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2017年09月24日
図書館からの本屋はしごの話
ナツノナカノです。
日曜の今日は先週に引き続き本の話をすこし。
漫画も小説も好きなんです。
で、私はいつから本が好きなんだっけかなと内省的に振り返ってみました。
そもそも小説とか物語を読むようになったのは小学校に入ってからです。
実はうちの親の方針で、小学校入学とともに“漫画禁止令”なるものが出来てしまったんですよ(笑)
漫画は頭悪くなる…的な発想だったと思うんですけどね。
ま、戦時中の生まれの方々はそんな感じじゃないんですかね。
だからこそ、私は大人になって大量に漫画を買ってるわけですよ。
大人買いってやつですね。
子供だった当時、漫画を禁止されて嫌だな〜と思う事も多少ありましたが、だったら小説を読めばいいやと軽くシフトチェンジしていたので、それほど窮屈さは感じていませんでした。
その代り、私がいくら本をむさぼり読んでいても私の親はそれに関してはさして注意もせず、割と自由に読ませてくれていたと思います。
小学校低学年の頃は民話が大好きで、“むかし話”とタイトルがつく本は学校の図書室で借りて片っ端から読んでいました。
そして小学校も3、4年生になると、ひとりで自転車に乗りふらふらと出かけられるようになり、ここから本格的に本好き人生がスタートしたような気がします。
休みの日は朝から市営の図書館に行き、読む。
お昼は一度うちに帰って、午後は市内の本屋のはしごです。
市内で私が行ける範囲には3か所の本屋がありました。
そしてその3か所を時間配分しながら巡るんです。
もちろん、立ち読みするんですよ。
だからお店の人に怒られないように、時間配分するんです。
私の家では本を買うお金は自分のおこずかいから、という決まりがあったのでそうそう買えるもんじゃないんです。
当時、せいぜい300円くらいのおこずかいでしたから。
だからといって、私にも友達との付き合いもあるし、本だけにお金はかけられない。
そうなると、必然的にさきほどのシステムが生まれる訳です。
図書館からの本屋立ち読みツアーですね(笑)
しかしそんな生活を続けていると、やっぱり子供ながらに所有欲が出てくるわけです。
本が欲しい〜。本がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
自分のものにしたい〜。
もう心の叫びです(笑)
そうして月300円のおこずかいを節約して、2か月くらい頑張って本を買うんですね。
そうなると、その貴重な1冊を買うのにものすごく悩むわけです。
今まで読んだことがなくて、絶対に内容がはずれじゃなくて、貯めたおこずかいの範囲で買える本。
条件が厳しすぎるんですよ。
でも、吟味に吟味を重ねて選んだ本たちは、その後私の宝物になっていくのです。
同じ本を繰り返し読むというお話を前回させてもらいましたが、少ないおこずかいをやりくりして買った本なんてそりゃ何回も何十回も読む訳ですよ。
引っ越しを繰り返すうちに、今はその本たちも手元にはありませんが、内容はしっかりと心に残っています。
大切な大切な思い出です。
次回、来週の日曜は当時読んだ本のお話をさせていただきます。
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