バンコクの暑さに毎日が苦痛であったが、それを除けば楽しい毎日でもあった。洗濯物も外に1時間も干せば乾いてしまう。驚異的な速さの天然乾燥機だ。暑くてたまらないので、毎日通う店があった。それは、フルーツをジューサーに氷と一緒に混ぜて、スムージーにする飲み物が美味しい。値段は日本円にして100円ほどの安さであり、毎日通うようになってから店主とも仲良くなったりした。夕方になると、セブンイレブンに行ってビールを買い飲みほす。ただビールを飲むと暑さで汗が倍増して出てくるのでシャワーに入って体を綺麗にする。夜は屋台で、またビール。タイの醤油と言える、ナンプラーにも慣れてきて、食事の時にナンプラーがないと何か物足りなく感じる時もあった。だんだんとタイの食事(辛い物)にも慣れてきたが、3人ともバンコクに飽きがきているのも感じており、ミャンマーの話が出始めてきていた。残念な事にカオサンで知り合った日本人の中では、ミャンマーに行った人がいなくて情報に乏しかった。これから軍事主義の国に入るのに治安などの情報が欲しかったが、手に入る情報は安宿の場所と地図くらいで、あとは空港でFECと言う外人用の通貨を300ドル以上の強制交換しないといけないと言うネックがあった。ミャンマーで300ドルも実際に使わないだろうと思い、そこの情報も欲しい所だったが行ってみないと分からない状態で不安があった。
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