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2022年08月31日
テント泊で雨漏り!アイロンでシームテープの補修してみました
久しぶりのテント泊!
でしたが・・・
縦走登山最終日。
夜通し雨でテント本体にぽつぽつと雨が・・・
どうやらフライシートの縫い目から漏れている様子。
案の定、フライもテント本体も縫い目の シームテープ が浮いてました!
使用前の確認が必要ですね(^^;
縫い目の水漏れ。
シームテープ を張り替えるのが一般的ですが・・・
アイロンを使って補修してみました。
Before
After
おぉ〜
白く剥がれていた シームテープ が綺麗に透明になって密着しております。
これならしばらくは持ちそうですね。
アイロンで補修するときの注意点
?@必ず当て布を使用する
?Aアイロンの温度は低温で
シームテープ がネチャついてたりするので当て布は必須です。
テント本体、フライシートもナイロン製で熱には弱いので影響の少ない端の方で様子を見ながらが無難です。
フライはファスナーや曲線部分もあって面倒くさい・・・
テント本体の方も完全に剥がれてた。
ばっちり!
コーナーの縫い目も・・・
アイロン台の角を使いながら少しづつ・・・
コーナーにはこの子が居るからやりにくい・・・
と言うか、縫い目の シームコート も完全に剥がれていますね・・・
補充、補充。
アライのテント には シームコート が付属しています。
シームテープ が貼れない所用の防水材なので、縫い目のちょっとした補修にも使えます。
アイロンで密着性の悪い所があったらこの シームコート を使ってもいいですね。
小石の小傷は ダクトテープ で。
ある意味、水に強い ダクトテープ は最強の補修材だと思っています。
常に持ち歩いていて、レインウェアや プラティパス の補修に使ったことも。
劣化させないためにも綺麗に保つことも重要。
撥水はまだ充分効いてるし、あと、これで後何年大丈夫かな?
登山ランキング
2018年08月18日
山・アウトドアの天敵≪ブヨ≫ 刺されない対策と刺された時の対処法
7月の恒例行事・・・ブヨなんて嫌いだ!
三ノ峰〜別山周回 でブヨにやられた。
ほぼ、7月の恒例行事?って感じで右手がターゲットに・・・
アレルギー体質の様で、半端なく腫れあがります。
毎年ひいひい言ってる割に、シーズン初めは油断しまくり。
対策もほとんどできていなかったので、色々と調べてみました。
ブヨとは
【参考HP】
ブヨとは
ウィキペディア
・正式名称は「ブユ」関東では「ブヨ」関西では「ブト」とも
・ハエより小さい2〜5mmほどの羽虫
・アブと同じく 皮膚をかみちぎって血を吸う。(産卵期の雌のみ・通常は花の蜜を吸う)
・綺麗な水に産卵するので 清流の近くが危険。
・かみつく時に麻酔成分を注入してくるので噛まれたことに気づきにくい。(アブは痛いがそれほど腫れない)
・噛まれた直後より、 半日〜1日後の方が腫れる。
・活動期間 3月〜9月
・活動時間 朝と夕方(種類による)
・ 湿気が好き、雨降りの日は最悪の好条件
・天敵はトンボらしい
耐性のある方はあまり腫れたりしないようですが、アレルギー反応の強い方は腫れがひどく
さらには アナフィラキシーショックを引き起して 呼吸困難に陥ることもあるようです。
私の場合、呼吸困難になったことはないですが、4〜5日は熱を帯びて腫れあがり
かゆみや違和感がある程度収まるのに半月〜1か月。
症状がひどかった時のかゆみが消えるのに2〜3年といった感じです。
刺されない為の対策
・時間帯に注意( 晴れた昼間は比較的安全)
・ 雨降り要注意(日が差さないので昼間でも襲ってきます)
・蚊取り線香や市販の虫よけスプレーは効かない。 ハッカ油が有効。小まめに。
・天敵のトンボが飛び交っている所は安心
・ 黒っぽい服は避ける。白やオレンジの明るい色の服が良い。
・汗や飲酒は寄せ付ける原因
・ 肌の露出は避ける(指とか耳とか末端部要注意)
・顔を保護するには虫よけネットが有効(但し、息苦しさと視界不良あり)
思えばブヨに噛まれたのは「 雨の日」か「 早朝」だった。
被害に会いやすい天候、時間帯には要注意です。
虫よけ素材のウェアは試したことが無いので、効果のほどは分かりませんが・・・
常に持ち歩いている虫よけネットはこれ
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手のひらどころか、握ってしまえば持っているのかも分からない小ささ。
11gと言う驚異的な軽さ。
ポケットやザックの隙間に入れていて全然邪魔になりません。
鍔付きハットと組み合わせて使います。
裾にはドローコードがあり、虫の侵入を防ぎます。
生地も薄く、視界も他の商品より良いです。
●虫よけネットを探す
とにかく、 肌の露出を出来るだけ避けてこまめに 虫よけスプレーをしましょう。
雨の日はブヨが活発に動き回る上に、虫よけ剤も流されてしまうので・・・
可能であれば山に近づかないことですね。
虫よけスプレー
【参考HP】
虫よけ剤の原理と使い方
ブヨとアブ(虫よけハッカ油スプレーの作り方)
一口で「虫よけスプレー」と言ってもいろんな種類の虫が居るので、虫によって効く・効かないがあります。
普通の「蚊」用のスプレーはブヨには効きません。
市販のものを買うときは対象に「ブヨ」「アブ」が書かれているか確認してください。
虫によって効果のある成分が違います。
虫よけスプレーの成分としてよく耳にするのが「 ディート」だと思います。
所謂「忌避剤」で皮膚や衣服に塗布して使うタイプです。
ディートに殺虫効果がある訳ではなく、虫が吸血する際に ディートの成分があると嫌がって吸血に至らないそうです。
なので、塗り残した箇所があれば噛まれる可能性もあり、 虫が居る空間に撒いたからと言って逃げるわけでもないらしい。
忌避剤としては安価で効果が長持ちと言うことでディートが一番使われているようですが、毒性があるので乳幼児や目・口周りへの使用は避けるなど、注意が必要です。
逆に虫が嫌がる成分としては「 ハッカ」をはじめとするハーブ系。
特にブヨはハッカが嫌いらしく、ブヨ用の虫よけとして「ハッカスプレー」の作り方を紹介したサイトも多々あります。
三ノ峰〜別山 でブヨにやられた後、色々調べて作ったハッカスプレーを 仙丈ケ岳 で試してみました。
はい。スプレーしたらブヨ系の虫はサッと逃げていきました。
ただ、全然動じない虫もいたので、効かない虫も居るようです。
別山の時にも持って行きましたが・・・
使ってみた感覚では「 パーフェクトポーション アウトドア—ボディースプレー」がいいと思います。
ハッカ以外にもいろんな植物の精油が配合されており、多種類の虫に効果があります。
虫に囲まれたときに「シュッ」っとひと吹きで虫がいなくなりました。
天然成分で、乳幼児にも使える肌に優しいタイプ。
また「アロマ」を謳うだけあっていい香りがします。
別山では、雨のため流れてしまったのと、小まめにスプレーできなかったのが噛まれた大きな要因だと思います。
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ただ、お値段はそれなり。
効果を持続するためには 小まめにスプレーが必要なので、お手製のハッカスプレーと併用が経済的かなと思います。
ハッカスプレーのいいところは「 清涼感」
少し濃いめに作れば、暑さ対策にもなります。
●パーフェクトポーション アウトドアスプレーのリンク
刺され(噛まれ)たら
【参考HP】
医師監修 対処法
症状と対策
虫刺されの仕組み
刺された時の症状は人によって違いますが、広範囲に腫れて治るのに何か月もかかるケースもあります。
刺されたら「掻かない!」が鉄則ですが、症状を少しでも軽くするためにやっておきたいことは・・・
・ポイズンリムーバー等で毒素を体外に出す(効果は刺されてから10分以内)
・傷口を水で洗い流す
・刺された直後であれば温める(毒素が熱で中和される)
・腫れて熱を持ってきたら冷やす
・副腎皮質ホルモン(ステロイド)系の薬を塗る
・症状がひどければ病院へ
ポイントは「 掻かない」「 安静」
とは言え、登山の場合、人里離れた山の中。
温めようと思ってもお湯がない。
安静にしようと思っても下山するためには歩かないといけない。
ポイズンリムーバーも薬も持っていなければ処置できない。
せめて毒虫対策としてポイズンリムーバーは持ち歩いておきたいところですね。
★エクストラクター ポイズンリムーバー
ポイズンリムーバーも種類がありますが、写真のエクストラクターがお勧め。
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その心は・・・
・吸い口が部位に応じて4種類(指などの細い部分にも対応)
・注射器の要領で最後まで押すと真空状態がキープ(手を放しても大丈夫)
カップ内が真空状態になって手を放しても吸い付いています。
カップが透明なので吸引している様子も分かります。
安価代表のドクターヘッセルと比較すると・・・
ドクターヘッセル インセクト ポイズンリムーバー 00050008
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こちらの メリットは「軽量・コンパクト」「安い」
デメリットは「吸い口が大・小の2つのみ」「吸引中リムーバーから手が離せない」「カップが不透明」
●ポイズンリムーバーを探す
噛まれてしばらくすると腫れてきます。
熱を持ってきたらとにかく冷やす。
今までの経験上、 濡れタオルが効果的!
特に山では「 もってこタオル」が重宝します。
細長くて薄いので包帯替わりの使い方が出来ます。
普通のタオルと並べるとこんな感じ。(上:普通のタオル、下:もってこタオル)
左から
・普通のフェイスタオル「85g」
・温泉タオル「56.5g」
・もってこタオル「32g」
圧倒的に 軽くてコンパクト
今治タオルで肌触りも良く、吸水性もよくて乾きも早い!
下山後の温泉もこれ1本で賄えます。
今回ももってこタオルを濡らして腕にぐるぐる巻きにして歩きました。
こんな感じで。
欠点を言うなら生地が薄いので引っ張り方によっては破れます。
ご注意を。(経験者は語る)
水が無い時のために「熱さまシート」や「冷えぴた」などの 冷却シートがあっても安心かもしれません。
ただし、熱を帯びていると結構すぐにカラカラになります。
また、診察時に確認しましたが、冷却シートの成分でかぶれることもあるので 「濡れタオル」が一番いいとの事でした。
●もってこタオルのリンク
虫刺されのアレルギー反応が強い方は 薬を持ち歩くことも重要。
市販の虫刺されの薬は「 かゆみ」を抑えるための「 抗ヒスタミン」成分がメインになりますが、ブヨのような「 炎症」を引き起こす遅延型反応であれば「 ステロイド」成分が効果的です。
ムヒシリーズであれば「ムヒアルファEX」がステロイド成分を含んでいます。
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●ムヒアルファEXのリンク
私の場合は医者で処方された薬を持ち歩いています。
処方薬については後述します。
今回の状況と処置
噛まれた箇所:耳(11:00頃)首(12:00頃)右手首(16:00頃)の3か所
どれも噛まれた瞬間は不明。雨降り&藪漕ぎで耳と首は気づいた後も放置
三ノ峰避難小屋に着いてから
手首の噛み口の出血と膨れの小ささからまだ噛まれてから時間が経っていないと判断→ポイズンリムーバーで吸引
耳はすでに腫れて噛み口は水泡がつぶれている状態
首は症状軽い
⇒虫によるのか、虫が持っている菌によるのか、噛まれた部位によるのか・・・
症状の強弱にはかなりばらつきがあります
病院の先生いわく「耳のように末端をやられるとジュクジュクと汁が出やすい」とのこと
3か所ともステロイド系の塗り薬(リンデロン)を塗布
⇒蚊でも腫れあがることがあるので、いつも持ち歩いています。
夕食のあと、すぐに就寝。
動かなかったのも良かったのか、腫れ方は今までよりマシ。
翌日(7/13)
行動を開始後しばらくすると右手がジンジンと痛み出す。
別山への登りで熱を帯び、腫れもひどくなってきたので、濡れタオルでぐるぐる巻きに。
腕を下すと内圧で痛いのでタオルを巻いた腕を上げたまま歩く姿はちょっと変だったでしょうね。
腕がジンジンするなぁと思ったらタオルが乾いた証拠。
別山からの下りは濡れタオルなしでは耐えられない状態に。
やはり安静が一番。
下山後(7/13)
近くの病院(皮膚科もある内科)を受診。
かゆみ止めの点滴と塗り薬を塗布。
飲み薬(ビラノア錠)と塗り薬(メサデルムクリーム)処方。
今までの経験から痛み止めも希望したが「すぐ治まるでしょう」と処方してもらえず。
帰宅後(7/14)
腕の腫れが肘まで広がり治まる気配がないので、職場近くの皮膚科を受診。
「アレルギー反応がひどいので」と ステロイドの飲み薬(プレドニン錠)を処方。
下山後の病院で処方された飲み薬と塗り薬も併用。
ステロイドの飲み薬は劇的に効きました。
飲み薬は全身に回るので・・・
念のためと3日分処方されましたが1日でやめました。
(症状が改善されればやめて良いと言われていたので)
7/13下山中の耳
根元まで腫れ、先端の水泡が破れています。
7/12噛まれた日の晩
手首がぷっくり
7/14帰宅した翌日の腕
肘のあたりまで腫れが広がりました。
1か月後の手首
噛み跡が残るのみ。これは1年くらいは残るでしょうね〜
1か月以上経った現在
噛まれた跡は耳・首・手首とも残っていますが、かゆみはほぼとれました。
最初に噛まれて、分からずに掻いてしまった耳は今もイジイジとかゆみます。
腫れのひどかった腕は2〜3週間くらいはイジイジしていましたが、ひたすら掻かずに薬を塗って耐えたので今は収まっている感じです。
やはり
・掻かない。
・安静にする。
・熱があれば冷やす。
が重要なポイントかと思います。
そして医者の診察・見立ても色々。
体のためにはキツイ薬は良くないと思いますが、処方された薬で治まらない時は再診した方が良いでしょう。
また、虫刺されに関しては内科でも対応はしていますが、皮膚科専門の病院で診てもらう方がいいと思います。
数年前に下山地近くで受診した皮膚科で。
処方された飲み薬はステロイドではなく抗生剤の類だったと思いますが、「3日で腫れは引くでしょう」と言われた言葉通りに。
説明の言葉も、経験に基づいた確信のようなものを感じましたし、今回、職場近くで受診した皮膚科もきちんとした説明で信頼できると思いました。
逆に下山後に受診した内科は人は良さそうだったけど、「大丈夫かなぁ・・・」と言う印象を受けました。
質問に対してきちんと説明してくれる医者を選びましょう。
今までの病院・薬
【参考HP】
薬(ステロイド)の種類
今までにブヨにやられて医者からいただいた塗り薬。
ステロイドの薬については上記の参考HPが詳しくてわかりやすいです。
写真左から
スチブロン・トプシム・アンテベート・リンデロンVG・メサデルム
ステロイドのランクで言うと
左3つがVeryStrong(5段階の2番目)
右2つがStrong(5段階の3番目)
たまたまかもしれませんが、左3つが皮膚科で処方されたもの。
右2つが皮膚科を併設している内科で処方されたもの。
皮膚科は強めの薬で短期決戦。
内科は緩めの薬で副作用や負担を少なく、と言う考え方の医者が多いのかも?
VeryStrongのトプシムとアンテベートはべたつき感が気になります。
しばらく使うと薬でかえってかゆくなると言うか皮膚がひりつく感じがありました。
リンデロンVG・メサデルムの方が塗り広げやすく、肌にも優しい気がします。
人によって合う合わないがあると思いますので、一概には言えないんでしょうけど。
ただ、キツイ薬はあまり長期間使わない方がいいように言われています。
飲み薬と併用であれば、塗り薬はあまりキツくない方がいいかなと言うのが個人的な感想です。
【参考まで】
下山時の病院の処方箋
職場近くの病院の処方箋
飲み薬のステロイドの他、次回噛まれた時用の薬も処方していただきました。
塗り薬は下山時に処方されたものを使いましょうと。
3年前の皮膚科での処方箋
飲み薬はアレルギー反応を抑えるものと、細菌や炎症を抑える抗生剤。
4年前の皮膚科での薬もこれと似た感じだったと思います。
市販の薬でも「フルコートF」のように細菌を抑える抗生物質が含まれたステロイド薬もありますが・・・
やはり医者で処方される薬の方がアレルギーを抑えるものや細菌を抑えるものなど、症状に応じた薬を処方してもらえます。
症状がひどい場合は早めの受診をお勧めします。
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追記
本文で紹介したステロイド「リンデロン」が2021年2月よりOTC医薬品として発売開始!
【指定第2類医薬品】リンデロンVs軟膏 10g ※セルフメディケーション税制対象商品
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処方箋が必要だったのが市販で買えるようになりました。
詳しくは シオノギヘルスケアのHP をご覧ください。
クリームと軟膏の違いや正しい塗り方も出ています。
市販されているのは軟膏とクリーム。
簡単に比較すると・・・
●軟膏
刺激が少なく、どんな状態の幹部にも使えるが、べたつきが強い。
●クリーム
伸びが良くべたつきにくいが、ジュクジュクした患部や傷がある所には適さない。
オールマイティに使えるのは軟膏ですが、べたつきが気になる方はクリームがよろしいかと。
●リンデロンVsのリンク
登山ランキング
2017年05月27日
レインウェア 知っておきたい5つの豆知識
そろそろ梅雨が近づいてきました。
「雨の日に山登りはしない」と言う方もいらっしゃると思いますが、山の天気は変わりやすい。
レインウェアは山登り三種の神器と言われるほど重要なアイテム。
持っていない人の方が少数派だと思います。
ならば、せっかく持っているなら積極的に活用しましょ♪
と言うことで・・・
レインウェアの活用に関する5つの豆知識。
●防水とはっ水(撥水)の違い
●防水スプレーの正しいかけ方
●レインウェアは洗濯すべし!
●レインパンツを履く時はレジ袋が役に立つ
●収納袋は大きめで
そもそも防水と撥水って何が違うの?
って思ったことはありませんか?
防水=水を通さない
撥水=水をはじく
つまり・・・
ビニール袋みたいに表面が水をはじかなくても、水を入れて漏れない状態が「防水」
布地みたいに水を通すけど、表面を水滴がコロコロとはじいている状態が「撥水」
お城に例えると・・
「水」と言う敵が城内に入って来ないように門を閉じて守るのが「防水」
「水」と言う敵が城内に入って来ないように門番が敵を蹴散らしているのが「撥水」
目的が一緒でも役割が違うんですね。
「門」が壊れちゃったら敵(水)を侵入させちゃうからメンテナンスが大事です。
「門番」がヘトヘトに疲れちゃったら敵(水)をはじき返せなくなっちゃうからリフレッシュが必要です。
片方だけで守るのではなく、強固な門を閉じて、頑健な門番が守ることで「鬼に金棒」と言えるでしょう。
「防水」と「撥水」の違いが分かれば「防水スプレー」と言う言葉に疑問を感じませんか?
広義で言えば「撥水」も「防水」の一部と言えますので、間違いではないのですが・・・
厳密に言えば「撥水性」を高めるためのスプレーなので「撥水スプレー」ではないかと。
「防水」さえしっかりしていたら「撥水」は無くてもいいんじゃない?
と思われるかもしれませんが、 「撥水」には3つの重要な役割があります。
☆蒸れを防ぐ
登山で使うレインウェアは基本的に透湿素材のものをお使いだと思います。
透湿とは・・
汗などの蒸気を衣服の外に逃がす機能のこと。
仮に撥水がなく、レインウェアの表面に水がべったり膜を作っていたとしましょう。
ゴアテックスをはじめとする防水透湿素材は、小さな穴が開いており水の分子は通しませんが、もっと小さい水蒸気は通す構造。
そうです。
水が膜を張ったら水蒸気の出口が塞がれてしまいます。
なので、透湿機能を働かせるためにも、撥水が必要なんです。
☆冷えを防ぐ
こちらも理屈は一緒。
撥水がなく、レインウェアの表面に水がべったり膜を作っていたとしましょう。
そのレインウェアが肌にべったり張り付いたら・・・
直接濡れていなくても、直接濡れているのと同じように体温を奪われてしまいます。
なので、ウェアもできるだけ乾いた状態を保ちたいものです。
☆濡れを防ぐ
「耐水圧」と言う言葉は聞いたことがあるでしょうか?
防水性を表す数値ですが、生地に染み込もうとする水圧に対して、どれくらい耐えられるかを数値にしたもので、登山用の雨具では耐水圧は20,000mm以上というのが一般的のようです。
ちなみに傘の耐水圧は500mm程度。
ゴアテックスのレインウェアでは45,000mm以上と言われていますので、どれだけ高性能なのかがうかがえます。
されど・・・
長時間濡れた状態で動くたびに擦れたり、圧力がかかったりしていると水の染み込みは発生してしまいます。
なので、上述の「門」が壊されるのを少しでも遅らせるための「門番」が大事なのです。
と言うことで、前置きが長くなりましたが(汗)
「撥水性」を保つために防水スプレーは有効です。
っで、肝心の 防水スプレーのかけ方 です。
汚れていると効果を発揮しづらいだけでなく、汚れをコーティングしてしまいます。
またかけ方が少ないとこれもまた効果が発揮されない。
出かける直前にかけるのもNG。
良く乾かしておかなければ雨で流されてしまいます。
そして最後の熱を加える。
アイロンがベストですが製品によっては「アイロン不可」の物もありますので、ドライヤーでもOKです。
撥水生地が水をはじくのは無数の「撥水基」と呼ばれる突起のおかげなんですが、これがへたってくるとはじきが悪くなります。
ここに熱を加えることによって「撥水基」が再び立ち上がってくれるんですね〜
なので、撥水性が落ちて来たな、と思ったらとりあえずアイロンをかけてみるだけでも撥水性が回復することがあります。
でも、こすれて撥水基そのものが欠けてしまったら防水スプレー等で再び定着させてあげる必要があります。
防水スプレーのかけ方の項目で「レインウェアを綺麗にする」と言いました。
はい、汚れていると撥水性が低下します。
綺麗に洗うだけでも撥水性が回復することもあります。
レインウェアは洗濯機で洗えます!
その際の注意点。
1柔軟剤等が入っていない洗剤で洗う
→柔軟性分等の油膜でコーティングされて本来の機能が発揮されにくい
アウトドアウェア専用の洗剤をお勧めします。
私のおすすめ洗剤は↓↓↓こちらで紹介しています。
おすすめ洗剤 何でも洗えて環境にもやさしい がんこ本舗「海へ」
2脱水はかけない。(かけるときは小さめの洗濯ネットに入れる)
→レインウェアは水を通しません。
洗濯槽の排水穴をレインウェアがふさいで高速回転すると洗濯機が壊れてしまいます。
あと、マジックテープが付いているものが多いと思います。
他の衣料に付いて痛めないように、きっちり止めるか、ネットに入れるなど注意しましょう。
突然雨が降り出しました!
あわててレインウェアを身に着けます。
レインパンツは登山靴を履いたままで履きますが・・・
靴底のゴムが引っかかってうまく履けない!
と言うことはありませんか?
そんな時に便利なのがスーパーの「レジ袋」
登山靴にすっぽりかぶせて履けばレインパンツの内側を汚さず、するするするっと履けます。
片足立ちで足が上がらない時はレジ袋の持ち手を持って足を持ち上げたり。
また、下山後には濡れたレインウェアを入れるのにも便利です。
レインウェアを持ち歩く時、みなさんは収納袋を使いますか?
付属の袋はコンパクトになりますが、レインウェアの出し入れがしにくいと思いませんか?
収納袋は大きめサイズをお勧めします。
その心は?
出し入れがしやすい。
突然の雨で急いで着たいのに中々出せなかったら、あっという間に濡れ鼠ですよね。
出し入れのしやすい大きめの袋で。
出来れば上着やパンツの裾のファスナーは開いておく。
上着のフードも出しておく。
手早く着られる様にしておけば突然の雨でもあわてなくて済みます。
また、小さい袋であればコンパクトにはなりますが、形が変わりにくいので、パッキング時に変に隙間ができちゃったり。
大きめの袋であれば、柔軟に変形するので、ザックの隙間に詰め込みやすい。
また、ゆったり入れている方が生地の折り目がつきにくいので傷めにくい。
と言ったメリットもあります。
以上、5つの豆知識。
役に立つ情報はありましたでしょうか?
少しでも雨の日が快適になれば何よりです。
登山ランキング
「雨の日に山登りはしない」と言う方もいらっしゃると思いますが、山の天気は変わりやすい。
レインウェアは山登り三種の神器と言われるほど重要なアイテム。
持っていない人の方が少数派だと思います。
ならば、せっかく持っているなら積極的に活用しましょ♪
と言うことで・・・
レインウェアの活用に関する5つの豆知識。
●防水とはっ水(撥水)の違い
●防水スプレーの正しいかけ方
●レインウェアは洗濯すべし!
●レインパンツを履く時はレジ袋が役に立つ
●収納袋は大きめで
防水とはっ水(撥水)の違い
そもそも防水と撥水って何が違うの?
って思ったことはありませんか?
防水=水を通さない
撥水=水をはじく
つまり・・・
ビニール袋みたいに表面が水をはじかなくても、水を入れて漏れない状態が「防水」
布地みたいに水を通すけど、表面を水滴がコロコロとはじいている状態が「撥水」
お城に例えると・・
「水」と言う敵が城内に入って来ないように門を閉じて守るのが「防水」
「水」と言う敵が城内に入って来ないように門番が敵を蹴散らしているのが「撥水」
目的が一緒でも役割が違うんですね。
「門」が壊れちゃったら敵(水)を侵入させちゃうからメンテナンスが大事です。
「門番」がヘトヘトに疲れちゃったら敵(水)をはじき返せなくなっちゃうからリフレッシュが必要です。
片方だけで守るのではなく、強固な門を閉じて、頑健な門番が守ることで「鬼に金棒」と言えるでしょう。
防水スプレーの正しいかけ方
「防水」と「撥水」の違いが分かれば「防水スプレー」と言う言葉に疑問を感じませんか?
広義で言えば「撥水」も「防水」の一部と言えますので、間違いではないのですが・・・
厳密に言えば「撥水性」を高めるためのスプレーなので「撥水スプレー」ではないかと。
「防水」さえしっかりしていたら「撥水」は無くてもいいんじゃない?
と思われるかもしれませんが、 「撥水」には3つの重要な役割があります。
☆蒸れを防ぐ
登山で使うレインウェアは基本的に透湿素材のものをお使いだと思います。
透湿とは・・
汗などの蒸気を衣服の外に逃がす機能のこと。
仮に撥水がなく、レインウェアの表面に水がべったり膜を作っていたとしましょう。
ゴアテックスをはじめとする防水透湿素材は、小さな穴が開いており水の分子は通しませんが、もっと小さい水蒸気は通す構造。
そうです。
水が膜を張ったら水蒸気の出口が塞がれてしまいます。
なので、透湿機能を働かせるためにも、撥水が必要なんです。
☆冷えを防ぐ
こちらも理屈は一緒。
撥水がなく、レインウェアの表面に水がべったり膜を作っていたとしましょう。
そのレインウェアが肌にべったり張り付いたら・・・
直接濡れていなくても、直接濡れているのと同じように体温を奪われてしまいます。
なので、ウェアもできるだけ乾いた状態を保ちたいものです。
☆濡れを防ぐ
「耐水圧」と言う言葉は聞いたことがあるでしょうか?
防水性を表す数値ですが、生地に染み込もうとする水圧に対して、どれくらい耐えられるかを数値にしたもので、登山用の雨具では耐水圧は20,000mm以上というのが一般的のようです。
ちなみに傘の耐水圧は500mm程度。
ゴアテックスのレインウェアでは45,000mm以上と言われていますので、どれだけ高性能なのかがうかがえます。
されど・・・
長時間濡れた状態で動くたびに擦れたり、圧力がかかったりしていると水の染み込みは発生してしまいます。
なので、上述の「門」が壊されるのを少しでも遅らせるための「門番」が大事なのです。
と言うことで、前置きが長くなりましたが(汗)
「撥水性」を保つために防水スプレーは有効です。
っで、肝心の 防水スプレーのかけ方 です。
- レインウェアを綺麗にする
- 全体がしっとりするくらいスプレーする
- よく乾かす
- 熱を加える
汚れていると効果を発揮しづらいだけでなく、汚れをコーティングしてしまいます。
またかけ方が少ないとこれもまた効果が発揮されない。
出かける直前にかけるのもNG。
良く乾かしておかなければ雨で流されてしまいます。
そして最後の熱を加える。
アイロンがベストですが製品によっては「アイロン不可」の物もありますので、ドライヤーでもOKです。
撥水生地が水をはじくのは無数の「撥水基」と呼ばれる突起のおかげなんですが、これがへたってくるとはじきが悪くなります。
ここに熱を加えることによって「撥水基」が再び立ち上がってくれるんですね〜
なので、撥水性が落ちて来たな、と思ったらとりあえずアイロンをかけてみるだけでも撥水性が回復することがあります。
でも、こすれて撥水基そのものが欠けてしまったら防水スプレー等で再び定着させてあげる必要があります。
レインウェアは洗濯すべし!
防水スプレーのかけ方の項目で「レインウェアを綺麗にする」と言いました。
はい、汚れていると撥水性が低下します。
綺麗に洗うだけでも撥水性が回復することもあります。
レインウェアは洗濯機で洗えます!
その際の注意点。
1柔軟剤等が入っていない洗剤で洗う
→柔軟性分等の油膜でコーティングされて本来の機能が発揮されにくい
アウトドアウェア専用の洗剤をお勧めします。
私のおすすめ洗剤は↓↓↓こちらで紹介しています。
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2脱水はかけない。(かけるときは小さめの洗濯ネットに入れる)
→レインウェアは水を通しません。
洗濯槽の排水穴をレインウェアがふさいで高速回転すると洗濯機が壊れてしまいます。
あと、マジックテープが付いているものが多いと思います。
他の衣料に付いて痛めないように、きっちり止めるか、ネットに入れるなど注意しましょう。
レインパンツを履く時はレジ袋が役に立つ
突然雨が降り出しました!
あわててレインウェアを身に着けます。
レインパンツは登山靴を履いたままで履きますが・・・
靴底のゴムが引っかかってうまく履けない!
と言うことはありませんか?
そんな時に便利なのがスーパーの「レジ袋」
登山靴にすっぽりかぶせて履けばレインパンツの内側を汚さず、するするするっと履けます。
片足立ちで足が上がらない時はレジ袋の持ち手を持って足を持ち上げたり。
また、下山後には濡れたレインウェアを入れるのにも便利です。
収納袋は大きめで
レインウェアを持ち歩く時、みなさんは収納袋を使いますか?
付属の袋はコンパクトになりますが、レインウェアの出し入れがしにくいと思いませんか?
収納袋は大きめサイズをお勧めします。
その心は?
出し入れがしやすい。
突然の雨で急いで着たいのに中々出せなかったら、あっという間に濡れ鼠ですよね。
出し入れのしやすい大きめの袋で。
出来れば上着やパンツの裾のファスナーは開いておく。
上着のフードも出しておく。
手早く着られる様にしておけば突然の雨でもあわてなくて済みます。
また、小さい袋であればコンパクトにはなりますが、形が変わりにくいので、パッキング時に変に隙間ができちゃったり。
大きめの袋であれば、柔軟に変形するので、ザックの隙間に詰め込みやすい。
また、ゆったり入れている方が生地の折り目がつきにくいので傷めにくい。
と言ったメリットもあります。
以上、5つの豆知識。
役に立つ情報はありましたでしょうか?
少しでも雨の日が快適になれば何よりです。
登山ランキング
2017年04月27日
山登りの歩き方 私流 脱力歩行
先日 「山登りの疲れにくい歩き方」
と言う記事を書きました。
その中で「無駄な動きをしない」ことで体力の温存するといった内容のことを書きました。
考え方をメインに書きましたので、具体的な動きがちょっと分かりにくいですよね。
なので、もう少し具体的に書いていきたいと思います。
上下左右の動きが大きいとその分エネルギーを使っていると言いました。
その動きをできるだけ少なくしたい。
イメージで言うと「頭の位置が動かない」
一生懸命に歩いている人を見ると、頭が上下に動いている人が多いように思います。
たぶん、大股で足で地面を蹴りながら歩いていると、こういう動きになりがちだと思います。
体力のある人はこの歩き方でもガシガシ歩けるんだろうと思いますが、大抵は長時間これを続けるとバテると思います。
大股で歩くと上体の動きも大きくなります。
小股で歩けば上体の振れ幅も小さくなります。
ガシガシ蹴り出さなくても体重移動で動けます。
また、水平の歩幅もありますが、段差の高低差も少なくすれば足にかかる負担も少なくなります。
よく2本のレールの上を歩く感じで、と言われます。
肩幅とまではいかなくても、左右の足はすこし間をあけて歩きます。
人間の関節は前後にはいっぱい曲がるところがあって、力がかかってもバランスが取れるようになっていますが、左右に曲がるところは限られています。
なので、足を閉じた状態で横から押されると簡単に転びます。
足を開いていればバランスが取れます。
足元が悪かったり、ぶつかったりした時にバランスがとりやすくなり、左右のふらつきも抑えられます。
普通、平地を歩く時は踵から踏み出して、つま先で蹴りだす感じで歩いていると思います。
山では「フラットフット」
足の裏全体で歩きます。
足の裏全体をペタッと地面に置いて体重を掛け、体重を抜く時に足をあげる。
決して地面を蹴りません。
地面を蹴ると筋力を余分に使いますし、滑りやすくなります。
特に登り坂で踵を浮かせて歩くと、ふくらはぎが張るし、足が滑りやすくなります。
傾斜のきつい登りで踵をつけて歩こうとすれば、歩きにくくなります。
その時は足を平行ではなく逆ハの字にするか、いっそ横向きで登ります。
歩くのは足で歩くのですが、足の筋力で歩くのではなく、体重移動で歩きます。
踏み出した足の上に腰を持ってくる感じで体の重心を移します。
そうすると後ろの足は自然と体に引っ張られて蹴りださなくてもついてきます。
例えば、最初に出した足を右足とします。
じゃあ、右足の上に腰を持ってきて完全に右足に体重を乗せます。
体に引っ張られてきた左足を、その流れで前方にペタッと置く。
その左足の上に腰を持ってくる。
左足に体重を乗せてしまえば、右足が引っ張られてくる。
今度は右足を前に出す。
の繰り返しです。
特に登りで段差のある時は上にあげた足に体重を乗せると、下の足は蹴り上げなくても持ち上げる感じで力が要りません。
立ち上がるのも両足で立ち上がれます。
片足で体重を持ち上げるより断然楽に登れます。
歩く時は左右の足を交互に動かしていると思います。
この時、ずっと絶え間なく左右の足を動かすのではなく、僅かですが足を前に出すたびに一呼吸置きます。
動きが停止する瞬間を作ることで足を休ませることが出来、持久力が伸びます。
小股で歩くと言いましたが、段差のあるところでは前後に足を開いて振り子のように体重移動する方が楽な時もあります。
う〜ん、これは言葉で説明するのは難しい。
段差のところで近くまで行って足を上下に大きく持ち上げるよりも、少し遠目から反動をつけて乗り上げる方が楽ってことです。
体重移動のバリエーションと言ったところでしょうか。
下りでは特に膝の負担が大きくなります。
段差が小さくなるように足場を選びましょう。
段差が大きい時には横向きに歩く方がいいです。
また、前後だけでなく、左右に足場がないかも確認しましょう。
前後の段差は膝への負担が大きいですが、左右であれば負担が減らせます。
下り斜面ではついつい腰が引けてしまいがちですが、足の裏全体で地面を踏みつける感じで歩きます。
膝を入れて斜面に対して直角に踏むイメージです。
腰が引けていると尻もちをつく滑り方をします。
気持ちつま先から着地する感じで。
下りで滑らないように踏ん張るとかえって疲れることもあります。
下りは滑るものと割り切り、安全に止まれるところを見定めてひょこひょこと駆け足気味に下る方が楽な場面もあります。
地面にあまり力をかけすぎないように、滑る前に足を動かすイメージでしょうか。
思いつくままに書きましたが、一般的に言われているものもあれば、歩きながら感じて実行しているものもあります。
とにかく力をかけずに脱力しながら歩いているかも。
必ずしもすべての人に当てはまるとは言えませんが、疲れが気になる方は一度お試しあれ。
登山ランキング
その中で「無駄な動きをしない」ことで体力の温存するといった内容のことを書きました。
考え方をメインに書きましたので、具体的な動きがちょっと分かりにくいですよね。
なので、もう少し具体的に書いていきたいと思います。
スムーズに動く
上下左右の動きが大きいとその分エネルギーを使っていると言いました。
その動きをできるだけ少なくしたい。
イメージで言うと「頭の位置が動かない」
一生懸命に歩いている人を見ると、頭が上下に動いている人が多いように思います。
たぶん、大股で足で地面を蹴りながら歩いていると、こういう動きになりがちだと思います。
体力のある人はこの歩き方でもガシガシ歩けるんだろうと思いますが、大抵は長時間これを続けるとバテると思います。
小股で歩く
大股で歩くと上体の動きも大きくなります。
小股で歩けば上体の振れ幅も小さくなります。
ガシガシ蹴り出さなくても体重移動で動けます。
また、水平の歩幅もありますが、段差の高低差も少なくすれば足にかかる負担も少なくなります。
左右の足はくっつけない
よく2本のレールの上を歩く感じで、と言われます。
肩幅とまではいかなくても、左右の足はすこし間をあけて歩きます。
人間の関節は前後にはいっぱい曲がるところがあって、力がかかってもバランスが取れるようになっていますが、左右に曲がるところは限られています。
なので、足を閉じた状態で横から押されると簡単に転びます。
足を開いていればバランスが取れます。
足元が悪かったり、ぶつかったりした時にバランスがとりやすくなり、左右のふらつきも抑えられます。
足の裏全体で歩く
普通、平地を歩く時は踵から踏み出して、つま先で蹴りだす感じで歩いていると思います。
山では「フラットフット」
足の裏全体で歩きます。
足の裏全体をペタッと地面に置いて体重を掛け、体重を抜く時に足をあげる。
決して地面を蹴りません。
地面を蹴ると筋力を余分に使いますし、滑りやすくなります。
特に登り坂で踵を浮かせて歩くと、ふくらはぎが張るし、足が滑りやすくなります。
傾斜のきつい登りで踵をつけて歩こうとすれば、歩きにくくなります。
その時は足を平行ではなく逆ハの字にするか、いっそ横向きで登ります。
腰で歩く
歩くのは足で歩くのですが、足の筋力で歩くのではなく、体重移動で歩きます。
踏み出した足の上に腰を持ってくる感じで体の重心を移します。
そうすると後ろの足は自然と体に引っ張られて蹴りださなくてもついてきます。
例えば、最初に出した足を右足とします。
じゃあ、右足の上に腰を持ってきて完全に右足に体重を乗せます。
体に引っ張られてきた左足を、その流れで前方にペタッと置く。
その左足の上に腰を持ってくる。
左足に体重を乗せてしまえば、右足が引っ張られてくる。
今度は右足を前に出す。
の繰り返しです。
特に登りで段差のある時は上にあげた足に体重を乗せると、下の足は蹴り上げなくても持ち上げる感じで力が要りません。
立ち上がるのも両足で立ち上がれます。
片足で体重を持ち上げるより断然楽に登れます。
歩きながら足を休ませる
歩く時は左右の足を交互に動かしていると思います。
この時、ずっと絶え間なく左右の足を動かすのではなく、僅かですが足を前に出すたびに一呼吸置きます。
動きが停止する瞬間を作ることで足を休ませることが出来、持久力が伸びます。
時には大股が有効な時も
小股で歩くと言いましたが、段差のあるところでは前後に足を開いて振り子のように体重移動する方が楽な時もあります。
う〜ん、これは言葉で説明するのは難しい。
段差のところで近くまで行って足を上下に大きく持ち上げるよりも、少し遠目から反動をつけて乗り上げる方が楽ってことです。
体重移動のバリエーションと言ったところでしょうか。
下りでは段差を小さく
下りでは特に膝の負担が大きくなります。
段差が小さくなるように足場を選びましょう。
段差が大きい時には横向きに歩く方がいいです。
また、前後だけでなく、左右に足場がないかも確認しましょう。
前後の段差は膝への負担が大きいですが、左右であれば負担が減らせます。
下り斜面もフラットフット
下り斜面ではついつい腰が引けてしまいがちですが、足の裏全体で地面を踏みつける感じで歩きます。
膝を入れて斜面に対して直角に踏むイメージです。
腰が引けていると尻もちをつく滑り方をします。
気持ちつま先から着地する感じで。
下り斜面は滑るもの
下りで滑らないように踏ん張るとかえって疲れることもあります。
下りは滑るものと割り切り、安全に止まれるところを見定めてひょこひょこと駆け足気味に下る方が楽な場面もあります。
地面にあまり力をかけすぎないように、滑る前に足を動かすイメージでしょうか。
まとめ
思いつくままに書きましたが、一般的に言われているものもあれば、歩きながら感じて実行しているものもあります。
とにかく力をかけずに脱力しながら歩いているかも。
必ずしもすべての人に当てはまるとは言えませんが、疲れが気になる方は一度お試しあれ。
登山ランキング
2017年04月21日
山登りの疲れにくい歩き方 エコモードで楽しく快適に
最初にハッキリ申し上げると・・・
私は体力がない!!
割とハードな所にも行っているのでバリバリに体力があるように見られることもありますが、正直かなりのポンコツです。
山を始めたころは標高200m程の山に登るのにもゼイゼイ言っていました。
そんな私だからこそ、「どうすれば楽に歩けるのか???」と常々思いながら歩いていました。
「体力無いし、そんなハードな山、私には無理無理!」なんて思っていらっしゃる方。
あきらめるには早いですよ。
歩き方次第で憧れの山にも登れるかも?
疲れにくい歩き方として基本的に言われている項目としては・・・
?@ 歩くペースをゆっくり
?A 歩幅は狭く
?B 体重移動
?C 一定の間隔で休憩を入れる
?D ストックを活用する
?E 行動食・水分の補給
等々、登り方、下り方含めて色々あるかと思います。
すべて理にかなっていることですが、いっぱい考えながら歩くと体がロボットになっちゃいますよね。
その中でも特に伝えたいのは・・・
?@ 疲れないペースで歩く
?A 無駄な動きをしない
?B 楽しみを見つける
の三つです。
「疲れないペース」を一言で言えば 「しゃべりながら歩けるペース」 です。
しゃべるのがしんどい、と思ったらペースを落としましょう。
初心者のうちはついつい速いペースの人にも頑張ってついて行ったりしますが、頑張る必要はありません。
パーティーで歩く時は、一番弱い人に合わせるのがセオリーです。
同行者が早ければ「待って!」と言った方がいいです。
なぜ、頑張って早く歩いたらいけないのか?
それは「バテる」からです。
ペースが上がれば心拍数も上がる。疲労物質もたまる。
短時間のハイキングならいいですが、長時間の歩行には耐えられなくなってしまいます。
結果的にゆっくり歩くより時間がかかったり、ひどい時は目的地にたどり着けない可能性もあります。
「一定間隔で休憩を」と言う話もありますが、長時間の休憩は体を冷やしてしまうのであまりお勧めしません。
特に私は休憩を取ると、次の歩き始めがしんどいので2〜3時間は休憩せずに歩きます。
基本的な体力ができるまでは小まめに休みながら歩く方がいいと思いますが、疲れないペースで歩けば休憩しなくても結構歩けるもんです。
「無駄な動きをする」=「無駄にエネルギーを使う」と言うこと。
たとえば上下や左右の動きが大きい歩き方。
物理の授業で「位置エネルギー」とか「運動エネルギー」とか聞いたことがあると思います。
「動く」と言うことは必ず「エネルギー」が生じています。
スムーズな動き方とぴょこぴょこふらふらした歩き方。
ちりも積もれば、で疲れもたまってしまいます。
それと 筋肉の使い方 。
山の歩き方は「体重移動で歩く」と言いますが、要は筋肉で歩くのではないと言うこと。
言葉で伝えるのは難しいですが、例えば両足の関節を曲げずにピンと伸ばした状態で歩こうとすればどう言う動きになりますか?
振り子のように左右に体を揺らしながら重心の移動で前に進むと思います。
これは極論ですが、足を曲げなくても体重移動で前に進むことができます。
何が言いたいかと言うと、 足でけり出さなくても歩ける と言うこと。
平地では後ろ足でけり出しながら歩くのが普通だと思いますが、山でけり出す歩き方は疲れるし、滑りやすくもなります。
ぺたっと置いた前足に体重を移動すれば後ろ足は自然とついてきます。
前の足の上に腰を持ってくる感じなので「腰で歩く」とも表現されます。
この歩き方の何がいいのか?と言うと、筋肉をできるだけ使わないと言うこと。
筋肉はパワーがあります。
でも多用するとそれだけエネルギーも必要です。
極力、 エネルギーを蓄えておくために省エネモードで歩きましょう。
前の2項目では長く歩くために力を温存することを述べました。
人間なので疲れない為には「心」の作用も必要かと思います。
疲れない為には楽しみを見つける。
花を見ながら、景色を見ながら、野鳥を見つけるでもいいですし、休憩時の食事やおやつを楽しみにするのもいいかと思います。
気の置けない仲間との会話を楽しみながらと言うのもいいですね。
何か夢中になれるものがあれば疲れをそれほど感じないものだと思います。
かと言って夢中になりすぎは怪我の元なのでご注意を。
歩き方を車の運転に例えるとどうなるでしょう。
エンジンを心臓、ブレーキやタイヤの車体を筋肉や関節と考えると・・・
ハイペースで歩いて休憩を繰り返すのは、急発進、急加速、急ブレーキを繰り返しているようなもの。
燃費も落ちるし、タイヤやブレーキの減りも早い。エンジンへの負担も大きいですよね。
私の体はポンコツ車なので、たちまちオーバーヒートで動けなくなったり、タイヤがバーストするように故障や怪我をしたりしちゃいそう。
エンジンや車体の調子を見ながらゆっくり燃費走行。
これなら廻りの景色を楽しみながら遠くまでドライブできそうです。
山も一緒。エコモードで楽しく快適に歩きましょう。
歩いているうちに、いつの間にか体力もついていますよ。
登山ランキング
私は体力がない!!
割とハードな所にも行っているのでバリバリに体力があるように見られることもありますが、正直かなりのポンコツです。
山を始めたころは標高200m程の山に登るのにもゼイゼイ言っていました。
そんな私だからこそ、「どうすれば楽に歩けるのか???」と常々思いながら歩いていました。
「体力無いし、そんなハードな山、私には無理無理!」なんて思っていらっしゃる方。
あきらめるには早いですよ。
歩き方次第で憧れの山にも登れるかも?
基本の歩き方
疲れにくい歩き方として基本的に言われている項目としては・・・
?@ 歩くペースをゆっくり
?A 歩幅は狭く
?B 体重移動
?C 一定の間隔で休憩を入れる
?D ストックを活用する
?E 行動食・水分の補給
等々、登り方、下り方含めて色々あるかと思います。
すべて理にかなっていることですが、いっぱい考えながら歩くと体がロボットになっちゃいますよね。
その中でも特に伝えたいのは・・・
?@ 疲れないペースで歩く
?A 無駄な動きをしない
?B 楽しみを見つける
の三つです。
疲れないペースで歩く
「疲れないペース」を一言で言えば 「しゃべりながら歩けるペース」 です。
しゃべるのがしんどい、と思ったらペースを落としましょう。
初心者のうちはついつい速いペースの人にも頑張ってついて行ったりしますが、頑張る必要はありません。
パーティーで歩く時は、一番弱い人に合わせるのがセオリーです。
同行者が早ければ「待って!」と言った方がいいです。
なぜ、頑張って早く歩いたらいけないのか?
それは「バテる」からです。
ペースが上がれば心拍数も上がる。疲労物質もたまる。
短時間のハイキングならいいですが、長時間の歩行には耐えられなくなってしまいます。
結果的にゆっくり歩くより時間がかかったり、ひどい時は目的地にたどり着けない可能性もあります。
「一定間隔で休憩を」と言う話もありますが、長時間の休憩は体を冷やしてしまうのであまりお勧めしません。
特に私は休憩を取ると、次の歩き始めがしんどいので2〜3時間は休憩せずに歩きます。
基本的な体力ができるまでは小まめに休みながら歩く方がいいと思いますが、疲れないペースで歩けば休憩しなくても結構歩けるもんです。
無駄な動きをしない
「無駄な動きをする」=「無駄にエネルギーを使う」と言うこと。
たとえば上下や左右の動きが大きい歩き方。
物理の授業で「位置エネルギー」とか「運動エネルギー」とか聞いたことがあると思います。
「動く」と言うことは必ず「エネルギー」が生じています。
スムーズな動き方とぴょこぴょこふらふらした歩き方。
ちりも積もれば、で疲れもたまってしまいます。
それと 筋肉の使い方 。
山の歩き方は「体重移動で歩く」と言いますが、要は筋肉で歩くのではないと言うこと。
言葉で伝えるのは難しいですが、例えば両足の関節を曲げずにピンと伸ばした状態で歩こうとすればどう言う動きになりますか?
振り子のように左右に体を揺らしながら重心の移動で前に進むと思います。
これは極論ですが、足を曲げなくても体重移動で前に進むことができます。
何が言いたいかと言うと、 足でけり出さなくても歩ける と言うこと。
平地では後ろ足でけり出しながら歩くのが普通だと思いますが、山でけり出す歩き方は疲れるし、滑りやすくもなります。
ぺたっと置いた前足に体重を移動すれば後ろ足は自然とついてきます。
前の足の上に腰を持ってくる感じなので「腰で歩く」とも表現されます。
この歩き方の何がいいのか?と言うと、筋肉をできるだけ使わないと言うこと。
筋肉はパワーがあります。
でも多用するとそれだけエネルギーも必要です。
極力、 エネルギーを蓄えておくために省エネモードで歩きましょう。
楽しみを見つける
前の2項目では長く歩くために力を温存することを述べました。
人間なので疲れない為には「心」の作用も必要かと思います。
疲れない為には楽しみを見つける。
花を見ながら、景色を見ながら、野鳥を見つけるでもいいですし、休憩時の食事やおやつを楽しみにするのもいいかと思います。
気の置けない仲間との会話を楽しみながらと言うのもいいですね。
何か夢中になれるものがあれば疲れをそれほど感じないものだと思います。
かと言って夢中になりすぎは怪我の元なのでご注意を。
車の運転に例えると
歩き方を車の運転に例えるとどうなるでしょう。
エンジンを心臓、ブレーキやタイヤの車体を筋肉や関節と考えると・・・
ハイペースで歩いて休憩を繰り返すのは、急発進、急加速、急ブレーキを繰り返しているようなもの。
燃費も落ちるし、タイヤやブレーキの減りも早い。エンジンへの負担も大きいですよね。
私の体はポンコツ車なので、たちまちオーバーヒートで動けなくなったり、タイヤがバーストするように故障や怪我をしたりしちゃいそう。
エンジンや車体の調子を見ながらゆっくり燃費走行。
これなら廻りの景色を楽しみながら遠くまでドライブできそうです。
山も一緒。エコモードで楽しく快適に歩きましょう。
歩いているうちに、いつの間にか体力もついていますよ。
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