「３校については認可します」。田中文部科学相が前言撤回。
この見出しははっきりっておかしい。
主語としては、無能な大臣の無意味な決定が可能である、大臣様だからということで圧力を大学認可を求める３校にかけたのだが、それぞれ３校は訴訟も辞さずというスタンスで、圧力に屈することもなく、無意味な判断をしようとした大臣の決定を覆したというのが今回のドタバタである。
また、突然の認可発言には、文科省の官僚も驚いた、というのが本当のようだが、これはいただけない。大学の認可について大臣決定権を外して第三者委員会決定方式にしてはどうか。もう文部科学省は省としての体をなしていないので、庁に格下げすべきである。大臣をおかなくては行けない理由はないだろう。どこかと兼任で構わない。適当に大臣ポストをおけるというものだから、こうしたテキトーな人事がなされる訳であり、格下げするのが当然。併せて、今回のドタバタを大臣の気まぐれ任せにしていた幹部については執行能力がない、万策を尽くした感がないとしか言いようがない。レベルは大臣と同等であるから、将来的にも格下げして大事なことに関わらないようにお願いしたいものである。
