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posted by fanblog

2017年01月20日

ソフトラインアップからみた「Nintendo Switch」の現実

「最新ハード「Nintendo Switch」の実力やいかに!?」 では「Nintendo Switch」の予測されるハード性能などからいろいろと厳しいことを書かせてもらいました。
しかしゲームハードである以上、主役はソフトであると思います。
どんなに優れた性能があってもソフトがなければ、ただの飾りです。

そこで今回は現時点で発表されているソフトの部分からSwitchについて考察したいと思います。
今回も価格については、税抜き表記となっていますのでご注意ください。

最初に結論を言うと、基本的には買うのを待ちましょう。
ロンチソフトも含めてSwitchじゃないと遊べないソフトが少なすぎます。
追加要素があるとはいえ、品質の低下した移植ソフトが大半を占めていますし、価格的にもお得感がありません。
あくまでも現時点においては、購入する意味がほとんどないというのが個人的な感想です。

発売予定ソフトとオンラインも含めたその他の注目点

さて本体の発売と同時に予定されている、いわゆるロンチソフトは全部で8本。
本数として多いか少ないかはともかく、内容的に気になる部分が…。

まず任天堂からは「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」の2本。
「ゼルダの伝説 BotW」についてはWiiUの時から楽しみにしていた方も多いと思いますが、ついに登場です(WiiU版も同時発売ですが、これが任天堂からのWiiU最後のソフトとなりそうです)。
そしてロンチ唯一のSwitch独占ソフトとなる「1-2-Switch」。
こちらはSwitchの機能をいろいろ楽しめるミニゲーム集となっています。

「ゼルダの伝説 BotW」については前回の記事でも紹介したように、処理落ちなどが気になるのとWiiU版も同時発売というのがポイントとなりそうです。
正直なところWiiUをお持ちの方は、WiiU版を購入してください。
元々このためにWiiUを購入された方もいらっしゃると思いますし、WiiU版とSwitch版でそこまでの差がないどころかWiiU版のほうが動作など安定している可能性があります。
さらに、任天堂としてはWiiU最後のソフトと発表がされてしまいました。
非常に残念であると同時に、信じられないくらい酷い話だと思います。
WiiUユーザーの方はせめて最後をしっかりと見届けてあげてください。

もう1つの「1-2-Switch」については、あくまでもミニゲーム集であるにもかかわらず、4,980円と高価格になっています。
この手のミニゲームは最初は楽しいのですが、単純なので飽きるのも早いと思います。
Joy-Conでのプレイというのも難がありそうですし、せめてもう少しお手軽な価格なら良かったのですがね。

さて、任天堂以外のメーカーのロンチソフトで目玉となるのはやはり「ドラクエヒーローズI・II」でしょう。
Vita〜PS3の間という感じ(Vita版に近いです)の仕上がりではありますが、2本分を楽しめてかつ、新プレイキャラ(ライアン)などの追加要素も存在します。
価格は8,800円と高めですが、実質2本分なのでお得だとは思います。
ただし、当然のことですがPS4などですでに楽しんだ方は、新規でハードを購入してまでプレイする意味は全くないという感じですね。

ドラクエヒーローズに興味があるならば、PS4本体とPS4版のドラクエヒーローズを購入することをお勧めします。
PS4スリムの500GBモデルなら定価29,980円ですし、ソフトも新品でドラクエヒーローズ1が約3,000円、ドラクエヒーローズ2が約5,000円と合計でも約8,000円で購入可能です。
Switch版のソフトも定価8,800円から値引きを考慮すると似たような価格になると思いますが、PS4版と比較するのをためらうほどの低品質です。




他のロンチソフトも「ボンバーマン」など過去の人気作品とはいうものの、他機種からの移植作しかありません。
しかも、元の作品より質が低いのでSwitchをあわてて購入する必要が全くないのが現状です。

では、いつ購入を考えるかというと…どうしても欲しいソフトの発売日が正式に決定した状態で、興味があるソフトが1〜2本発売されているなど、最低でも2本以上購入するものがあるなら購入しても良いのではないでしょうか。
もちろんWiiUやPS4をお持ちならば、それらで出来ないソフトが発売されるというのが大前提ですが。

ちなみにロンチソフト以外で発売日が決定しているのは「マリオカート8デラックス」など数本という寂しい状況です。
そしてこの「マリオカート8デラックス」、タイトルからもわかるようにWiiU版にDLC(ダウンロードコンテンツ)を含む追加要素を加えただけのものです。
つまり、こちらもゼルダ同様WiiUをお持ちならSwitchを無理に購入する必要はありません。

ここで誤解しないで欲しいのはリメイクや移植を否定しているわけではなく、「新規でハードを購入してまでプレイするなら、旧ハードからそれなりに良くなったものでないと意味がない」といういうことです。
しかし、Switchへの移植についてはその魅力を感じられないのですよね。
特にPS4でも発売されているソフトについては、明らかに悪くなっているので…。
移植結果が同等かそれ以下なら、全く購入する意味がないと思います。

「スプラトゥーン2」についても同様で、現時点ではWiiUで発売された前作からそこまでの変化がみられません。
使用ブキやステージが少し増えるくらいならDLCとしてWiiU版に追加すれば充分な気がします。
まだ発売日(2017年夏予定)まで時間はありますし、Switchの看板タイトルにふさわしいようなソフトになるといいですね。

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感想(15件)




「スプラトゥーン」といえばオンラインでの対戦がポイントだと思いますが、オンラインで気になる点がいくつかあります。
まずは今回も有線LANポートがありません。
有線で安定したオンライン対戦を楽しむなら、変換アダプタを別途購入することをお勧めします。

そして注意が必要なのは、Switchでのオンラインサービスは「有料」だということです(秋より実施予定)。
サーバーの維持費などやむを得ないことではありますが、残念ですね。
PSNのように有料ではあるものの、充分な特典付きのサービスになるといいですね。
現在の本体紐付けアカウントの改善とともに頑張って欲しいものです。

また、最新の情報としてSwitchでのボイスチャットにはスマホが必要だと判明しました。
ボイスチャットだけなら無理にすることもないと思いますが、オンラインプレイ自体が専用のスマホアプリを使わないとできない可能性があります。
今後、詳細が発表されるまでは慎重にならないとダメだと思いますね。

何はともあれ、現時点では非常に不安な点が多い「Nintendo Switch」。
過去の3DSの早期値下げや、早々に切り捨てられたWiiUの例もあります。
すぐに欲しいソフトがないのであれば、しばらく様子をみるのが賢明な判断です。
Switchが発売してもWiiUのソフトは出し続けると発表したにもかかわらず、すぐに逆のことを平気で行うような状態なのがNintendo現在の任天堂です。
Switchに関してもソフトが安定して発売されるとは考えにくいので、様子をみないと損をすると思いますよ。

タグ: 任天堂 Switch
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