ここからは「 借りた後 」の話です。
すでに色々と手遅れ 」の状態、今まさに火がついている状態を想定したお話です。
◇当事者同士の話合いは解決しない可能性が高い
私の経験上、話合いで問題が解決した割合は私自身の賃貸暮らしの中で起こった様々なトラブルのうち大よそ2割(よくて3割)くらいです。
◆解決するケース
※解決するケースはそもそもがある程度相手が「 まとも 」で「 良識がある 」人の場合です。
つまり悪意や故意ではない、本人も気づいていない等、最初からマウントとって優位にたってやろうという 輩マインドの無い方 に限ります。
まともな人(きちんとした生活をされている方)であれば、正直あまりもめたくない、面倒くさい、変に恨まれても面倒くさい、これからこの家で快適に過ごしにくくなるのが嫌だ、etc理由は色々あると思いますが、ある程度「譲歩」「妥協」してもらえる可能性があります。
直接対峙する場合には、いきなり頭ごなしに強くいうのではなく(怒鳴るのは論外です)はじめは挨拶から入ってやさしくやんわりとがベストだと思います。
最初はどんな相手からどんなことを言われるのか分かりませんから警戒します。
例え話の通じる方であったとしても頭ごなしにガーっと言われてしまってはなかなか引き下がれません。
「 ナメられたくない 」「 ここで引いたらおしまいだ 」などと構えてくることも多いと思います。
ですので、まずは相手を立てて「 逃げ道をつくる 」ことで、相手の心に余裕がうまれ、話を聞いてもらいやすくなります。
「うちも色々迷惑かけてると思いますし、申し訳ないんですけど・・・」あたりから入ると向こうも「ああ、この人は自分とケンカしたいとは思ってないんだな」と思って話を聞きやすくなります。
ただし 相手が輩の場合には逆 です。「 コイツチョロいな 」「 オレにビビッてるな 」になってさらに悪化する可能性が大なので、あくまでも「まともな人」限定です。
◆解決しないケース
相手が「輩」の場合は基本的に解決しません。 私の経験上解決しません。
輩がひくのは相手が自分より強い「怖い」「勝てない」「揉めたくない」と思った場合のみ であり、内容なんて関係ありません。 頭は子供のまま体だけ大きくなった子供大人の発想 なんてそんなもんです。
そしてその判断は「 相手の見た目 」ですることがほとんどです。
「 コイツには勝てそう 」「 コイツはヤバそう 」輩はいつもそんなことばかり考えて生きています。
皆さんがお強い、自信があるのであれば撃退出来る可能性はありますが、手を出すのは絶対にNGです。
輩は自分より強い相手に対しては弱い被害者ヅラ悲劇のヒロインヅラで逆に警察に泣きついたりする タチの悪い生物ですので、仮に皆さんがお強いとしても直接対峙する場合には注意が必要です。
皆さんがお強いから、勝てるからと、輩に暴言を吐いたり手を出すと、これ幸いにと被害者ヅラして警察に泣きつきます。
(正直見た目でどちらが加害者か被害者かなんてうすうす分かりそうなものではありますが)法律というものは主観的なものではなく客観的なものですので、自分とは関わりのない第三者目線で、自分を眺めて行動することが変なトラブルにならないために大切です。
◇不動産屋に相談する
不動産屋がしてくれるのは事件でも起きない限り、せいぜい張り紙やよくて(良心的な不動産屋で)直接きて相手方に話をしてくれる程度までです。
その結果、輩は逆上して「 より嫌がらせを強めてくる 」だけで、まさに火に油ということになりかねません。
かといって、それでまた不動産屋に相談した所で「私共も出来ることはやってます」「お互いに譲歩して仲良くしてください」で終わることが多いでしょう。
つまり、 不動産屋に介入してもらうことでトラブルが解決することもまた稀です。
それでも不動産屋に相談する必要がある 理由は「手順」の問題です。
仮に後々裁判やより大きな問題に発展した時に「いきなりケンカ」したのか、不動産屋に相談したのか、では違います。
物事には順序があり、裁判であれば心証も大切です。
色々思うことはあるなかでも、ぐっと長く堪えてきて、少しでもことを荒げないように不動産者にも相談して円満解決を試みたという大義名分は大変に大切です。
いきなり感情的になって我慢の限界に達して爆発して大喧嘩となると、客観的に第三者視点でみると「 どっちもどっち 」にしか見えなくなってしまう可能性もあり、それは被害者の方にとって大きな損失です。
そういった意味でも、例え不動産屋に言った所で解決しない可能性は高いとはいえ、ちゃんと物事順序だてて冷静に対処してきたというプロセスは後にいきてきます。
まだまだ書きたいことは山ほどあるのですが、長くなりすぎて文章が見にくいので続きはPart.4でさせていただきます。
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