娘の優しさ: シングルマザー看護師のつぶやき

2018年02月14日

娘の優しさ

以前にも告白しましたが、私はこれまでの人生のいろいろな要因でうつになりました。今は普通に生活しています。が、昔に比べると心が折れやすくなっていると思います。

正直、新しい職場で、適応障害がでて、朝身体が仕事を拒絶して動かなく、めまいを起こすことがありました。
そんな私を、明るく心配してくれていたのは娘です。

２年前、セロトニン症候群と思われる症状で、体が硬直し、めまいがして前のめりになり倒れこんで動けなくなりました。労働訴訟を起こした病院で働いていた時です。相当なストレスもありました。結局原因ははっきりしなかったのですが、私は 救急車で運ばれました 。瞳孔が７ｍｍに散大、眼振とめまい、脱力感。かろうじて話はできる状態でした。
その時、当時娘は２年生。まずは、私の知り合いの医者にライン電話して、その先生の言う通り１１９番しました。びっくりするぐらい慌てることなく、
「大丈夫、〇っちゃんがいるからなんとかする！」 と気丈でした。
救急隊が到着し、騒動を聞きつけた上階のママ友が子供を預かるからと行って駆けつけてくれました。ストレッチャーで運ばれる私に、自分が一番大事にしている小さなクマの人形を枕元において
「ママ！大丈夫やからな！」 って声をかけてくれました。娘は泣いていませんでした。
預かってくれている間も普通にしていたと。
私は、次の日訪問診療があったし、代わりに行ける人がいなかったので、かなり無理して起き上がり、大丈夫だと言いきり、入院の勧めを振り切り帰りました。次の日には症状はなくなっていたんですけどね。

子供だ子供だと、普段は世話をやいていないとやっていけないのに、ちゃんと救急車を呼んでしっかりと話をしていた。このエピソードがなかったら、医者になるっていう言葉も聞き流していたのかもしれません。
いざとなると強いですね。子供って。

今は疲れやすいので、こたつでうとうとしてしまうのですが、必ず毛布をかけてくれます。
眠剤などを飲んでいるのですが、飲みやすいようにお薬入れを作ってくれました。これは３代目です。だいぶ進化して丈夫になりました。

本当に、娘がいなかったら今頃死んでいたかもしれません。誰かに支えられないと支えあわないと人間はつぶれてしまいますね。私はがっつり娘に支えられている気がします。
しっかりしなければ