車で3.2秒と、従来モデルの911ターボSを0.1秒上回るタイムを実現。最高速は315km/hとされている。一方、PDCCやアクティブエンジンマウント、カーボンセラミックブレーキなどを標準装備する911ターボSの動力性能は、0-100km/h加速が3.1秒、最高速が318km/h、標準タイヤでもニュルブルクリンクの北コースを7分30秒以下で走ることが可能とされている。一方で、燃費性能も改善が図られており、パワーユニットと動力軸を切り離して滑走するコースティング機能や、アイドリングストップ機構などを採用。NEDC(新ヨーロッパ走行サイクル)に基づく計測では、燃料消費率は従来モデルより16%低い9.7リッター/100km(約10.3km/リッター)に抑えられている。 エクステリアは911のモデルチェンジにともなう100mmのロングホイールベース化と、911ターボならではのワイドなリアセクションが特徴。特にリアボディーパネルは、「911カレラ4」より28mmもワイド化されている。またツートンカラーの20インチ鍛造ホイールも外観上の特徴の一つで、911ターボSにはセンターロックタイプを採用。911ターボSには、ウエルカムライトやヘッドライトコントロール機能を組み込んだフルLEDヘッドライトも標準装備される(911ターボでもオプションで選択可能)。 インテリアについても、911ターボSにはブラック/カレラレッドの専用内装や、メモリー機能付きの18段階電動調節機構を備えた「スポーツシート・プラス」などを採用。 シートのバックレストはダブルステッチとカーボンルックのパーツをあしらったレザー仕上げとなっている。また、先代モデルと同じくBOSEサウンドシステムが標準装備となる。 ハンドル位置は、いずれも左右から選択が可能。価格は911ターボが2030万円、同ターボSが2446万円。
2013年05月15日
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何て言っても・・世界のスーパーカー代名詞・・LAMBORGHINIです、から。記事はイズム・コンシェルジュからです。 スーパースポーツカーの世界においてその頂を疾走し続けるブランド「ランボルギーニ」は、2013年に創立50周年を迎える。3月にスイスで開催されたジュネーブ国際モーターショーでは、このアニバーサリーイヤーを祝う記念モデルとして、世界限定わずか3台、価格300万ユーロという「ヴェネーノ」の発表が行なわれたことが記憶に新しい。 ランボルギーニは、4月19日に開幕した上海モーターショーにおいて、このヴェネーノに続く新たな記念モデルを発表した。同社のフラッグシップモデルであるアヴェンタドールLP700-4をベースとした「アヴェンタドールLP720-4 50° アニヴェルサリオ」だ。 アヴェンタドールLP720-4 50° アニヴェルサリオは、進化した空力スタイリング、出力が20ps上乗せされたハイパワーエンジン、特別塗装、専用素材が用いられたインテリアなど、記念モデルの名にふさわしいスペシャルアレンジが施された1台だ。 エクステリアは、2012年のジュネーブモーターショーで発表された世界限定1台のみのスペシャルモデル「アヴェンタドールJ」のテクノロジーとスタイルを取り入れた専用スタイリングが与えられている。フロントノーズは上下スプリットタイプのバンパーデザインが採用され、それに伴いエアダクトも大型化。さらにバンパー両サイド端には小型フラップが追加された。リヤエンドは、ボディ下面からリヤエンドへ抜けるエアの整流効果を一段と高めると思われる大型のでィフューザーが備わる。 また、エンジン直後に位置するパートは大型のメッシュが配置され、エンジンルームの換気性能がより高められた。エンジンは、新たにチューニングを施すことでベースモデルから出力を20ps向上させ、最高出力は720psに達している。組み合わされるトランスミッションは7速IRS、最高速度は350km/h、0-100km/h加速性能はわずか2.9秒である。ボディカラーは「Giallo Maggio(ジャロ・マッジョ)」と名付けられた新色が採用される。透明かつ非常に反射の強い粒子の層を持つ黄色のカラーで、特に太陽の下で強い輝きを放つ特性を持つ。なおジャロ・マッジョとは「5月の黄色」を意味しており、これはランボルギーニが1963年5月に創設されたことにちなんでのものだ。またこの特別なボディカラーとのコンビネーションとしてバンパーレベルにマットブラック塗装を、またホイールにもハイグロスブラック塗装を施すことで、ランボルギーニらしい極めてアグレッシブな外観を生み出している。 インテリアの採用されるのは、アニヴェルサリオのために開発されたレザーだ。上質かつナチュラルな風合いを味わうことができるセミアニリン仕上げのレザーで、入念ななめし行程と染色作業により非常に細かなキメと滑らかさが与えられている。シートやドアトリムにアレンジされたダイヤモンドパターンの「Q-シゥラ ステッチ」も、この記念モデルのために用意されたモチーフだ。アヴェンタドールLP720-4 50° アニヴェルサリオは、全世界限定200台の限定販売となる。100台がクーペ、そしてもう100台がオープンモデルのロードスターという内訳だ。上海モーターショーではこのほか、V10エンジン搭載のガヤルドをベースとした記念モデル「ガヤルド LP560-2 50° アニヴェルサリオ」も発表。 半世紀に渡るランボルギーニの情熱的なヒストリーを彩るにふさわしいエキサイティングな記念モデルたちは、世界中の愛好家たちをさらなる歓喜へと誘うこととなるだろう。
2013年05月13日
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独PORSCEのパナメーラが大幅改良して、登場してくるようです。記事はRESPONSEからです。 ポルシェは4月3日、『パナメーラ』の大幅改良モデルを発表した。実車は4月20日、中国で開幕する上海モーターショー13で初公開される。 大幅改良モデルのハイライトが、ホイールベースを延長したロングボディ、『エグゼクティブ』の追加。これは、主に富裕層の要望を受けたもので、パナメーラとしては初めて、2種類のボディが用意されることになる。 ロングホイールベース仕様車のエグゼクティブは、『パナメーラターボ』と『パナメーラ4S』に設定。ホイールベースを150mm長くしたことで、車内後部の足元がさらに広くなり、快適性が高められた。リアシートの快適性をとくに重視。 革新的なエアサスペンションを装備することで、卓越した走行快適性とポルシェならではのドライビング特性を両立しているという。 また、『パナメーラS』とパナメーラ4Sは、エンジンをダウンサイジング。従来の4.8リットルV型8気筒自然吸気に代えて、3.0リットルV型6気筒ツインターボを搭載する。 V8比でパワーは20ps、トルクは2kgm向上。それでいて、燃費性能は18%改善させた。 全車が外観をリファイン。フロントは、大型化されたエアインテークやヘッドライトに流れるラインが目を引く。サイドでは、より後方に傾斜したウインドウスクリーンを採用。 テールゲートも変更され、広くなったリアウインドウが、ワイドでスポーティなイメージを強調。また、幅の広いスポイラーなど、リアセクション全体のデザインが見直されている。
2013年05月12日
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アッと驚くような、クルマの記事を載せることができそうです。まずはVWゴルフGTIのアッと驚く情報です。記事はRESPONSEからです。 フォルクスワーゲンは5月8日、オーストリアで開幕したグループのファン感謝イベント、「Wortherseeツアー」において、『デザイン ビジョンGTI』を初公開した。 同車は、欧州で発表されたばかりの新型『ゴルフGTI』をベースに、究極の高性能を追求したコンセプトカー。そのデザインやメカニズムには、レーシングカーの世界が表現されている。 市販版の新型ゴルフGTIは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンを搭載。ノーマル状態で、最大出力220-230psを引き出す。ところが、このデザイン ビジョンGTIでは、直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボ「TSI」に換装。 もちろん、このV6 TSIもフルチューンを受けており、最大出力は503ps/6500rpmと、ノーマルの倍以上のパワーを獲得。 最大トルクは57.1kgm/4000-6000rpm。51kgmものトルクを、2000rpmという低回転域から発生する特性とした。 トランスミッションは、デュアルクラッチの「DSG」。駆動方式は4WDの「4モーション」。デザイン ビジョンGTIは、0-100km/h加速をわずか3.9秒で駆け抜ける。 最高速は300km/hと、スーパーカーの領域。 もちろん、ブレーキやサスペンションは強化。ブレーキローターはフロント380mm、リア356mmの大径タイプ。セラミックブレーキディスクを採用する。タイヤは20インチで、フロントが235/35、リアが275/30とワイド。サスペンションには、サーキット向けのセッティングが施される。 外観は、ほとんどレーシングカー。ボディはワイド化され、専用のエアロパーツによって大幅に迫力を増した。 ボディサイズは全長4253×全幅1870×全高1385mm。市販のGTIよりも15mm短く、71mmワイド、57mm背が低い。フォルクスワーゲンによると、新モジュラープラットホーム、「MBQ」の柔軟性を生かし、市販のGTIよりもフロントアクスルを前方へ移動させ、フロントオーバーハングの短縮とロングホイールベース化を図っているという。
2013年05月11日
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MERCEDESの最上級オープンカー、SLK試乗記が登場します。★の数はこれ以上ありません。記事はRESPONSE島崎七生人レポートからです。 W201(190E)以来、日本市場では実に21年振りとなるMTのメルセデス・ベンツ、『SLK200 BlueEFFICIENCY MT』。果たしてその出来は?と走らせてみると、目からウロコが落ちた。 とにかくクラッチミートが相当にやりやすい。必要な踏力/反力/ストロークはどれも自然。スッと呆気なく繋がるクラッチは、最新の同社の2ペダル・デュアルクラッチのようだ。ホールド機能&ヒルスタートアシスト付きだから発進前にクルマが不用意に動いてしまうこともない。シフトタッチもよく、各ポジションへの“入れる”と“抜く”は、程よい手応えを感じながらスムースに実行できる。ただしR(リバース)へは、左方向へしっかり力を込めて押す必要がある。とはいえ、せっかくのMT車なのに操作フィールは二の次、三の次、あくまで機能本位……そんな古めかしい雰囲気のクルマも少なくないなか、SLKのMTは、上質感があり操作もしやすく、とても現代的なMTの印象だ。 エンジンもいい。184ps/27.5kg-mの性能の4気筒1.8リットルターボは、他の『SLK200』と同じ。ところが6速MTとエンジン特性のマッチングが(当然だが)ドンピシャで、ATで乗るのとは別物のような走りが堪能できる。出足からペースを上げるまで、思いのまま気持ちよく走らせられるし、ギヤ比自体、街中など日本の道路事情でもあつかいやすい。 前/後=760/700kgの車重のボディと足まわりは、安心して“飛ばせる”クイックさ、安定感。上質、スムースなステアリングフィールはFRらしく、後輪への駆動力の伝わり方もシートバックを通し手にとるようにわかる。 試乗車はオプションの「AMGスポーツパッケージ」を装着。18インチタイヤ、スポーツサスペンションなどが組み込まれていた。けれど乗り心地はまったく不快ではなく、日常的な乗用車としても問題なく通用するレベル。 バリオルーフの造りはよく、使用状態で異音など発生しない。試乗時は気温が低く、オープン時に、首を後ろから温風で暖めてくれる機能を使いありがたみを実感。これだけ自然体でピュアな走りが楽しめるのなら、かつてのSLのようにソフトトップでも似合うのでは?とも思った。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★★★ インテリア/居住性:★★★★★ パワーソース:★★★★★ フットワーク:★★★★★ オススメ度:★★★★★
2013年05月10日
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Matt DavisによるSUBARU BRZ試乗記、それでは完結編です。 そして、これをもって書き溜めた日記も一応、終わりとなります。 実に長い間、『あっしだけの日記』をご愛読いただき、重ねてありがとうございました。《RZのブレーキ、エキゾースト、そしてホイールとタイヤのカスタマイズでアフターマーケットが賑わうだろう》 ブレーキはごく普通のディスクとキャリパー(フロントは直径11.6インチ2ピストン、リヤは11.4インチのシングルピストン)だが、ブレーキ力には全く問題がなかった。スロットルをすばやく戻すと、かなり効率良くエンジンブレーキが効いたことも一因だろう。それでもブレーキやエキゾースト、ホイールとタイヤのカスタマイズをするオーナーは多いだろう。よく出来ているからこそ、走りの楽しさをより感じられる車にしたいと願うからだ。 自然吸気のボクサーは、低回転域ではポート噴射を用いるが、高回転域ではトヨタ由来の直噴も併用している。この機構では、エキゾーストはかすれ気味のテノールとなってしまう場合が多い。しかしBRZでは吸気バルブと一体となった4-2-1の排気レイアウトの採用により、スバルらしい、よりハスキーなサウンドを聞くことができた。(STIやイギリスまたは日本の特別スペックモデルを除いて、これほど気持ちのいいサウンドを楽しんだ覚えがない)。 もちろん、テールパイプが迫力のサウンドを奏でるには、回転数を上げることも必要だ。私は最高のパフォーマンスを得るために1日中、高回転域をキープしていたので、サウンドもそれに相応しいものになっていたのだろう。 BRZと86について、出力やトルクをもっと上げられなかったのか、という議論が上がるのは当然だろう。しかし、5速に入れても、頭打ちにならずに加速し続けてくれる性能を持ちながら、リーズナブルな価格を持ったBRZに「もっとパワーを!」というのは無い物ねだりだ。BRZのマニュアル車の燃費は、都市部と高速道路の平均値がリッター10.6km(AT車はリッター11.9km)。私と相棒は1日中かなり激しいドライブをしたが、なんとか平均でリッター6.8kmを達成することができた。《ヒール&トウにピッタリのペダルポジションを備えたMT車は群を抜く魅力を放っている》 私はAT車も試してみたが、マニュアル車ほどの満足感は得られなかった。AT車の変速比1:1は4速だという点が、私にとっては論外なのだ。スポーツモードでの走りはかなりいいが、ヒール&トウにピッタリのペダルポジションを備えたMT車は群を抜く魅力を放っている。 《「将来的には、284psまで上げようと考えています」》 これから2年半か3年後に、BRZがターボチャージャー付きのSTIモデル風にチューンされる可能性について、増田氏に単刀直入に聞いたところ、彼の口に上った数字に私は度肝を抜かれた。「将来的には出力を284psまで上げようと考えています。ターボチャージャー付きも十分あり得ると思います。」それならば最大トルクは34.6kgmくらいまでいくのだろうか。増田氏は否定も肯定もしなかったが、そのようなモデルが完成してもSTIの名は冠さないだろうとは言っていた。 装備面で残念なのは、私が試乗した欧州仕様車に取り付けられていたデュアルテールパイプは、北米仕様車では、安全基準の関係でリアバンパーの下に隠されてしまう点だ。その他、欧州仕様車との違いは、スペアタイヤの追加、サテライトナビゲーションシステムの標準装備、そしてフルフロアアンダーカバーのオプションがないことだ。更にテールライトのアウターリフレクターは赤になり、ヘッドランプ内のインナーリフレクターはアンバーになる。最後に付け加えておくが、リヤシートは一体可倒式となっていて、これは少々不便かもしれない。 全体的に見れば、BRZはかなり魅力的な車だ。90年代後半のトヨタ「セリカ」とオペル「GT」のオリジナルモデルのファンである私の好みにピッタリ合っている。ボディーカラーと同色のリアスポイラーも申し分ない。これはリミテッドでは標準装備で、プレミアムではオプションとなる。シルバーとブルーのBRZを一日中眺めていて、唯一気になったのはテールライトの形がシボレーと似ていることだけだった。 今後、サーキットでのテスト走行でタイヤやトルク、ブレーキに関する様々な意見が飛び交うのは目に見えている。しかしBRZはレースカーではなく、あくまでクラシックなスポーツカーなのである(1970年代中頃までポルシェが提供していた廉価モデルに類する)。北米に投入される2グレードの価格はプレミアムがおよそ2万5000ドル(約205万円)から、リミテッドは2万7000ドル(約222万円)程度となる見通しだ。オプションやアクセサリーは今のところほとんど存在しない。AT車の生産は初注文の3割のみで、価格は3万ドル(約250万円)ほどになるだろう。しかし600店のスバルディーラーがあるアメリカに投入される台数が月にたった500台であることを考えると、その争奪戦はすさまじいものになることは必至だ。BMW「1Mクーペ」のように入手困難なスポーツカーとなることも十分予想される。スバルにはディーラー価格のつり上げに十分注意を払って欲しい。 トヨタ・スバルの軽量かつコンパクトな2+2シーターの3モデルが北米でもかなりの反響を呼ぶことは間違いない。中でも、私はこのBRZをお薦めする。何といってもスバルのFA20水平対向4気筒を搭載するオリジナル・モデルであり、生産がスバルの工場で行われるからだ。BRZの性能のみならず、特徴のひとつひとつや、手頃な価格設定、入手の困難さが相まって、販売はかなり勢いづくことが予想されるがスポーツカーファンにはぜひ手に入れていただきたい1台だ。
2013年05月09日
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Matt DavisによるフランスでのBRZ試乗記。それでは、その2です。 パッケージングと燃費が重視される傾向にある中、最近の自動車メーカーはこぞって電動パワーステアリングをスポーツカーに採用しようとしている。我々は過去半年間で数々のモデルに搭載された電動パワーステアリングを評価してきた。まず新型メルセデス「SL」のステアリングは路面感覚が伝ってこない。アウディは幾分重めだが、「重すぎる」と感じたのがポルシェ「ボクスター」。新型「911」はボクスターと同じZF製のステアリングだが、ボクスターよりも評価できる。そして最も優秀なのは新型BMW「3シリーズ」だ。しかしBRZのクイックな13:1のステアリングギア比は、ジェイテクト社製電気アクセルを伴い、相手が3シリーズであっても全くひけを取らない。事実、私は相棒が「このステアリングは最高だね。電動だということをみじんも感じさせない」とつぶやくまで、ステアリングが電動だということを完全に忘れていたくらいだ。 《BRZの超低重心と低慣性モーメントは、どんな車にもひけを取らない》 ステアリングホイールとシャシー、そして自分の耳を経由して、走りのダイナミクスを直に感じることができる反応のよさは、エンジニアの優れた決断の賜物だろう。すでに詳細をご存知の方も多いと思うが、ここで繰り返しておく。まず路面からわずか460mm という超低重心と低慣性モーメントはどんな車にもひけをとらない。相手がフルオプションのポルシェ「ケイマンS」やフェラーリ「458イタリア」であっても互角に渡り合えるだろう。これは言うなれば、トヨバル計画の基本的な第1目標だ。この性能があればこそ、他のスペックが生きてくるのだ。 次は軽量化されたボディについて述べよう。マニュアルギアボックス搭載の標準装備での車重は1230kg。これはマツダ「RX-8」や同様の装備をしたヒュンダイ「ジェネシス・クーペ」よりも軽量で、標準仕様のシボレー「カマロV6」を450kg以上、下回っている。つまりBRZは今日のFR 2+2シーターでは最も軽量で車高が低く、それだけでも他モデルより優れていると言える。 エンジンを可能な限り低く、後部に搭載できたことは、トヨタとスバルの協力があってこそだ。新しいFA20自然吸気式2.0ボクサーエンジンは、インプレッサの2.0リッターエンジンに匹敵する驚くほどコンパクトなエンジンだが、搭載位置はインプレッサよりも約120mm低く、約240mm後部に寄っている。バッテリーはエンジンルームの中で運転席の右側にあたる部分に据えられ、前後の重量配分は53:47だ。 BRZの実路での走りは、実に悠々としていた。ノーマルモードでのビークルスタビリティコントロール(VSC)は後輪の横滑りを感知して車両を安定させてくれるが、がんじがらめの抑制ではない。ナポレオン街道の多種多様なヘアピンカーブで、気ままにテールを振る私のドライビングスタイルに合わせて、ブレーキ力がうまく制御されていた。VSCスポーツモードスイッチでレベルを選択することにより、どんなヘアピンカーブでも、よりスムーズに、ちょっとしたドリフトを楽しみながら走行することができるのだ。 それまでの走りも申し分なかったが、私はトラクションコントロール(TRC)も切り、高回転域をキープしながらドライブをしてみた。BRZの卓越したシャシーバランス、カーブでのわずかなロール、標準装備のトルセンLSD(リミテッド・スリップ・デフ)、そして直径365mmの小径ステアリングホイール――こうした装備によって徐々に運転に余裕が生まれ、道路がどんなに険しくなろうとも慌てることは一度もなかった。更にフロントホイールのキャンバー角は0度、リヤはマイナス1.2度。BRZは、あくまでも安全に自分のスキルを試してみることを可能にしてくれる車なのだ。
2013年05月08日
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SUBARUのリアル・スポーツ車、BRZの試乗記はいろいろあるようですが。やはり、ピカ一はこれ! AutoBlogに載ったMatt Davisレポートからです。 2011年12月、Autoblogのライターの1人が、栃木のサーキットでスバル「BRZ」のプロトタイプに試乗した。幾分限られた条件下ではあったが、印象はかなり良かったようだ。また、兄弟車であるサイオン「FR-S」(日本名:86)を袖ヶ浦フォレストレースウェイでドライブした別のライターもその走りに非常に感動したという。"究極"を表す「zenith」の頭文字、「Z」を冠したスバルBRZが、その名に違わぬ車かどうかを見極めるために、今度はいよいよ私自身がフランスで乗り心地を試してみることになった。BRZの優れたハンドリング性能と軽量さは前評判が高いが、本当に手軽に楽しめるスポーツカーとして仕上がっているのだろうか? このBRZの試乗にスバルが選んだ道路は、南フランスの険しい Route Napoleon(ナポレオン街道)だった。試乗に、これほどふさわしい道はない。実は私はジュネーブモーターショーのあと、気が遠くなるほど新モデルの試乗を繰り返したおかげでドライブの感覚がマヒしていた。スリルあふれる走りで車への情熱を充電したいと思っていたところだったので丁度いい。とびきりのドライビングテクニックを要するフランスの2車線道路と期待値の高い新型スポーツカーは、この上ない組み合わせだと言えるだろう。 最高出力200ps、最大トルク20.9kgmが車好きの心に火を付けるようなパフォーマンスを生むのかどうかを見極めようと思う。 《走りのたくましさにおいては、概して欧米の車の方が勝っている》 正直言って、スバルの製品の中で、いままで私が心を動かされたのはスバル「WRX STI」と「2.5 RS」だけだ。これまでに北米で発売された同社のモデルは、独特なスタイルの「Brat」と「Baja」を含めどれも高く評価されている。しかし私には全て、多かれ少なかれ無機質で人間味の少ない車のように感じられた。私は体温が感じられるような車が好きなのだ。胸が高鳴り、座面から情熱が伝わり、冒険のにおいがするような車に乗りたい。北米市場に投入される日本車は気に入っているが、走りのたくましさにおいては、概して欧米の車の方が勝っている。 スバルBRZでの初めてのロングドライブが近づくにつれ、先に試乗した他の自動車評論家やライターたちが口々に語っていた様々な批評が、私の頭の中を駆け巡り、不安になった。パフォーマンスは十分か? 私を待ち受ける無数の急カーブを着実に走り抜けるには、215mm幅のミシュラン製の夏タイヤで事足りるのか? などなど、考えはつきなかった。 しかし、蓋を開けてみれば、試乗当日シルバーの「BRZリミテッド」に乗り込んだ私と相棒は、6速マニュアル車(アイシン製)にむさぼるように乗り続けることになった。20キロも走らないうちに2人とも、ショートスローシフターを装備したこのBRZが、我々の期待以上にハイレベルな走りを見せてくれる車だということが分かったからだ。 ナポレオン街道を日がな一日ドライブする - そんな幸運に恵まれた経験のある車好きにこの道のことを聞けば、その魅力を息もつかずに語ることだろう。しかし同時に、実際に走らせている車ではなく、もっとスポーティーな車でドライブしてみたかったとぼやく人も少なくないと思う。しかし我々はこの日、直線や平坦な区間がほとんどないこの街道を300キロ以上走ったが、"他の車だったら"と願った瞬間は一度もなかった。 BRZはこのルートを最速で走り抜ける車ではないことは確かだが、走りを堪能するスポーツカーの見本ともいうべき車だ。《価格は半分以下だが、まるでポルシェ「ケイマン」を運転していたような気がした》 カタログやインターネット情報サイトに掲載されている数字だけで、BRZの性能に疑問を抱いている人々にぜひ知ってもらいたいのは、BRZは正真正銘のスポーツカーであるということだ。価格はおよそ211万円程度とのことだが、ナポレオン街道のような道路では、同じ価格帯の車はもちろん、倍程度の値段の車とは比べものにならないほどすばらしい走りを実現している。試乗後、スバル商品企画本部・副本部長の増田年男氏と1対1で話しながら、私は信じられない思いで首を振っていた。価格は全然違うが、まるでポルシェ「ケイマン」を運転していたような気がしていたのだ。0-100km/h加速は7.3秒程度だが(7.5秒という計測例もある)、この車の真価は直線道路での加速にあるわけではない。 増田氏は、試乗を終えた私の質問に、実に率直に答えてくれた。まずホイールとタイヤは標準装備の17インチから18インチに変更でき、その場合、リヤに限ってタイヤ幅を235mmまで広げられるとのこと。しかしフロントのタイヤは 残念ながら215mmから変更することはできないという。あらゆる路面状態で優れた性能を発揮した標準装備のダンパーとスプリングは、いずれも日本のショーワ製。 フロントサスペンションはマクファーソンストラット式サスペンションをベースにBRZ専用に新開発されたもの。リヤのダンパーとスプリング、そしてダブルウィッシュボーン式サスペンションはWRX STIに搭載されているものの改良版だ。 《「その2」へ続く》
2013年05月07日
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これは既報ですが、SUBARUの低重心スポーツ BRZの試乗記(二番手)としては、このRESPONSE青山尚輝レポートを選びます。 この記事は2012年5月21日付です。 『BRZ』をカジュアルなお手軽スポーティーカーだと思って買うと火傷する! 例えばライトウェイトオープンスポーツの初代ユーノスロードスターは価格もドライブフィールもかなり親しみやすかった。運転初心者だって、運転経験の浅い女性だって、軽快感溢れるスポーティーテイストをめいっぱい楽しめるカジュアル感があったのだ。 BRZは200万円台の価格だから、誰もが気楽に乗れるスポーツカーと思いがちだが、そうじゃない。足を投げ出すようなごく低いドラポジからして本格だ。降車時には最上級の「Sグレード」に標準の、サイドシルに手をかけるためのアシストパッドが不可欠なぐらいである。 今回はSの6ATモデルに試乗したが、それでもスポーティーカーとは一線を画す硬派さを見せつけてくれる。乗り心地は腹に響く…と表現していいぐらいソリッド。Dレンジで走っていても、2リットルの水平対向4気筒エンジンは常に戦闘状態に持ち込める回転域をキープし、ドライバーの右足にリニアに反応する。いわゆるオーバードライブ的にスルスル走るギヤは存在しないのだ。 パワステは片手運転を拒むかのようなズシリとしたタッチを示し、しかし軽快で鋭い回頭性を示してくれる。コーナリングの軌跡をアクセル操作で自在にコントロールできるあたりも、なるほど、本格スポーツカーらしさである。 つまり、その手ごろかもしれない価格から気楽に考え、じっくり試乗もせずに、スポーツカーのカタチをしたスポーティーカーのつもりで買ったならば、こんなはずじゃなかった…と後悔するかもしれない。 家の周りをトロトロ走っていたり、高速道路をクルーズしているときだって、気の抜けない硬派なスポーツカーテイストを発散し続けるのだから。カジュアルなのは価格と内外装の質感ぐらいです。 とはいえ、燃費はびっくりするぐらいいい。首都高での走行では16km/リットル、東京から小田原厚木道路&東名高速道路を経由し、箱寝の山道を駆け回って帰ってきたときは12km/リットルという好燃費を示したほどだ(無茶に飛ばさなければ)。 その荷室スペースアップ状態では対角線長が170cmもあるため、身長172cmのボクが足を伸ばして仮眠できるのだから、これまた驚かされる。エンジンサウンドが、もう少し澄んだ快音を響かせれば、言うことなし。それと、公道では左ドアミラーの視界に妙な死角があることを発見。合流、左レーンチェンジ時はミラーだけに頼らず、ぜひ目視を! ■5つ星評価 パッケージング:★★★★ インテリア/居住性:★★★ パワーソース:★★★★ フットワーク:★★★★★ オススメ度:★★★★
2013年05月06日
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SUBARU 至宝のスポーツカー、BRZ。その楽しみ方を伝授・・・魅かれる記事です。 記事はRESPONSEからです。 5月10日、スバル『BRZ』オーナーを対象にした“SUBARU BRZ”ワンメイクドライビングレッスンが富士スピードウェイで初開催される。 講師にモータージャーナリストの河口まなぶ氏を迎えドライビングテクニックの向上を図る。 講師の河口氏は、自らもBRZオーナーでありファンクラブ「CL UBRZ」の代表も務める、レッスンではBRZならではのドライビングテクニックや楽しみ方についてレクチャーする。 プログラムの内容は、特設コースを使用して基本的なドライビングのレクチャーからショートサーキットでの実践的なサーキット走行方法まで1日を通して初心者でも安心してスポーツドライビングの楽しさを体感できるレッスンとした。 参加費は、2万円(FISCOライセンス会員:1万5000円)。 また、参加と同時にFISCOライセンスを取得できるライセンスパックも用意している。
2013年05月05日
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低重心でワイド&ロー。SUBARUの至宝スポーツカー、BRZ。中国の市場ですか・・・ウーむ、なかなかどんなもんでしょうかネ! 記事はRESPONSEからです。 富士重工業は、4月20日~29日に、上海新国際博覧中心で開催される「上海モーターショー2013」に、今年から中国市場へ導入する『SUBARU BRZ』を出展する。 SUPER GTシリーズに参戦している『SUBARU BRZ GT300』も合わせて展示することで、SUBARU BRZの商品コンセプト「Pure Handling Delight - 新しい次元の運転する愉しさ」を表現する。 また、昨年導入した新型『フォレスター』をカットボディとともに展示し、フォレスターの優れたパッケージや独自のAWD機構をわかりやすく紹介し、SUBARU BRZと合わせて中国における新規導入車種としてアピールしていく。
2013年05月02日
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WCOTYグリーンカーに、このクルマが選出ですね。 記事はRESPONSEからです。 ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は3月28日、米国で開催中のニューヨークモーターショー13において、「2013ワールドグリーンカー」を米国テスラモーターズのEV、『モデルS』に授与した。 2013ワールドグリーンカーは、2012年に発売された新型車の中から、とくに環境面でエポックメイキングな内容を持つモデルに与えられる賞。世界25か国、66名のジャーナリストに自動車環境技術の権威5名が加わり、審査が行われる。 その結果、2013ワールドグリーンカーは、テスラ モデルSに決定。EVのルノー『Zoe』、プラグインハイブリッド車(PHV)のボルボ『V60プラグインハイブリッド』を抑えての受賞だ。 過去の受賞モデルは、2012年がメルセデスベンツ『Sクラス』のクリーンディーゼル、「S250CDIブルーエフィシエンシー」。2011年がGMのシボレー『ボルト』、2010年がフォルクスワーゲン「ブルーモーション」(『ゴルフ』『パサート』『ポロ』)、2009年がホンダ『FCXクラリティ』、2008年がBMW『118dエフィシエントダイナミクス』、2007年がメルセデスベンツ『E320ブルーテック』、2006年がホンダ『シビックハイブリッド』と、自動車大手ばかり。 今回のモデルSの受賞は、EVベンチャー企業のテスラモーターズの名前を、世界に知らしめることになった。
2013年05月01日
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