ミャンマーの旅1〜来たぜ!ミャンマー!〜

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ミャンマー ヤンゴンへと出発する為にバンコクを離れる日がきた。陸路での国境を渡ってきた自分には苛立ちがあったが、ミャンマーへの陸路での入国は許可されていないので仕方ない。タイの北部で日帰り入国は認められているが、それではヤンゴンに行けない。飛行機は久々だったが、苦労なく行けるツールとしか思えなかった。ヤンゴンの空港には2時間強で着いた。空港も首都の空港とは思えないほど小さく汚ない。飛行機を降りればバスで移動して入国審査をする。審査は簡単に済ませる事が出来たが、次の関門があった。外人向けのFECへの換金だ。ミャンマーでしか使えない通貨であり、本来ならチャットが国内通貨になるのだが、外人に外貨を落としてもらいたいので300ドルの交換が義務付けられている。観光客は素直に応じて、3個のブースの1つに入って交換して、荷物を受け取り外へ出れる。そこには軍人も立っており、なんとも言えない空気が漂っているが、1人の白人バックパッカーが異議を唱えた。この国で300ドルも使わないから、FECは必要ない!と叫んでいる。こういう人が出てくるのは分かっていたが問題は、この先だった。交換しないで出来るのかが現実になるかだったが、FECに交換したくない人は沢山いたので、小規模ながら、その白人バックパッカーに賛同するようにミャンマーの空港係員は困った顔になっていった。


2014年11月09日

ミャンマーの旅2

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空港にてFEC交換拒否の白人バックパッカーが現れた事に賛同した他外国人も加勢して、300ドルを出す人がいなくなった。他の白人バックパッカーが左のブースは100ドル交換すれば入国出来るぞ!と叫び出した。真ん中と右のブースの従業員は国のルールとして譲ろうとしない。左のブースの女性従業員は仕方ないと言った顔で100ドル交換で通してくれた。自分達も左ブースで交換して荷物を受け取り外へ出た。ミャンマーの第一印象は、タイの田舎、そして男性がスカートを履いている。その程度であった。軍人だらけで緊迫しているイメージであったが、それは一瞬で打ち消された。外に止まっているバスに乗り込み、ヤンゴン市内へと向かった。走っている車はボロいインド車か、お払い箱になった日本車ばかりで、乗っているバスは京成バスで日本語表記がそのまま使われていて不思議な気分だった。車線は右走行なのに、ハンドルが右と言うのも不思議に思えた。


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15年前のアジア放浪記をまとめております。 世界は広いです。一歩踏み出せば、そこは日本では通じない モラルが待っています。
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