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2020年11月16日

冬の訪れ




日が暮れ、おなかが減ってきたため、ミスタードーナッツで夕食を買うことになりました。


車を駐車場に止め驚いたのは、その寒さ。


今年は厳寒だというのもうなずけます。


ミスド店内は行列が出来ていました。


ドーナッツチョイスは女性陣に任せ、買い物が進みます。


買い物が終了し、トイレに行くというみかん母から、みかん父がみかんちゃんを預かり、混雑する店内を抜け外で待ちます。


この段階で、お客さんの行列は店の外まで連なっていました。


暖房のきいている外は寒く、みかん母を待つ時間は長く感じます。


お客さんの行列が流れ、5分が経ち、まだみかん母は出てきません。


ぐずつきだすみかんちゃん。


肌にしみる寒風。


7分経過。


イラつきだす祖母。


祖母「おかあさん遅いねー」


の一言に余計ぐずつき、自分の一言でぐずつくという現実によけいイラつく祖母。


祖母「何やってんだろうね」


みかん父「(何って、トイレで時間がかかるほどの物を処置してるのでしょうよ)」


みかん父にとって、祖母には靴を買ってもらった恩があります。


言葉を飲み込むみかん父。


静まり返る現場。


みかんちゃんが泣きだします。


しかし、店内に入りたくても、行列のため入れるような状況ではないのです。


みかん父「(はやく、はやくしてくれみかん母。)」


恩と現実の狭間でもがくみかん父が解放されたのは、それから約5分後。


これほど長い5分と寒さに、冬の訪れを確かに感じたみかん父でした。

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