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2017年10月01日
本屋はしごツアーで「青い鳥文庫」と「フォア文庫」を読みまくった小学生時代の話。
ナツノナカノです。
さて、爽やかな日曜ですね。
今日も先週から引き続き、本の話をすこし。
前回、図書館からの本屋はしごツアーのお話をさせて頂きましたが、ではなんの本を読んでいたのか。
その頃まだ小学3〜4年生だったので、主に児童文学が多かったですね。
「青い鳥文庫」と「フォア文庫」が好きで読んでいました。
当時おこづかいをやりくりして買った本は「大草原の小さな家」シリーズとか、「トムソーヤの冒険」シリーズとか。「タイムマシン」「海からきたチフス」「広島の姉妹」「24の瞳」などなど。
児童文学と、侮るなかれ。けっこう面白いんですよ。
「大草原の小さな家」はNHKで放送していたドラマもすごく見てましたね。
大草原の小さな家新装版 (講談社青い鳥文庫) [ ローラ・インガルス・ワイルダー ]
西部開拓時代の話なんて、昭和の小学生にとって憧れですよ。例えば、主人公のローラ一家が知り合いとか近所の人とかと集まってクリスマスパーティをやるわけです。お父さんがバイオリンを弾いて、それに合わせてみんなで踊ったり。暖炉の上で料理した、素朴だけど美味しそうな料理をみんなで食べたり。
デザートなんて、メープルシロップを雪で固めたもの!
大人も子供もめいめいが小鍋とかボウルとか持って家の外に出て、そこらに積もっている雪をすくって鍋に入れて家の中に入ると、お鍋で熱々にしたメープルシロップをお母さんたちがそっと鍋の雪の上にかけてくれるのです。すぐに冷えて固まるのを、固くならないうちに急いで口の中に入れるんですってよ。
「大人も子供も、みんなこれが大好き!」なんて書いてあるわけです。
そりゃ美味いだろうよ…
西部開拓時代はきっと空気も綺麗だから、雪だって多分すごく美味しいと思うんですよ。日本の小学生だった私は、それを電気こたつに入って氷砂糖なめながら読むわけです。四畳半くらいのところでww
めちゃめちゃ憧れてましたよ。
そしてHGウェルズの 「タイムマシン」ですね。
タイムマシン (フォア文庫) [ ハーバート・ジョージ・ウェルズ ]
これはフォア文庫だったかな。もう本当に面白かったです。今は岩波文庫の「タイムマシン」を持っていますが、児童文学だと少しやわらかく書いてあって物語に入り込みやすかったです。挿絵も素敵でした。
このお話に出て来る「モーロック人」当時、怖かったですね。地底に住んでいて光を怖がる恐ろしい生物なんですが…
その後中学生の時、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に出会うのですが、その中に「やみくろ」というものが出て来るのです。モーロック人に似ているんです。なんとなく存在が。
闇に潜むもの、というところがなんとも薄気味悪いんですよ。
いまだに銀座線とか地下鉄に乗るときにホームから見える、線路の奥にある壁の向こう側には「やみくろ」とか「モーロック人」が潜んでいると、私は本気で思ってますけどね。
このお話の続きはまた来週の日曜に!
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