
作者は十年前からキューバ議長ラウル・カストロと友人関係にあり、2015年7月キューバ国会での特別会合の席でこの作品を発表した。その出版は2016年の書籍市開催中におこなわれた。
今回の賞は、キューバ書籍協会が国内の書店で実施した調査によって決定された。この調査でこの伝記がもっとも購入された作品だったことが確認された、ときょうキューバTVが報じた。その報道では販売部数は明らかにされなかった。
「ラウル・カストロ、革命のなかのひとりの男」は、カピタン・サン・ルイス出版より、スペイン語版が出版された(原版はロシア語)。キューバ議長の人生における重要な出来事をまとめた年譜や、未発表を含む80点以上の写真も収録している。
この本は、1931年6月3日オリエンテ州(現オルギン)のビラン地区で生まれてから現在に至るまでの、キューバ議長の人生をえがいている。
著者は、ソビエト連邦の退役中将で、歴史科学博士・モスクワ国際関係大学教授であり、キューバ革命勝利前の1950年代にメキシコでラウル・カストロと知り合った。
ラウル・カストロとレオノフは当地で、現在まで続く友好関係を始めた。
今回のコンクールの審査委員長で作家のエンリケ・ペレス(Enrique Pérez)によると、昨年キューバ国内で売れたほかの本としては、「Lo que yace a través del mar」、「La piedra de rapé」、「Las campanas de Juana la Loca」などがあげられた。
Biografía de Raúl Castro fue el libro más vendido en 2016
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/11/biografia-de-raul-castro-fue-el-libro-mas-vendido-en-2016/#.WJ-gztLhDIV