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大雨の後遺症で竿を出せず
西日本では、雨が収まっても豪雨による被害が留まる所を知らない。北海道も、つい4〜5日前に大雨となったところが多く、道東や道北の一部に洪水警報が出されるほどの荒れようだった。
幸いにして、道央ではそこまでの降雨量ではなかった。そこで、「雨が止んでから2日が経ったので、増水は収まっただろう」と、13日の早朝に日高地方の河川に赴いた。
頭の中では、雨後の様子が白老の各河川や、札幌圏では千歳川や小樽内川の穏やかな流れのイメージしか浮かんでいなかった。それが間違いだったと気付いたのは、高規格日高道から見た鵡川や門別川の様子から。
目的地の新冠までの河川は、ほとんどが褐色の激しい流れで、増水は収まっていなかった。
もともと、白老や道央圏の川と、日高河川の流域の規模を計算に入れなかったことが大間違いだった。更に追い討ちをかけたのは、新冠ダムの放流。そのために、ダムから下流は入川する場所がない。例え入川できたとしても、このきつい濁りに対応できる釣り方はない。
それでも、ダム上流に流れ出る支流やダムインレットを越えれば、何とか釣りが出来るのでは、と林道に車を進める。林道には、すでに片付けられているものの、所々に崖崩れの痕が残っており、2日前の大雨がどれだけ激しかったかをまざまざと感じた。
新冠大橋から30分ほど過ぎた頃に、林道の脇に転がり落ちた大きな岩が留まっていたり、陥没で道幅が半分ほどになった箇所も出てきた。再び強い雨が降れば、崖が崩れて戻ることが出来なくなると、この時点で戦意が喪失。
ただ、どうしても諦めきれないので、この場所からそう遠くない静内川上流に行くことにした。
しかし、中流域から見る静内川は、河原一杯に広がった褐色の流れが新冠川と変わらない。それでも、支流には清流のシュンベツ川が流れ出ている。
シュンベツ川は、河原が開けているので竿を出すことが出来るだろう、と静内川との合流地点の双川橋まで来た。その時に見たのは、あのシュンベツ川の広い河原が、濁流で埋め尽くされている光景だった。
それでも、上流まで行けば釣りのできる箇所があるはず、と車を走らす。春別ダムの放流がシュンベツ川の濁流の原因だったが、中流域を過ぎても増水と濁流は変わらない。
いくらなんでも、最上流にあるイドンナップ川まで竿が出せないはずはないと信じて、春別ダムの手前まできた時に待ったが掛かった。
折からの雨で、痛んだ林道の補修作業をパワーショベルを使って行なっていたのだ。
工事の責任者から、どこに行くのかと聞かれて「釣りのためにイドンナップ川に行く」と答えると、「昨日も、様子を見るために春別ダムの上流に行ったが、まだ水は引いていない。今週一杯は川に下りることは難しいから、来週出直したほうが良い」との話。ここでも泣く泣く逆戻りした。
![2018y07m15d_130437460.jpg](https://fanblogs.jp/bukki/file/undefined/2018y07m15d_130437460-thumbnail2.jpg)
では近くにある静内ダムはどうかと、キャンプ場方向に車を走らせる。自分でも、つくづく諦めの悪い男だと思う。
キャンプ場手前の入り江に差し掛かると、静内ダムに流れる濁りのない川の流れ出しでライズが発生していた。
ここでようやく竿が出せると、河原に降りてダムのインレットまで歩く。
しかし、あちこちで起きていたライズの正体は、湖底から湧き出たガスか涌水のようで、あぶくを伴って湧き上がっていた。また、河口でのライズはウグイの産卵だった。
結局、遠出したこの日の釣行は、無駄に終わってしまった。こんな日をこれまで何度経験したことか。できるだけ、こんな日を少なくしたいが、自然には勝てない。
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トラウトフィッシング ブログランキングへ
ブログの更新を再開されて、こんな嬉しいことはありません。
今回は、千歳川での釣りが正解だったようです。
しかし、アングラーは新し物好きばかり。そのために、どうしても無理をしがちです。
お互いに、天候と熊には最善の注意を払いましょう。
いつかお会いできることを楽しみにしています!
色々と足を運びましたね!
お疲れ様です!
僕も大雨の後、道南に行きましたが釣りにならない河川ばっかりでした。
やっとここ最近天候が回復傾向にあるので、川も落ち着いてくるのでしょうか?
しかしbukkiさんの粘りもすごいですねw
色々とお疲れ様でしたん!