2010年04月27日
VIERA 3D VT2シリーズ
先 日から書いていた通り、本日はユニクロに
「メタルギアソリッドピースウォーカーＴシャツ」 を買いにいきました。
すでに売り切れのデザインもありましたので、
欲しい方はお急ぎになった方が良いかもしれません。
で、そのユニクロの近くにある某大手量販店に行ってまいりました。
目的は、パナソニック ビエラのＶＴ２シリーズ（３Ｄモデル）の店頭体験をするためです。
その店舗にあるのかどうか分からなかったのですが、
地域でも大きめの店舗なので、ここならあるんじゃないかと訪れた訳ですが、
”あるかどうかも”なにも、入り口を入ったところすぐの正面に
体験用機器を設置してありました。
勝手な想像では、３Dメガネを盗難防止用にチェーンか何かで固定してあるものを
想像してあったのですが、実際には、メガネを完全固定の
非常にお金のかかった販促用機器が設置されてありました。
メガネが完全固定されているのですが、
上下にはスムースに位置を変える事が出来る様になっており、
自分の身長に合わせて位置を買え、半分覗き込む様な感じで
TVに対して真正面から３Ｄが体験出来る感じです。
この方式だと、３Ｄを体験するのに適した位置から観る事が出来るのと、
メガネの電源を常に確保出来る様になっているんでしょうね。
日本のメーカーでは一番に最初に発売された３Ｄテレビな訳ですが、
それだけではく、日本のメーカーとしては、唯一の液晶ではないパネルでの
３Ｄテレビなので、どれほどの画質なのか非常に期待しておりました。
３Ｄ自体は非常に良好なものでした。
ゴルフの石川遼くんのデモと、犬など３Dの特性を活かす様な風景的なデモの
２種類のデモがありましたが、遼くんのバンカーショットなど、
素晴らしく３Ｄ感を味わえる出来でした。
しかし、反面、非常に辛い現実にも直面しました。
３Ｄテレビの宿命である、画面の光量不足を感じたのと、
フリッカーと呼ばれる”チカチカ”が激しくて長時間観ていられませんでした。
メガネを通して観る前の画面と、メガネを通しての画面では明らかに明るさが違い、
非常に暗く感じてしまいました。
この３Ｄテレビ用のメガネはアクティブシャッター方式というメガネで、
左目用画像の時は右目が、また右目用画像の時には左目がと、
メガネ側で閉じて制御されている訳ですから、裸眼で観るより暗く見えて当然なのですが、
思っていた以上に暗く感じました。
また、上でも書いた通り、画面外の部分がチカチカ点滅してみえてコレが辛い！
もともとこういった点滅系や、フラッシュなどには弱い方なので、
このチカチカが気になって、画面を観ていられないほど辛いものでした。
と、書くと、なんだ、３Ｄテレビってそんなものなのか？って事になると思うのですが、
実は違う”ハズ”なんです。
実は、これは店頭展示で起こりやすい現象なのです。
まず第一に売り場は、家庭以上に明るい事。
ですから、テレビは３Ｄテレビ特有の画面輝度に問題は特性として持っているものの、
それはメーカー側も十二分に把握しており、
またそれに対応すべく輝度調整などもしているのですが、
店頭が非常に明るいために、家庭での使用以上に暗く感じてしまっているハズなのです。
また、今回の体験で一番嫌だったフリッカーと呼ばれる”チカチカ”ですが、
これも、予め想定された現象でした。
大型量販店などでは、もともと裸眼ではほとんど意識しないほどのスピードで点滅してるタイプの
蛍光灯を大量に使って店内中を明るく照らしているために、
その点滅と干渉してフリッカーを起こしている可能性が高いのです。
現在、家庭用照明の多くがインバータ方式で非常に高速な点滅になっているので、
干渉しにくいハズです。
店頭などに今でも良く使われているグロー球を使われているタイプは、
毎秒１００回程度の点滅なので、左目用に毎秒６０回・右目用に毎秒６０回の合計毎秒１２０回の
描画と、それにタイミングを合わせたシャッター方式のメガネの使用には、
高い確率で干渉しやすいはずなのです。
＃ちなみにインバータ方式では毎秒万単位での点滅です。
これらの事は予め分かっていながら店頭に訪れたものの、
想像していた以上の輝度不足とフリッカーに少しガッカリしたのは事実です。
当然、自宅で３Ｄテレビを利用した事がないために、
これらの現象が本当に自宅では起こらないのかどうか、
実に不安になってしまいました。
ＰＳ３が３Ｄに対応した事もあるし、３Ｄのブルーレイビデオが発売されたり、
何より、今使っているテレビの挙動が怪しい事もあり、
今すぐではなくても、３Ｄテレビの購入を積極的考えている私なので、
結構真剣な不安感だったりします。
もし、これから店頭に３Ｄ体験に行かれる方は、店頭ではこれらの現象が起こりやすい事を
理解し、頭に入れておいた上で体験してみてください。
ま、私の様に予め理解しておきながらも、不安になって帰ってくる人もいらっしゃるでしょうが＾＾；
