
昨日の夜には、いきなり花火大会みたいな音で雷が鳴っていましたが、
今日はそういうこともなく、ただ静かに降り続いています。
ニュースの記事で「秋雨前線」という言葉をよく見かけますが、
まさに、そんな感じの雨です。
天気図を見ると、不穏な赤い線状降水帯が伸びていますけれど、
今のところ、私の家の周りは、豪雨になることもなく、
(雨だねー)と言う感じ。
今日は長男が夕食の当番なので、私はのんびり。
一週間に一度でも、献立を考えず、出来上がるのを待てば良い日があると、
なんか、とってもありがたいです。
出来上がったら、チャイムの「メヌエット」の曲が呼んでくれます。
そして、テーブルに座り、「いただきま~す。」
幸せなひとときです。
長男の献立によく出てくるのは、蒸し料理、麺料理。
そして、厚焼き玉子とか、シチュー系の煮込み料理です。
今夜は、何かなぁ・・・
鹿の子ユリが毎日たくさん咲いていますが、
この雨で、毎年やってくる大きな黒いアゲハたちを見ることが少ないです。

季節外れのトキワマンサクも、お花がびしょびしょ。
傘を差して、庭の見回りと写真撮影をしました。
これは、門の内側に置いて育ててみている蔦の仲間たち。
テイカカズラの黄金錦は、ホームセンターで安売りになっていたのを買ってきて、
ヘデラの鉢に植えたもの。
ヘデラは、伸びてきたら、その分、剪定鋏で切っています。
テイカカズラの方は、葉も小さいし、そんなに伸びません。
白玉椿の幹にからませてみていますが、
どうもうまくくっかないみたいです。
私が紐で結び付けているところだけね。
この中に、時々ヤマノイモの蔓が交じってきますけど、
それは、容赦なくちぎって捨てています。
この蔦に、テイカカズラという名前がついたのは、
藤原定家が、亡くなった式子内親王のことを忘れられず、
蔦に姿を変えて、内親王の墓にからみついた、という伝説に基づいているらしい。
能の「定家」で有名みたいですね。
どんなものか、youtubeで見てみました。
これは、途中に解説が入り、短くまとめてある動画ですが、雰囲気はわかります。
youtubeより「能楽『定家』が描く愛欲地獄』」
詞章 「定家」より
シテ「是は式子内親王の御墓にて候。又此かづらをば定家葛と申し候。
ワキ「あら面白や定家葛とは。如何やうなる謂にて候ふぞ御物語り候へ。
シテ「式子内親王始めは賀茂の斎の院に備はり給ひしが。程なく下り居させ給ひしを。
定家の卿忍び〳〵の御契り浅からず。
其後式子内親王程なく空しくなり給ひしに。
定家の執心かづらとなつて御墓にはひまとひ。
互の苦しみ離れやらず。共に邪淫の妄執を。
御経を読み弔ひ給はゞ。猶々語り参らせ候はん。
地クリ「忘れぬ物をいにしへの。心の奥の忍山。忍びて通ふ道芝の。露の世語りよしぞなき。
(途中略します)
シテ「御覧ぜよ身は仇波の立ち居だに。亡き跡までも苦しみの。
定家葛に身を閉ぢられて。かゝる苦しみ隙なき所に。
有難や唯今読誦し給ふは薬草喩品よなふ。
ワキ「中々なれや此妙典に。洩るゝ草木のあらざれば。
執心のかづらを掛けはなれて。仏道ならせ給ふべし。
シテ「あら有難や実にも〳〵。是ぞ妙なる法の教へ。
ワキ「普き露の恵みを受けて。
シテ「二つもなく。
ワキ「三つもなき。
地「一味の御法の雨のしたゞり。皆湿ひて草木国土。
悉皆成仏の機を得ぬれば。定家葛もかゝる涙も。ほろ〳〵と解けひろごれば。
よろ〳〵と足弱車の。火宅を出でたる有難さよ。此報恩にいざゝらば。
有りし雲井の花の袖。昔を今に返すなる。其舞姫の小忌衣。
地「露と消えてもつたなや蔦の葉の。葛城の神姿。
恥かしやよしなや。夜の契りの夢の内にと。
有りつる所に帰るは葛の葉の。もとの如く。
はひまとはるゝや定家葛。はひまとはるゝや定家かづらの。
はかなくも形は。埋もれて失せにけり。
テイカカズラの名前や、いわれは、前から知っていましたが、
今回初めて、能楽の方も少しだけ見てみました。
では、昨日の晩御飯ね。
まずは、茹で卵作り。レンチンで簡単。
それから、骨取りサーモンに、たつ田揚げ粉をまぶして、
フライパンで、揚げ焼きに。
添えている豚肉・玉ねぎは、牛丼風の味付けです。
さて、何ができたでしょうか。わかりますか?
これです。
早朝に買ってきた水菜をレンチンして、少ししんなりさせて、
麺つゆで、下味をつけています。
今日は、私の朝ごはんも、なんだか豪華でした。
右手前の牛丼味の豚肉・玉ねぎ炒めが、最高でした。
今夜は、長男が作るので、写真は無しです。
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