『ニコニコ超会議』内開催のお祭り【超神社サミット】に本物の神社様をご招待したい!
クラウドファンディングに関してはサイトに飛んでいただいて、支援云々を決めていただくとして、このシリーズでは、どうしてこのクラウドファンディングを応援しているのかというのを、「神社仏閣と、自分」というエッセイにして書いてみようと思います。
今回は、其の壱。クラウドファンディング終了まで数回に分けて自分の中の神社仏閣などの日本文化愛を書いていけたらなと思います。
※後日、地元の神社の写真、御朱印等を追記にて載せさせていただきます
→02/08 写真追加(また後で御朱印の写真を追加します)
其の壱 水が豊かで五穀豊穣のお祭りがある地域で育ったのだ、というお話
小さい頃から神様は見えなくても居るものだった。
水か豊かなのも、作物が美味しいのも、神様のお蔭だと思っていた。
それは五穀豊穣を感謝する祭りがずっと根差している地域で育ったからだと思う。たかだか祭りというかもしれないけど、それだけ地域に根差しているもので、文化の根源なので、自分は地元の祭りにも、よその祭りにも、それぞれの良さがあると思っている。
まぁ、氏神さんが好きなので、地元の祭りが一番じゃけん、と、思うのは、当然のこととして、それとは別に、どの地域にも神様や地域の繋がり、文化、心の根源として祭りがあると思っているので、どの祭りも楽しめればいいなと思っている。
神様は人が集まるところに成るものだ。
信仰があるから力を保てるのだ。
日本文学のこの考え方が好きだし、実際にそういうものだと思っている。
神社は人が集まれば集まるほど、活気付く。
そうやって紡がれてきた数多の物語や、歌、神話、いろんな作品へのリスペクトと、神様は人間が大好きで、だから、人間が気付かないだけで、そこかしこに居るんだよ、そういう気持ちを自分も作品として残したくて、文字書きをしている。
※別名義で数年前に書いた水の神様のお話「 失うことが怖いカミサマのお話
(Pixiv)」、こういう神様と人間がそこにある物語を書いていきたいというのが創作の根源となっている
自分は氏神さんの神社が好きだったし、お旅の神社も好きだったし、山を祀る神社も好きだった。
地元にはたくさんの好きなものがあって、その神様に触れ合える祭りもあって、それができる場所が神社だった。
建築物が好きなのもある。
建物が好きだから、神社仏閣を巡るのが好きだったというのもある。
けれどそれ以上に、そこに行けば何となく落ち着く、そんな心の拠り所として、神社というものがすごくすごく好きだった。
大学で京都に来てから、神社仏閣巡りができるのが楽しかった。
大好きな天満宮がすぐそこにあるのも嬉しかった。
京都だけでもいろんな祭りがあって、それに関わる人のいろんな想いに触れたりもして、そういう、神様と触れ合うための祭りというものだけれど、妙に人間臭いところがあるのが、祭りの本質だと思っている。
目には見えないけれど、神様と一緒に、人間が思いっきり楽しむためのもの、それが祭りなのだ。
けれど、それがいつまでも続くわけではない。
十年と少し前のこと。大学時代後半から卒業してすぐの頃、世の中では後継者のいない神社や寺が廃れて廃墟となり、倒壊し、社会問題になっていた。
当時の知り合いに地方に住んでいた人がいて、荒れた寺、管理されてない神社なんてそこかしこにあると言っていたし、正直、どんな職種でも後継者がいなくて文化など消えていくのだ、と、日本文学を専攻して文化を伝えていくべき自分でさえも思っていた。
近年消えていった神社仏閣、信仰、そして祭りは数えきれないのだろうなと思うし、そういうものをまず知ることもないままだろう。それが、現実だ。
逆に、日本文学を専攻していたからこそ、諦めみたいなものがあったのだ。
お金と需要は永遠ではなくて、たった一人のために技術は残ったりしない。技術を残すのにはお金が必要で、技術を残すためにサブカルチャーなどの多方面に訴えかけて頑張って需要を取り戻そうとする人達がいることを学んでしまった。
だが、お金は無限ではない。
だから、消えていくしかないものは、たくさんある。例えどんなに頑張っても。
そんな諦めを覆したのが、刀剣乱舞という作品だった。
刀剣乱舞と神社仏閣については後の回で詳しく書くとして、その時、「数の暴力が荒れた社や寺を救うのだ」と、思い知らされた。
だから、残していきたい文化があるなら、残していきたい場所があるなら、大切なものがあるなら、それを一人でも多くの人に知ってもらう、たったそれだけでも、自分にできることはあるんじゃないかと思った。
今回のニコニコ超神社は、ニコニコ動画というコンテンツに触れ合っていない世代にとってはピンと来なかったり、関係のない話に思えるかもしれない。
けれど、自分にとっては、自分が訪れて残していきたいと思った場所が、これからも残っていけるかどうか、その命運が掛かっているのだ。
大袈裟な話ではなくて、認知度が上がって、例えばたった一人でもそこに訪れてくれて、その場所に感動したり、御朱印をいただいたり、新しい場所を知れたり、そういう連鎖が、忘れ去られてしまう場所を残し続ける道なのだ。
自分は残したいものがたくさんある。残したい場所がたくさんある。
今回、ここに関わる神社仏閣は四社だけかもしれないけれど、こうして「自分達がどういう信仰と神様と共にあるのかを知ってもらう」ために行動している神社があることをいろんな世代に知ってもらうことは、すごく、すごくすごく、重要だと思っている。
一人一人が少額の支援しかできなくても、その想いの数が多ければ多いほど、金額は大きくなる。
金額だけじゃない。
神様は、人間が集まるところが好きなのだ。
自分は地元が好きだ。
地元が好きだからこそ、全国各地にあるいろんな場所が好きだ。
そしてそこで、その場所を残そうと頑張っている人達を応援したい。
だから、少しでも「こういうことがあるよ」と、知ってもらう手助けをしたい。
自分が伝えられる人数は少なくても、違う界隈の人達の目に少しでも触れれば、その想いと、自分の神社仏閣への愛を込めて。
最後に、以前投稿した地元の写真で作ったポスターを再度貼っておきます。
水が豊かで五穀豊穣を感謝するお祭りがある地域で育ったさまにゃんこでした。
※ポスターの記事「 Twitterでの応援ポスターコンテストの作品
」
西條神社(御旅所)
西條神社
武丈公園
※ポスター使用
武丈公園
※ポスター使用
伊曽乃神社(氏神さん)
伊曽乃神社(氏神さん)
※ポスター使用
石鎚神社
※ポスター使用
石鎚神社
石鎚神社
※ポスター使用
マイントピア別子周辺廃墟
※ポスター使用
ひうち運動公園前石碑
※ポスター使用
ひうち運動公園前
※ポスター使用
ひうち運動公園から見た市民プール
※ポスター使用
全て2018年04月02日撮影。
2023年02月07日
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