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2023年02月09日
【環境認識・ライン分析】今すぐ使える!!簡単かつ強力なライン分析で利益を積み上げろ!!前編〜トレンドライン、チャネルライン、回帰トレンド
日米の金利の行方が不透明な中、ボラティリティある相場が続くも資金管理・ルールを徹底したいところ
1月の米雇用統計の結果は非農業部門雇用者数は517,000人増加し、市場予想を大幅に上回る結果になり、失業率は3.4%となんと53年半超ぶりの低水準とFRBの施策が労働市場において効果的に働いていないことを浮き彫りとする結果となりました。
一方、日本においては日銀黒田総裁退任後の次期総裁候補として黒田体制の副総裁であって日銀のエリートと言われる雨宮氏の名が取り上げられると市場はハト派として今後も金融緩和が継続されると見て円安が進んだりと昨年末から日・米の金利の行方によってボラティリティがある一方でどちらかにトレンドが加速する訳でもなく難しい相場が続いていると感じています。
金利変動によってボラティリティがある相場は下位足のテクニカル分析が無効化される場合が極めて多いため余裕を持った資金管理と優位性・再現性が高い位置でのトレードを心掛けたいところで個人的には休むも相場が当てはまる相場な様な気もしています。
ギャンの価値ある28のルールの中にありますが、こういう時こそ利益を勘定しないこと、また負けた後にロットを大きくしないことなど基本的な資金管理をしていくことが本当においしい相場で大きく利益を取るための処世術だと思います。
さて、前話が長くなりましたが、今回は以前の記事 【FX・ライントレード】「相場の見える化・環境認識が出来る様になるライントレードの有効性について考える」 に新たに得た気づきや実際のトレードで感じたことを加えた記事になります。
現在、トレードをする中で以下の疑問を感じている方がいれば何かヒントになるかもしれませんので是非最後までご一読お願いしたいと思います。
・トレンド系のインディケータで勝てない。
・水平線の効果に疑問を感じている。
・フォーメーション分析だけで勝てるのか不安。
・レンジ相場の有効な戦い方を確認したい。
・ダウ理論のトレンド転換後を待つと時間がかかる。
ポジポジ病の悩みがある方は問題解決策としてデモトレードでポジションメイクする方法も有効です!!
ライントレードとは?
ライントレードと聞いた際に皆さんは頭の中でどんな状態を思い浮かべますか?ある人は水平線を思い浮かべ、またある人は上昇・下降トレンドに対して安値切り上げ・高値切り下げに引く斜めの線を思い浮かべると思います。
言わずもがなどちらも正解で、種々雑多です。
試しに「ライントレードとは FX」と検索エンジンに入力したところ関連キーワードだけで・・・
FX トレンドラインだけで勝てる
FX 実体だけでトレード
ラインチャート FX 手法
FX 水平線トレードの手法
FX チャートラインの引き方
FX トレンドラインの引き方
FX トレンドラインの正しい引き方
やはり水平線やトレンドラインが関連キーワードとして挙がり、ラインの引き方や、そもそものライントレードで勝てるのかといったトレーダーの問いもしっかり出てきます。
これだけ沢山の関連キーワードがあるということはそれだけ 相場参加者が重要視している要素の1つであることは間違いない と言えるはずです。
つまり 有効なラインを引けるということは他のトレンド系のインディケータなどと同様にトレードにおける優位性・精度を向上させる手法として、また正しい相場の環境認識に効果があると言える でしょう。
ライントレードをする上で絶対に押さえておきたい方向性とノイズ
ライントレードを行う上で絶対に押さえておきたいのが”方向性”と”ノイズ”です。
かく言う私も実は最近までこの二つの言葉の重要性を理解していませんでした。
もう少し踏み込んで言うと、二つの言葉の組み合わせについて考えたことありませんでした。
ではどこで知ったかというとFXのチャート説明動画や本をとても分かり易く説明してくれている小次郎講師のYouTube動画の回帰トレンドの使い方の説明動画で知ることができました。
お察しの通りチャネルラインにその真ん中を貫通するラインが加わったものが回帰トレンで、真ん中にラインを設けることで買い手・売り手の趨勢を見える化し、エントリーのタイミングなどをより戦略的に行える様になるものです。
では、この”方向性”と”ノイズ”がライントレードを行う上で何故重要なのか…
それぞれの言葉の意味を確認して見ましょう!!
まず、方向性とは・・・
上昇トレンドなら右肩上がり、下降トレンドなら右肩下がり、もみ合い相場なら横ばい。
ノイズとは・・・
価格は波打ちながら上がり、浪打ながら下がる。その波打っていく様子。
出所:小次郎講師 回帰トレンドの使い方
恐らく、何人かは「トレンドの定義は広義では間違いないし、価格の推移について説明しているものとして間違いではない」と感じられたと思います。
では何故この一見当たり前とも言えそうなことが重要なのかと言うと、相場は急騰・暴落を除き、ローソク足の値動きは小さなトレンド(上昇・下降・もみあい)を何度も繰り返し大きなトレンドを形成しています。
例えば、マルチタイムフレームで週足・日足・4時間足・1時間と見て行き1時間足や15分足でポジションを作って行く過程で髭が大きく伸びているところや前日の安値・高値などの水平線を引いて、移動平均線でトレンドを把握してオシレーターの売買サインでエントリーしている方も少なくないと思います。
これで損小利大を実現できている方もいると思いますが、一方で同じやり方でもエントリーの場所が悪い、利益確定の場所や損切り位置がわからない方もいると思います。
私が同じだったので良くわかります。
ここで考えられるのは、 大きなトレンドの中の小さなトレンドが見えていない ということです。
例えば上位足では安値を切り上げながら同様に高値も更新していたがしっかりとしたトレンド形成に失敗して売り方が優勢に見える様な状態があったとします。
1時間足は概ねレクタングルのもみ合でこちらもやや売り方が優勢に見える。
ここで売りエントリーをした場合、15分足はちょうど上昇の押し目であり、エントリー直後は微益ながらも合っていると思っているところを押し目からの上放れで含み損を抱え損切りになってしまうということが起きます。
もし下位足を見ていた場合でも方向性が予測できていない場合は同じ結果になりますがここで言いたいことは…
価格は波打ちながら上がり、浪打ながら下がるという特性を理解し下位足含めその動きが出ていないか確認すること が重要ということです。
そして時間と共に少しずつトレンド形成していく値動きを予測するのに非常にライントレードが有効になってくる訳です。
デモトレード期間が3カ月あるDMMFX。ライントレードの練習が十分に出来ます。
暫定トレンドラインと有効トレンドライン
ここからライントレードの軸となるトレンドラインについて話を進めて行きます。
貼付しているのは実際の豪ドル円のチャートで左側が週足、右側が日足のチャートとなります。
まず週足ですが、上昇トレンド後の最高値を付けた後に下落を進めていたものの高値を作った起点を割ることが出来ずに安値を更新しながら反発している様な状態です。
週足で引ける水平線がかなりサポートラインとして効いているのと一目均衡表の重要な半値、つまり先行スパン2も非常に強いサポートして働いています。買い手とすれば二つの強い壁に支えられたことになります。
ちなみに私は日銀の長期金利変動(0.5%に拡大)を発端に円高になるだろうと言わば金利コンセンサスのファンダメンタルと週足ダウ理論のトレンド転換を狙っていたのですがきっちり二番底で安値更新されて痛い目にあいました。
こういった場合も水平線だけで戦うのではなく、ライントレードを組合すことで損失を軽減することも出来ると思います。
では週足のチャート図に戻っていただき各ラインについて簡単にどの様なラインかをご説明しますと安値3点を通過する上斜め線が引かれていると思います。
これは皆さんがご存じのトレンドラインです。そして高値を通過しているのがチャネルラインと言われるものです。
更にトレンドラインとチャネルラインの間を通過しているラインが回帰トレンドで、チャネルラインの上にあるラインは予測チャネルとでもいいものか今後上昇を続けるならこの程度は動くという目安のゾーンです。
週足・日足と見て頂ければ概ねこのラインが機能していることが分かります。
では効くトレンドラインはどの様なものなのでしょうか・・・
有効なトレンドラインとは・・・
上昇トレンドの場合なら切り上げて行く安値を最低3点通過できることおよび角度が45度程度のもの。
下降トレンドの場合なら切り下げて行く高値を最低3点通過できることおよび角度が45度程度のもの。
また暫定トレンドラインの定義としては・・・
暫定トレンドラインとは・・・
安値・高値3点を満たさず2点のものとしているトレンドライン。
定義を確認後、先ほどのチャート図を見ていただくと発見や疑問を含めた気づきが得られると思います。
また確認しておきたい事としては実際に値動きに当てはまっているかを確認しながら修正していくこともその後の趨勢を予測していくために重要な事だと思います。
またトレンドラインを引く際に、 髭と実体どちらに引くのが適切か と言った疑問が出てきます。
まず髭が出る場面を考えて見ると相場に急騰や急落が起きた際や各トレーダーの決済によって出来たものと考えられます。
そう考えるとそれも投資家の値動きに対するアクションであるため髭も採用するのが適していると思います。
ちなみに書きながら先ほどのチャート図を見ると週足・日足ともに髭でトレンドライン通過させてますね。
ふと書きながら疑問に感じたことはというと所謂ブレイクアウトの際にも髭抜けと実体抜けというのがありますがこれも考え方だと思います。
ただしブレイクアウトの際はダマシを意識するという心理があるため実体の方を採用していると考えるのが自然だと思います。
実体で抜けてからリテストで試されるため一面的のみで考えるよりは値動きに合わせると言ったある意味、誠実なトレードの方が精度は高いと言えるのではないかと思います。
チャネルライン=リターンライン
トレンドラインのラインに並行して引けるラインをチャネルラインと呼びます。
またこのチャネルラインには別名があり、リターンラインとも呼びます。
個人的には両方の名がつけられた意味を理解しておくのが良いと思います。
端的に言うと、チャネル=ゾーンであり、リターンラインはその名の通りそのラインが抵抗線として機能して値動きがリターンする傾向があるということです。
またチャネルが有効に機能していることが確認できれば回帰トレンドラインを引くことが出来ます。
回帰トレンドラインは少し前にご説明した通りトレンドラインとチャネルラインのちょうど真ん中に引くラインです。
個人的には一目均衡表の半値線の考えに近いものとして受け入れ、買い手と売り手の勢力の強さを図るために引いています。
回帰トレンドラインを引くことで様々な判断が可能となるからです。
例えば上昇のチャネルにおいて回帰トレンドラインに何度も跳ね返されて力が弱くなってきた場合はいずれ売り手が勝つか可能性が高いと判断することができますし、回帰トレンドをサポートとして上昇していくのが見て取れるならこれは買い手が勝つかもしれないと予測することが出来ます。
ここについてはレクタングルやトライアングルなどのブレイクアウト手法のウォルフ波動なども関係してくることがあるかもしれませんがシンプルにかつ有効なものを取り入れたいですね。
少し話はそれますがVUCAの時代でDXが謳われSNSが躍進する中でバランス思考を持つことが重要だと書いてあるデロイトトーマツコンサルティングの高砂哲夫さんの”バランス思考”という本を読みました。
その中でそうだなと感じたのが、複雑がシンプルになりやがて極端化するという流れ。
FXでも行動経済学・心理学が重要とされているため今後はこういったことも書いて行きたいなと思いますが簡単に言うと、複雑なものではそれを利用できない人がいるため簡素化する。
簡素化が進むと難しいことを考えなくなり自分にとって都合の良い簡単なことをする・しないの極端化となって行くというものです。
これは個人的にFXを学ぶ上でも頭の片隅においていて損はないなと感じました。
極端化には慎重さが欠如してしまうデメリットがあるためまずはやってみてから考えてみる。
そんなバランス思考が成長速度をドライブさせるものだと思います。
機能したチャネルはそのまま活用して今後の値動きを予測する
これまでのお話の中で有効なトレンドラインの定義そしてそのトレンドラインを活用したチャネルライン。
また更に買い手と売り手の趨勢を予測する回帰トレンドラインについてお話させていただきました。
そして最後に機能したチャネルはそのまま活用して今後の値動きを予測する方法をご紹介したいと思います。
左は先ほどトレンドラインの説明のために貼付していた実際のチャート図でマルチタイムフレームで週足→日足と見ていく中での4時間足のチャート図で右側は1時間足のチャート図でです。
左の4時間足チャートではWボトムを形成する可能性があり売りに押された陰線の髭に水平線があります。
またここでは暫定トレンドラインではあるものの上目線での値動きであったためチャネルラインを引いています。実はこのチャネルラインにはある特性があります。
それは、 チャネルラインは予測値・目標値の算出にも活用できる特性がある ということです。
既存チャネルから価格がブレイクすれば通常そのチャネルの幅と同じだけ価格は動く。加えて回帰トレンドも買い手と売り手の趨勢を見るのに良い。
出所:マーケットのテクニカル分析 トレード手法と売買指標の完全総合ガイド パンローリング社
実際にこの特性を活かしてトレードしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん相場に確実はないため機能をしない場面もあると思います。
しかしトレーダーとして大切なことは道具の様にその時々に最適な物を取り出して環境認識を行い精度の高いトレードを行えることだと思います。
そして百聞は一見に如かず!!
まずはベビーステップでいいので実際のトレードで試して見ることが何より大切だと思います。
エジソンではないですが失敗を失敗として捉えるのではなくより成功に近づくための方法・考え方を知ることが出来たという考え方が出来れば、メタ認知、内省と色々と自分を向上することが出来ると思います。
ライントレードについてはまだまだ色々と種類があります。
次回は相場を3分割してみるスピードラインやファン理論の中のフィボナッチファンやギャンラインを含むギャンファン、そして値動きの中の高値・安値にラインを引く内部ラインなどをご紹介したいと思っています。
私自身まだまだ未熟であるものの自分が失敗したことや早く知っておきたかったことを疑問を解消するのに時間を要したことなどをお伝えし少しでもFXがマネタイズの手段として有効になる様に情報発信して行きたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
またここはこの考えが正しい、これはこう考えるとより良い、間違っているなど色々コメントなど頂ければ学び直しになりますので是非よろしくお願いいたし
最短即日に口座開設可能なDMMFXを確認しよう!!
僕は現在、プロトレーダー西原宏一さんが、”30年間相場で勝ち続けたプロが教えるシンプルFX“で紹介している一目均衡表とRCIの組み合わせメカニカルトレードを実践中です!!DMM FXでは、一目均衡表の強気売買サインである三役好転・三役逆転を信頼するためにRCIの短期・中期・長期を確認してエントリーすることで精度を高めて優位性の高いトレードが可能!!
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百聞は一見に如かず!!まずはやって見るが大切!!
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