それも、「医療的ケア児保育支援モデル事業」の施行前からです。
これは一例ですが、医療的ケア児の入園が可能となるように市が保育園に看護師を配置したり、医療的ケア児の入園枠を設けていたり…といった、ニーズに合わせた対応です。
また、保育園の医療的ケア児の受け入れ数も、自治体によって大きな差がありました。
住んでいる地域によって、保育園に入園できるかできないかが変わってくるなんて、なんだか不公平な気がしますよね。
この間、ポストに投函されていた「市議会だより」に目を通したのですが、今年6月の議会において、医療的ケア児の保育に関する一般質問とその回答が掲載されていました。
ざっくりいうと、医療的ケア児に対する保育の充実を、という内容に関する質問だったのですが、それに関する市の回答は、「今年度から始まった国の医療的ケア児保育支援モデル事業の実施状況等も踏まえ、検討を進める。」とのこと。
この回答からすると、まだ検討は始まっていないのではないか・・・と感じられます。
以前の県政便りには、今年から「医療的ケア児にむけた支援の拡充」のための予算がついていたはずなので、どのようにそれが使われていくのかも気になるところです。
誰が、どのように、検討を進めていくのか。
検討をはじめる時期はいつなのか、そして、ゴールはどこか。
是非明確にしてほしいものです。
そして、今困っている医療的ケアが必要な子と、その保護者にとって本当に必要な支援が届くように、当事者からのヒアリングなどを行うべきではないかと常々思っているのですが。
医療的ケア児は、既存の福祉制度の枠に当てはまらないがゆえに、社会の中でポツンと取り残されているような状況です。
その現状を、ちゃんと分かってもらうために、やっぱり当事者が声を上げなければならない!と思います。
市当局を動かす、と言ったら大げさですが、もっと実情を分かってもらうために、市議会で継続して取り上げていただけるようになればと思います。
今のところ、ほかに手立てもないので、議会への陳情を行うための準備を始めようと思っています。
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