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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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2020年05月23日

義父のこと


 放射線治療計画を終えて 報告がてら義姉の家へ


 それまで 転移した事を伝えていなかったので
 とても驚かれた
 加えて 最近の夫の動向を報告すると
 文字通り目を丸くして 呆れ返るばかり

 とにかく " 気持ち悪い" の一言だと

 自分も 二人の件では
 相当に消耗して来た頃だったので

 義姉から もう離婚一択だ!!!と言われて
 そろそろ その方向で動き始めるか!と思った



 その頃 義父は
 デイサービスとヘルパーさんの訪問に助けられ
 自宅で一人暮らしをしていた


 義父は 義兄の家での同居も拒否し
 自宅からは動きたくない意志だった

 山並みを見て 庭や畑の手入れをしていたいと・・・


 けれど 自宅内で転んで 悪かった腰に加え
 足も不自由になって来た


 訪問介護のヘルパーさんにも 意地を張っていて

 体がきかなくなってきているのに
 そのやり方に 何かといちゃもんをつける時が 
 日々増えてきたと聞いていた


 そんな状態だったので
 そろそろ ショートステイを利用しては?と
 ケアマネさんから 義兄夫婦に連絡が来たとのこと


 私の知らぬ間に 義姉が色々動いていてくれて
 翌週月曜日に 正式に認定その他の手続きができるらしい


 義姉も時間があると 義実家へ通っていてくれて
 何かと面倒を見てくれていたので

 ショートステイを利用できるようになるのは
 私にとっても本当にありがたい


 パートをしているとはいえ 義姉に頼りきりだったので
 義姉の負担が少しでも減ることになれば・・・


 義姉は義姉で 
 常に 私の病気の事や体調を気遣って
 義父のことは任せて!と言ってくれていたのだ



 あんなに農作業が好きだった義父が
 ショートステイとはいえ 自宅を離れて生活するのは
 自身でもなかなか納得いかないことだったと思う

 身体が不自由になって来てはいたが
 認知症があるわけでもなく

 ショートステイとはいえ 
 老人介護施設に通うのは プライドが許さなかったかもしれない

 けれど 義兄にもご近所の方にも説得され
 やっと重い腰を上げたという感じだった


 これで少しは義姉の負担が減る・・・と
 自分のことのようにうれしくなった


 そして 義姉との久しぶりの何気ないおしゃべりを
 思う存分楽しんで たくさん笑っておいとました


 帰りしなに義姉からかけられた

 「自分の身体のことを一番に考えて
  これ以上 ストレスになる生活を続けてはダメだよ!」

 という 言葉を思い起こしながら 夕食の準備を始めた








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