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12月に入り、すっかり寒くなりましたが部屋にはエアコンと電気カーペットを入れているので、私自身も足がポカポカするお陰で今のとこ風邪も引く事無く過ごしています。喘息が風邪を引くと肺炎まっしぐらなので気をつけています。
先日、入院していた(再入院中)伯母の娘である従妹のお姉さんから悩みと言うか愚痴と言いますか電話があり、3時間もの長い間電話に付き合いました。電話をしながら私自身はポーチを作る型紙を取りながら時折、左手はワンコの頭や体を撫でながら話していました。時期的なものかもしれませんが、秋冬、特に年末にかけて忙しい時期に人によっては気分が落ち込み易くなったりするものです。春、そして5月はまた気分が落ち込み易い気がします。
従妹のお姉さんは話しながら「考え込み過ぎて鬱になりそう」と言います。ですが簡単に「鬱」という言葉を使うのはどうかと注意しました。私は高校時代に友人のお母さんが鬱で大変だったのを間近で見てきました。口癖は「死にたい」です。そして何もしなくなってしまいました。掃除洗濯、料理もしません。お風呂にだって入らない、家から出ない。包丁を持たせる事が危険なので、料理はしないのでその点は安心だと言っていました。だから包丁やハサミなど危険な物は全て隠していると言っていました。「包丁はどこ!」と探し回り、部屋で何もしないし、なかなか眠りもしないと。
私自身が16歳、17歳の子供です。そして友人も。「出来る事があれば言って」とMちゃんに言っていました。Mちゃんのお母さんに関する事を色々話を聞いていましたが、鬱になった原因は「いじめ」でした。
Mちゃんのお母さんはゴルフのカントリークラブのキャディーさんをしてたのですが、大人同士でも酷い「いじめ」があったそうです。おばちゃんを虐める相手もおばちゃんです。口を聞いてくれない、無視をするから始まり色々な嫌がらせに耐えていたそうです。最終的にはロッカーにゴミや蛙の死骸を入れられていてそれが続き、鬱になったと当時聞きました。
50代、60代のおばちゃん同士が何をやっているのだろうとも思いますが、田舎でも意地悪やいじめは横行しています。関わらず、嫌だと言う意思表示が出来ず我慢を繰り返し鬱になったと聞き、他人事ながら本当に腹が立ちました。
Mちゃんのお母さんを虐めて苦しめて、仕事を辞めさせた人は満足かもしれません。ですが、Mちゃんのお母さんの長く続く苦しみはどうするのでしょうか?Mちゃんのお父さんも外で仕事をし帰って来たら家で掃除洗濯をしと大変だったはずです。何より母親が口を開けば「死にたい」という言葉を繰り返し聞かされるMちゃんの辛さやその責任の所在はどうなるんでしょうか?数年間苦しまれていましたがMちゃんのお母さんは「車の免許を取得する」という目標を持って生活する事で乗り越えたそうです。
乗り越えられたから良かったですが、中にはずっと苦しみ自ら命を絶つ人もいるのです。だから簡単に「鬱になりそう」と言うのではなく、自分でそう思うなら「早い内に対処をして欲しい」と伝えました。プラシーボ効果も兼ねて「セントジョーンズワート」のような市販されているリラックス効果のあるものを飲むのも良いですし、心療内科でまず相談するのも良いと思います。薬の内服に関しては医師と相談になりますが、まず一歩踏み出さないといけません。深刻になってからでは遅いんです。それ程、鬱とは大変なのだと伝えました。
悩みの無い人はいませんが、悩む事が好きな人もいません。お姉さんは悩みや苦しみ、愚痴を電話越しに泣き声で言います。そして今後も嫌な事がずっと起きるのだと言うのです。
「経験上悪い事が起きてきたとしても、これからの事は分からないのにこれからも(必ず悪い方向に行く)と断言しないで」と伝えました。「嫌な事が起きてもいないのに、絶対ににまたそうなるとそこにフォーカスする事で、流れがそこに向いてしまうでしょう」とも話しました。見直すべきは周りではないのでは?自分にフォーカスして欲しいと伝えました。「鬱になりそう」と言うからこそ、そこにフォーカスしないで欲しいのです。それは言い換えれば「私は鬱になるからね」と言っている気がするからです。従妹のお姉さんにとって厳しく聞こえるかもしれませんが、苦しんで欲しくないからこそ伝えました。
お姉さんは、そういう悪い流れになったらどうするの?私はどうしたら良いの?と言います。
「悪い流れに行きそうだな?と自分で自覚出来るなら大丈夫、問題無いよ。その時点で方向転換してね」と深く考える必要は無いと答えました。リセットの仕方が分からないとまた言うので、リセットの仕方は「口に出す事」と伝えました。気が付いた時点でその都度言えば良いんです。「今のは無し、ここからリセット!」と。改めて口に出す事で自分でもリセットだと区切りが付くでしょう?と言うと、電話越しでやっと笑ってくれました。笑う事も大事です。
誰だって悩みますし、その悩みの大きさは本人にしか分かりません。悩んでいる時は常にその事が頭をかすめます。気が付けば考えていて、本当にどれだけその悩みに時間を取られているか…私にも当然、経験があります。許せない事だろうと、どうだろうと過ぎた事に「怒り」のエネルギーを向けても本当に無駄な事だと気が付いてからは楽になりました。過去の嫌な事に目を向けても仕方が無いんですね、今をこれからを生きていくのですから。悩み過ぎない自分になってきたのは40代になっての今、やっとです。本当に時間がかかっています(笑)
悩んでいる間は辛いしそれが頭から離れないし、愚痴も多くなり顔も険しくなっているのではないでしょうか?そんなとこからは離れるのが一番、自分自身をリセットしないと辛いのは自分だし誰も分かってくれないんです。分かってくれないと怒ってみても相手はちっとも変わりません。相手は変わらないのに、私が悪いからだとか、いつかきっと分かってくれる日が来るはずだからと夢を見ても一層辛くなるばかりです。自分が辛くならない方法を考える方が建設的です。
「誰かじゃなく自分で自分を守って、自分が楽しく過ごせる為に出来る事をしたら良いよ、上手に気分転換しながらね」と従妹のお姉さんに伝えて電話を切りました。3時間の電話はお姉さんの為になったかどうかは分かりません。思ったのは「もっと楽になったら良いのに」です。楽になれるのも人がしてくれるのではなく、自分自身が自分を解放すれば楽になれます。自分に厳しすぎるルールを課さない事。こうでなければならない!と勝手に思い込むのではなく、こうであっても良いんだと緩〜く考えて欲しいです。完璧である必要はありません。私を見て下さい、もう清々しい程に適当です!←
とても長くなりました。お読み頂き有難うございます。感謝致します。