【第六回】の記事は コチラ
(以下、講演内容)
(ホワイトボードを裏返しながら)オースティン・パワーズがゴルフカートを回転させているあのシーンのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=aULRhgG_Az8
なかなか上手くいかないものですよね。
(ホワイトボードを固定して)さあ、これでいいでしょう。
さて、私たちは別の暗号通貨に取り組んできましたと言ったらどうでしょう。
…(沈黙)
“Yeah! ヒュー” (会場の何人かが歓声を上げる。まばらに拍手)
また、それがすでに存在すると言ったら?受け入れる準備はありますか?
(会場を見ながら)うん、興味があるようですね。
これはMidnightと呼ばれるもので、もうあります。
先日、マルタにいました。
忘れもしない、私たちがマルタにいたときのことです。
そこの素敵なシシリアンレストランで食事をしていたのですが、私はそこが大好きで、3回利用しています。
3回目で私は食あたりを起こしたのですが(笑)、2回目は素晴らしく、そのとき、私たちはプライバシー(秘匿性)の必要性について話し、MoneroやZ cashなどにも目を向けてみました。私たちもあんな風…っていうか、もっと上手くやれるかも、そうだよ!などと話していました。
私たちもそれに着手したと聞いたら、凄いことになるよね、いいね、いいねと。それまでに少し飲んでいましたので、しらふで考えても理に適っているかどうか考えてみようと言い合っていました。
私たちはそうするつもりでしたが、皮肉にも後になって、Euro Krypton のためにイスラエルに行き、そこでもまた飲んでしまったのに、またそれが話題になり、それでもなお、理に適っているし、コアな部分に構築されたプライバシーコインやプライバシーが保てる何かが必要なのだということになりました。しかし、それが意味するものは一体、何なのかについてはまだわからなかったのです。
そこで私は、それでは本当に頭脳明晰な人材を雇ってみようと言いました。
ゼロナレッジの専門家Markovをはじめとするあらゆる人材に来てもらい、論文を書くことからスタートし、 Sonics[ 参考動画 ]とか Kachinaなどの論文を書き、3つの特性、私たちの考えでは人権ということになりますが、それを備えるには何が必要か、今現在、ブロックチェーン分野が正しく適用していないのはどれかについてたくさん話をしました。総称して、と呼ばれるものです。
Freedom of A ssociation(連携の自由)
Freedom of C ommerce (商業の自由)
Freedom of E xpression(表現の自由)
では、どうすれば、コアな部分の心臓部に秘匿性を備えた機密性を得ることができ、合法的と思われる商業取引のなかで人々を連携させ、表現する能力を得ることができるようなシステムを実現できるかを話し合いました。なぜなら、私たちの会社は、60カ国を超える国々で稼働しているからです。
Catalystだけで、152カ国もの国々の代表者がいます。信じる信じないは別として、そのような国々の全部が全部、法律というルールがあるわけではないことが驚きですし、全部が全部、少数民族の保護はしていないどころか、民族浄化や、特にGLBT(LGBT)の人々に対するとても残酷な差別に出くわしたりするケースもあります。
独裁者や暴君が言論を支配し、それに反対しようものなら、悲惨な病に伏し、病院の窓から落ちていきます。(直訳。何かの比喩?非業の死を遂げる??)
名前は伏せますがそういう国があります。
そのような人々を保護できるツールを持つということがとても重要です。
このような物事に対して闘う手段です。
また、暗号通貨が法律や必要性によって意味を帯びてくるにつれ、そのことを理解するのもとても重要です。一般社会にたいして機密性を保てるものの上に物事を維持できることがとても重要です。
それに賛同できないというのであれば、自分のAmazonでの購入履歴が全部、皆に知られてしまっても、まったく平気でいられる人はいますか?いたら手を挙げてください。
(1人手を挙げかけた…。チャールズさんがニヤニヤしながら)
そんなの、試さなくていいですから(笑)
皆さんのGoogle検索の内容が皆に全部知られてしまったり、これまでに買った物が全部わかってしまったりするのはどうですか?もちろん、嫌ですよね。
なぜでしょうか。Googleを信用していようといまいと、少なくとも(Googleが)取るべき行動は信用していて、Googleと論争になったとしても、1人の人間に対してGoogle側にはこんなに文書があるのかと、だったら黙っておこう…となることは予測がつくからです。
Googleとしてはそんなものを利用するつもりはないし、少なくともあなた方はそう願いたいでしょう。
問題は、そのような機関に私たちが置いている信用が日々、侵害されているということです。そのような機関が他の機関と同じように腐敗しているのが問題なのです。監視資本主義もその1例です。
それについては素晴らしい本があります。
自分自身のアイデンティティ(身分証明)や権力をいくらかは取り戻す必要があると感じている人はたくさんいて、多くの人々が暗号通貨に参入してくる理由のひとつはそこにあります。
その人たちは、暗号通貨にはこのような能力があると信じ、暗号通貨から秘匿性や、表現、連携、商業の自由が得られると思い違いをしています。
今朝、ある通信社からインタビューを受けました。
私たちは、ブロックチェーンのシンフォニーを披露したのですが、その体験に関して不思議なのは、2009年1月3日から始まって以来、ビットコインのこれまでのトランザクションを全部視覚化しながらその中を歩けるというものなんですが、これを聞いて、トランザクションにそれほどの秘匿性があると本気で思えますか?
私がそれをするためのVR体験を構築できるなら、他の誰にでもできます。
なので、私たちは基本的にこれを取り戻すためにMidnightを構築しましたが、単なるプライバシー(秘匿性)のみならず、新しい境界線、コンセプト、機密性を探求したかったのです。
そういうわけで、この構想は、一般社会には公開されないものの、任意に、あるいは自動的に、その事業分野によって開示する事項を決められるというものです。
規制を受けた事業活動がその素晴らしい実例になります。
銀行秘密法により、取引銀行はあなたのご近所に情報を漏らすことはできません。
この人はいくらお金を持ってるとか、自分のお金をこんなことに使ったとか、そんなことを言ったらほとんどの規制された管轄区域では犯罪になります。
いいですか?取引客は機密性を享受できますが、喚問を受ければ、銀行は一定の情報を開示することができます。
このコンセプトが素敵なのは、プロトコルレベル、暗号通貨レベルで話しができるところが、本当に興味深いということです。
どうやって、それを実行するのか、どうやってアイデンティティとプライバシーを正しく連携し、少数民族の個人の権利を保証し、保護し、ディストピア政府から人々を守ることができるのか。それでいて、同時に、プライバシーのダークサイドには応じないようにできるのか。
これが、私たちがMidnightについて長いこと取り組み、考えてきたことです。
もう1つは、今現在、あらゆるプライバシーコインが実際にやっていることと言えば、トランザクションを、トークンを、コインをずっと非公開にしておくことです。
それも有用なことではありますが、今は2022年ですし、スマートコントラクトがなくてはなりません。
プログラム可能でなければなりません。
ならば、どうしたらプライベートスマートコントラクトが持てるのか。
これはとても興味深い疑問ですし、実際、この会場にもその疑問に答えるべくKachinaという美しい論文を書いた人がいますし、実際にこの論文を実行し、独自のバーチャルマシンを作ろうと時間を割いた人もいます。
プログラミング言語としてTypescriptを用い、どうにかコンパイルして実行しています。
凄いですよね。私たちはそんなふうに取り組み続け、その奥深い研究開発に4年を費やすという長い道のりになってしまいました。多くのチームメンバーがいて、たくさんの論文があり、それは全部私たちが発表したものですが、あなたがたは誰もそれに注目はしなかった。数学の分野では、隠そうと思えば秘密にするのは実に簡単です。
(笑ながら)ここにいる皆さんにはまるで宇宙語だと思いますし、ああ、もう何でもい
いから、みたいな感じでしょう。
現在、私たちはScoreXのDNAと(Hyperledger)Fabricを検討しています。ScoreXは、かなり以前から、Alex Chepurnoy氏とともに取り組んだプロジェクトです。そして、私たちは先ほどのMidnightバーチャルマシンを採用し、これをカルダノのサイドチェーンとしてローンチします。
【関連動画】 IOHKの6年前の動画
敢えて言うと、あなたたちがそれをするのです。なぜなら、それがサイドチェーンのローンチのしかただからです。
そして、これは私が…という話しではなく、実際には私たちが明日、ハッカソンでデモを実施し、実際に人々がMidnightバーチャルマシンで遊べるようにし、コードも書けるようにします。
プライバシーアプリケーションとはどのようなものかを実際に見ることができます。
(第七回は以上)
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