5月もそろそろ下旬に入る頃
またもや1時間弱のドライブでM病院へ
夫は仕事で送れないというので
病気持ちの私自身で運転しましたよ(笑)
手続きを済ませて 病室へ
6人部屋だが とても広くて開放感がある明るい病室
今回は 左の一番奥の窓際のベッドだ
担当看護師の方も優しい方でホッとする
いつも思うのだけれど 女性の病室は
お互いの症状が それほどの時間をかけずに把握できる
特にここはカーテンが開いたままの上に
ベッドの間が少し広めだったので
お互い話しかけるのに 少々声が大きくなるようで
先に入院していた方達の 手術の話やら薬の話やらが
聞くとはなしに耳に入ってくる
私の目の前のベッドにいた 活発な感じの美人さんは
1カ月半も意識がなかったそうだ
小学生のお子さん2人と自宅にいる時に
突然倒れて 別の救急病院に運ばれたとか
原因がどうしてもわからず転院してきたという
何と 一見脳とは無関係の 子宮が原因の病気だったとか
そんなに長い間 意識がなかったとは思えない方で
こちらが面食らってしまった
まもなく退院されるそうで とてもうれしそうだった
斜め前の方は ガンマナイフもしたし
開頭手術も 複数回経験なさっているとかで
「頭皮にパッチワークのような傷があるのよ」と
こちらがビックリするような経験を話してくれた
もう おばあちゃんという感じのお年だったが
にっこり笑う表情は とても穏やかで
脳外科の手術をしたとは思えないほどだった
とても癒される笑顔で 自分もこうありたいなと感じた
お向かい一番右のドア側の方は
2.3日で退院予定とのこと
少し足に麻痺が残ってしまったので
自宅をリフォームしている最中とのこと
退院後の生活指導を毎日受けてるのよ、と
これまた 穏やかにうれしそうに話していた
私の側は 一番ドア側は空きベッドで
お隣が時間差で遅れて入院してきた
18歳くらいのお嬢さん
ご両親がもう心配でたまらないようで
思わず親御さんの方に
大丈夫ですかと 声をかけたくなるほど
私だって 娘が脳外科に入院!という事態になったら
出来ることなら 是が非でも代わってあげたいと思うだろう
ご本人は 気丈に振る舞ってはいたが
やはり 不安は隠しきれない様子だった
夕食の時間もそろそろ・・・という頃
「ニャンままさんは どうして入院してきたの?」
お向かいのベッドの美人さんに聞かれた
今までの経過と
肺腺ガンからの 転移性脳腫瘍だということ
明日が ガンマナイフ施術日だということなどを
ざっと話した
予期せぬ事に お向かいさんが
とても悲しそうな顔をした
「???」とポカンとした私に向かって
「ガンマナイフで腫瘍が治療できても
また ガンが転移するかもしれないの?」と
右肺上葉を取った後 安心していたところに
左副腎と脳への転移
そうか
ガンマナイフをしても 治るわけではなかったんだ!
この時 改めて またこの病気のことを
突きつけられた気がした
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タグ: #脳外科 #ガンマナイフ #入院
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