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2005年11月26日
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テーマ: 韓国!(17920)
カテゴリ: 行事など
11月3日

最終日とは、文字通り、最終日です。

アボジの遺体は、この日荼毘に付され肉体はなくなってしまうのです。


朝、9時半。甥っ子、姪っ子を連れて葬儀場に到着。
アボジに最後のチョルをしたあと、しばらくしてから葬儀場に向かうバスに乗りました。

遺体はバスのお腹の部分に安置されて、私と一緒に葬儀場に向かいました。

遺族の中の、男性(うちの場合、義兄と旦那)はバスの最前列に乗り、あとの遺族はその後ろあたりに乗りました。

向かった葬儀場は、イルサンから少し行った所にありました。
名前は覚えてません。



窓が付いた小部屋の中から、火葬用の大きな釜に入れられていくアボジを見て、みんな大泣きでした。私も泣きました。釜のふたが閉じられた後も、しばらくみんなで泣いていました。

すると、誰かが私の肩を軽く叩いたので、振り向くと親戚のオジサンでした。

オジサンは私の手を取り、近くのソファーまで連れて行き、座って休んでいなさいと言ってくれました。妊婦さんが、そんなに悲しんじゃいけない。泣いてもどうしようもないんだから、もう泣くのはやめなさいと言って、その場に私を残してどこかに行ってしまいました。

私もしばらく泣いて、ある意味すっきりとしたので、頭によぎるのは、『おいおい、義理の父が火葬されてるって言うのに、嫁がこんな所で座っててもいいのかよ・・』ってことでした。

態度はでかくても、義理の家族とタメ口で話しても、回りから見れば嫁は嫁。

やっぱり、みんなのところに行こうと立ち上がると、さっきのオジサンがまたやって来て、あんたはここに座ってなさい、ホラ、コレでも飲んで!ときな粉を溶かしたようなあったかい飲み物を差し出してくれました。

さっき、私を残してどこかに行ったのは、これを取ってくるためだったのか・・。

今まで、韓国人はベタベタしてて、何にでも干渉してきてウザイと思っていたけど、こういうときに、私みたいな立場の人間にも気を使ってくれる人っていいなーとしみじみ思いました。


さて、火葬を始めて1時間ちょっと経ったころ、アボジの遺骨が出てきました。

日本のおじいちゃんのお葬式のときは、確か遺族全員で遺骨を箸で拾って、骨壷の中に入れたのを覚えていますが、こちらでは係りの人が全てを任されているようで、私たちは窓越しにその作業を見ているだけでした。

その後、アボジの遺骨と共に再び葬儀場まで戻り、そこで解散しました。



それを撒いたのは旦那です。

結婚していない息子は、その場に行ってはいけないそうなので、義兄は別の場所で待っていたそうです。いろんな仕来りがあるんだなぁ・・。

その日はまだ明るいうちにアパートに戻りました。

アパートでは、毎週恒例の市場が来ており、甥っ子姪っ子と一緒にトッポッキ、ティギム、スンデを買って帰りました。

その後、しばらくしてまた小腹がすいたので、姪っ子に頼んで、ピザの注文をしてもらいました。



しばらくみんなで喋った後、義姉たちは甥っ子姪っ子を連れて帰って行き、アパートには旦那と私とワンコ達だけになりました。

しばらく旦那と喋ってなかったので、何だか変な気分。

次の日は、朝早くお寺に行かなければいけないので、朝5時起きです。

その日は久しぶりに旦那と一緒に寝ました。

旦那が『アボジが亡くなったなんて、信じられないなー。本当に亡くなったのかなー?』と言ってきたので、こういうときは何にも言わないほうがいいだろうと思い黙っていると、『どう思う?』と意見を求められたので、仕方なく『今は実感がわかないかも知れないけど、亡くなったのは本当だよ。でも、最期に苦しまなくて本当に良かったと思うよ。』答えました。
旦那も、『そうだねぇ』としみじみと言って、3分後には盛大なイビキを掻きながら眠りにつきました。


これが、私の3日葬体験です。
いろんな地方によって、細かい風習もさまざまだろうと思いますが、いざと言うときの為に、簡単な流れを知っておくのもいいかも知れません。





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最終更新日  2005年11月26日 19時31分47秒
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