2035年という数字を出すこと自体が間違いだ。
元歴史地震研究会会長の都司嘉宣・深田地質研究所客員研究員が神奈川大学で一般講座としてしゃべったものだが、あまりにも無責任。
Yahoo!より、
巨大地震の再来警戒を 横浜、専門家が講演
6/18(日) 17:00配信
カナロコ by 神奈川新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170618-00018598-kana-l14
記事より、
南海トラフの一部である静岡・駿河湾で切迫しているとされてきた「東海地震説」について「提唱から40年たって起きていないのだから、間違いだったというべきだ」と指摘。ただ、南海トラフ地震のこれまでの発生履歴を考慮し、次の地震は「2035年ごろに起きるのではないか」との見方を示した・・・
金をもらって講演するために、適当なウソも平気でしゃべるようになった都司氏。残念だ。
また、仮に予知ができたとして、それに備えて、何をどうするのか?についての対応策についてはほとんど言及できていないのだろう。
ちゃんと話をしていれば記事になったはず。
これも残念だ。
大地震ではほとんどの人が直接死をするのは木造住宅の2階建てで、2階が落ちてきてぺしゃんこになることで死ぬ。
木造住宅の1階で寝ることは危ないということを説明すれば、いつ大地震が起きるか分からなくても対策としてはかなりの確率で有効。予知が実現する確率とは比較にならないものだ。
一般向けに話をするのであれば、予知できるふりをするようなパフォーマンスではなく、命を守るのに有益な話をしてもらいたいものだ。
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