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2017年07月14日

「先生が教えてくれた一番大切なこと」

「自閉症の長男のために私が頑張らないと」




月に1回、厳しいと評判の心理療法士さんによる発達検査

まず先生は長男に対し
「このお人形に帽子をかぶらせてくれるかな」

長男
(思いっきり髪を引っ張る)

先生
「くつをはかせてくれるかな」

長男
(人形を床に投げる)

母親
(たらっと冷や汗)
(検査にならないことは明らか)
(イライラしている長男)

(厳しいと評判の女の先生)

(しーんとした室内の空気…。)

耐えられなくなった母親
「すいません、家でもっと人形遊びをさせて練習した方がいいでしょうか?」

先生
「・・・お母さん、ここが何をするところかわかりますか?」

母親
(責められる)

先生
「お子さんを療育していくための場所です。つまりお母さんの代りに教育してくれているんですよ。余計なことを考えない!」
あなたは毎日、三食ごはん作ってるでしょ?あたたかい布団用意してるでしょ?それで十分。いろいろ考えない。」

母親
(涙ぐむ)

先生
「しっかり休みなさい。子どもがいない時疲れをとりなさい。」
「これ以上頑張らないで。」

長男はこの後療育の訓練で大きく変化






とか

「何か自分にできることをしなければ」

「自分の頑張りが足りないから状況が改善しない」

こういったことって

第三者が見れば

「そんなことないでしょ」

って普通に思えるけど

状況を
「自分の責任」

って思っしまう母親は多い

そして

「常に頑張り続けないと」

と思ってしまう


特に日本人は頑張ることが

「好き」

とは言わなくても

「良いこと」

ということになっているから

罪悪感に襲われた人は

頑張る

他のことを犠牲にしても

頑張る

そして目的がずれてきたりする。


頑張ることが悪いとは思わないが

頑張ることに案外大きいリスクがあるのは事実で

目的が思わぬ方に行ってしまうことが多々ある


本来は子供のためだったことが

自分が罪悪感から逃れるためになってしまったり


そして

頑張れば頑張るほど

子供のためと思っていたその子供との関係が悪くなったり

気がつくと

周りとの関係がとっても悪くなっていたりする。

でも人間

「善意でしたことには反省がない」

から

かなり最悪の結果になっても

原因がわからない

そしたら

そのあと

不幸になるしかない


上の話は

それを
「間際で救われた」

意味は大きい。



日本人は 罪悪感を持たせて人をコントロールしようとするところが 伝統的にあるから、 罪悪感を持ちやすい人が多い。

罪悪感を持ちやすい人はストレスが溜まりやすいから、中には人を非難して罪悪感を持たせて自分のストレスから逃れようとする人も出てくる。

罪悪感スパイラルが起こる。


そこから起こる不幸は計り知れないが

最近強く思う代表的な不幸は

責任追及と原因究明が混同されてしまうこと。

責任者を責めることが目的になってしまって、

本当の原因を究明することを忘れてしまう。

結果

同じ問題が繰り返される。

具体例は書かないが

今見渡せば

あるよね





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タグ: 罪悪感
posted by sachi at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事
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