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ウソをつくと、ストレスが溜まることが分かっています。
ウソをつくと、 認知的不協和 が生まれるためです。
認知的不協和とは、 心の中に、相反する考えを持つとき、不快感を覚える状態 のことです。
これがストレスとなります。
ウソをつくときは、労力がいるものです。
本当のことを言うときは、事実をそのまま言うだけなので労力はいりません。
でも、ウソをつくときは、隠したいときについてまず考え、それとは違うエピソードをそれらしくつくる必要があります。
そして、話すときは、説得力を出すために話し、さらにはウソをついたあとも、つじつま合わせのためにそのウソをずっと覚えておかないといけません。
一度ウソをつくと、そのウソから逃れられなくなります。
ウソにより認知的不協和がもたらされると、そのストレスにずっとさらされ続けることになります。
ストレスは心に負担をもたらすことが分かっています。
また、さまざまな 健康被害 をもたらすことも分かっています。
その仕組みについて、具体的に見ていきましょう。
私たちの体は 視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚 により外の情報をキャッチしています。
空気は目に見えないものですが、気が揺れているのを見たり、風が吹くのを肌で感じたりすることにより、空気の存在を感じます。
私たちの心も、それを表す言語や行動により判断します。
言語や行動をコントロールは、脳がつかさどっています。
脳は、五感を通じ、周囲の環境からの情報を分析処理し、それに応じて神経伝達物質やホルモンを生産、放出しています。
このホルモン生産・放出にかかわるのが 自律神経 です。
自律神経は 交感神経と副交感神経 からなります。
この 2 つがバランスをとりながら、心身の健康を保っています。
しかし、内外からの刺激が加わると、自律神経のバランスが崩れ、脳から指令がうまく出されず、 ホルモンバランスが崩れます。
心にストレス症状として現れます。
ストレス症状は三段階に分かれます。
第一段階は、 精神に起こる症状 です。
不安になったり、悲しくなったりする症状を言います。
第二段階は 体に起こる症状 です。
胃が痛くなるとか、体調を悪くしたりする状態です。
心拍数が上昇したり、血圧が上昇したり、発汗や頭痛、生理不順が引き起こされたりもします。
免疫機能が低下するため、風邪をひきやすくなることもあります。
こうした状態が続くことで、 精神面でも生きがいを感じにくくなり、ストレスに気づくことが多いです。
体に起こる症状には、自律神経や内分泌系の働きが大きく関与しています。
そして第三段階は、 行動に起こる症状 です。
重度の状態です。
摂食障害や暴力行為への依存症状 が引き起こされます。
お酒を飲みすぎたり、買い物に走ったり、万引きをしたり。
そうした行動に現れたりもします。
このように、ストレスは心と体にさまざまな健康被害をもたらすのです。
ウソをつくことがストレスを生んでいるのなら、早めに対処したいですね。