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2017年09月17日
本の中で一番好きな装丁は新潮文庫の「坊っちゃん」です。
ナツノナカノです。
さて日曜日。
土日は漫画レビュー以外の事を
お話しようと思っています。
といっても今日はやはり
本にまつわる事をすこし。
平日の漫画レビューでは
大好きな「パタリロ!」をはじめ
私が今まで心に残った漫画、
そして出来ることなら手元にあるものを
ご紹介していきたいと思っています。
実は数年前に漫画をけっこう
売っちゃったんです。
場所の問題です。
【本を置く場所の問題】
本とか漫画の置き場に困っていらっしゃる方も
多いんじゃないでしょうか?
なんとか整理して片づけて、場所を詰めて。
それでもあふれちゃうんですよね。
でも捨てたくない…。
売りたくもない…。
私も1時期は段ボールの箱にぎっしり詰めて、
クローゼットにしまっていた事もありました。
100円ショップで売られていた、
本が10冊ずつくらい入る
不織布製の袋に入れてみたりもしました。。
最初はけっこう片付いて
自分で満足していたんですが、なんだか
だんだん寂しくなってきて。
そしてしまい込まれている本が
可哀そうな気がしてきたんです。
本は手に取って読まれるために
そこに在るんです。
どんな漫画もどんな小説も、
頁をめくれば無限の宇宙が広がっていて、
そうしてその世界は持ち主である
私のためだけに
存在しているのだと思うのです。
だから私はしまいこまれていた本を
段ボール箱から出すことにしました。
実は私、本は全て買う時に
ブックカバーもかけてもらっていたんです。
本がいつまでも美しく汚れないように。
でもそうすると背表紙が見えない。
装丁も見えない。
装丁も本の一部なのに、
それじゃだめですよね。
なんだか急にそんな事を色々と思って、
私は行動にうつしました。
何度も繰り返し読んだ漫画、
ストーリーが徹底的に
頭に入っている漫画に関しては
売りにだしたり、
親戚の子にあげたりしました。
手元には本当に好きな本しか
残していません。
ブックカバーも全て外しました。
本棚に置いたらすぐに表紙が日焼けして、
色が薄くなってしまったのですが、
好きな本がタイトルを見せながら
ぎっしりと置いてあるのを見ると、
やっぱりたまらなく心がときめくのです。
本は全てIKEAのビリーという
白い書棚に詰め込んでいます。
この本棚は奥行がけっこうあり
(28センチ)、前後2重にして
置けるのですごく重宝しています。
【同じ本を何回も読む】
同じ本を数年おきに読むのが好きです。
漫画でも小説でも好きな本は
何回読んでも面白いし、
そのたびに発見があると思うのです。
例えば夏目漱石の「こころ」は
人生で何度も読み返した本ですが、
その時読んだ場所、読んだ時の年齢、
その時に感じたこと全て覚えています。
自分をとりまく年齢や環境で、
同じ本から感じることが全然違うんですよね。
そして古い文庫本のあの匂いも好きです。
いまは電子書籍リーダーも持っていますが、
やはり電車に乗って出かけるときには、
さっと本棚から取り出して文庫をバッグにねじこむ。
そういう事が多いのは、
電子だと全く匂いがしないから
かもしれません。
みなさんはどうですか?
さて、このお話の続きはまた来週に。
新潮文庫の「坊っちゃん」です。
読んだのは中学生の時ですが、
赤い表紙が内容よりも
印象的でした。
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