来週にかけてもみ合いか

ドラギECB総裁が会見で追加金融緩和に言及してNYダウは上昇しました。シカゴ日経平均先物の終値は16945円でした。日経平均株価は反発して始まりそうですが、17000円の上が重いことも意識されやすいでしょう。
25日移動平均線からの乖離率は昨日終値で+7.85%と大きいです。今週の先物の手口では野村證券など国内証券からの売り越しが目立ちます。上がったところで国内年金の売りが出ているという観測もあるようです。
しばらくは、もみ合いで調整して、その間は新興市場株などの出遅れ株や材料株の個別株相場になりやすいと想定します。
今夜はアメリカの雇用統計の発表があるので、アメリカの雇用の改善傾向は確認したいです。
その後は国内の政策面が注目されやすいと思います。第一は消費税増税をどうするか。そして、実のある景気対策を実施できるかどうか。消費税増税を予定道理に決めた方が良いのか先送りすべきなのかは悩ましいところだと思います。

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2014年11月07日

NYは目先は調整か

今日の日経平均株価は朝の高値16938円を最後まで抜けませんでした。週末で今夜は雇用統計があるということもありますが、NYダウは昨日までの騰落が10勝2敗で、日経平均は今日の反発でまた9勝3敗になりました。月齢では今日は満月で雇用統計もあるところなので一旦は株価は調整するのではないかと思います。
ただ、日経平均は日銀のETF買いが入るので大きくは下げにくいと思います。今週は16720円〜17127円の間で保ち合いでした。この保ち合いを来週は上か下に放れると幅が出る可能性はあります。
注意する点は今の保ち合いから窓を空けて下げるとアイランドリバーサルになるので下げ方に気をつけたいです。来週はSQがあるので先物でまた仕掛けてくる動きがあってもおかしくありません。
ちなみに昨日の後場の売りの背景にはGPIFなど年金系の売りがあったと言われています。年金が利食いしたのでしょう。野村など国内証券が先物を売っていたこととも符合すると思います。
短期的には過熱を冷まして、政府の消費税増税をどうするか方針が見えて来るころには相場の方向性が確り出て来るのではないかと思います。

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