2022年06月23日
珠玉の本とイラスト「赤毛のアンの手作り絵本」
ご訪問頂き有難うございます。感謝致します。
先日、好きなイラストレーターさんのお話をさせて頂きました。そして「松浦英亜樹さん」のイラストが大好きで仕方ないと書かせて頂き、話が長くなるので続きを引き延ばして……本日書かせて頂きます(笑)
以前のブログに書いていたかもしれませんが、絶本になって復刻した「赤毛のアンの手作り絵本」という本が以前に販売されていました。現在も復刻版で新しい本も古本も含めて販売されています。
確か1冊目の初版は1980年です。3冊くらい出ていたのですが、当時で1冊2500円くらいだったのかしら?父の妹である叔母からプレゼントされました。初版当時は保育園や幼稚園生くらいなので私が小学4年生くらいになって初めて読みました。
「手作り絵本」というだけあり、手芸や料理に関する作り方の本でもあります。私は「少女編」だけを持っているのですが、「青春編」「夢の家族編」と続きます。そしてアンがグリーンゲーブルスに来てマリラとマシュウと出会ってリンド夫人やスペンサー夫人、ダイアナ、ギルバートとの日々の暮らしと様々な経験を通す中で「料理」「お菓子作り」「セータの作り方」など「手作りに関する本」なので有名な諸先生方が集まられてこの本は出来ています。「赤毛のアン」の世界観を壊す事なく、それでいて料理や手芸を想像をして制作されています。
私が子供時代、料理番組で恰幅の良いふくよかなおば様が出演されていらっしゃいました。後になって知りましたが、その方が「ラブおばさん」である「城戸崎愛先生」でした。愛だからラブおばさんなのです。
そんな洋風料理の第一人者である城戸崎先生が本の料理担当をメインでされていました。「今日の料理」に長年出られていた料理研究家で2020年に94歳で亡くなられています。
例えば私が素敵だと思った所は、この本の内容は「料理やお菓子作りに手芸」の作り方、手作りがメインですが実際に赤毛のアンのお話の流れを取り入れているので、育て親のマシュウが亡くなったという話の流れでは「きっとこんな悲しい時にはこんな料理があれば少しは心が慰められるかもしれない」といった感じでお料理の作り方が紹介されていたりします。内容全てがとてもセンスが良いんですね。
お人形の作り方やケーキの作り方、料理にセーターの作り方などその道の第一人者の先生方が集まって作られていますから、美しいイラストに美しい作品の写真でこの本自体が素晴らしく素敵な珠玉の存在です。
今までに茹でた鶏肉やゆで卵などをコンソメゼリーで固めたゼリー寄せは作りました。シナモン風味のアップルコーヒーケーキも何度も作りました。ケーキは本当に美味しかったです。これらを始めて作ったのは17歳〜18歳くらいだったと思います。私も若かった(笑)画像は3つの写真やイラストを合わせてアップしています。左上がコーヒーケーキですが梅干しに見えるのは梅干しではなく姫リンゴです(笑)
食べ物の話になって話が逸れましたが、この本のイラストを担当された「松浦英亜樹」さんのイラストがとても素敵で繊細でたまらなく大好きなんです。素晴らし過ぎるんです!
ですが松浦さんは現在、イラストレーターをされていません。「赤毛のアンの手作り絵本」は本当に丁寧で繊細で遊び心のある素晴らしいイラストばかりです。溜息が出るくらい美しく、見ていて心が震えるくらいに大好きです。例えば「少女編」ではアンはガリガリに痩せていますが夢見る乙女です。だからお洒落を自分なりにしていますし、当時の女性のドレス、それも膨らんだパフスリーブなど細かい所にもこだわって描かれています。些細なとこまでが丁寧に描かれています。アンの髪に飾られたお花も可愛かったりします。
ピクルス作りのイラストではイラストの中の動物が玉ねぎの酢漬けで目が沁みないようにとゴーグルを付けていたり(笑)そんな些細な優しさを感じてクスッと笑ってしまうイラストもあったり。松浦さんの優しさを感じます。画像の右下のイラストです。
20代の終わりの数年をこの本のイラストに渾身の力を注いで制作されたそうです。そして、イラストレーターではなく松浦さんは服飾デザイナーへと変わられました。確か女優の鶴田真由さんが松浦さんのお洋服を着られていたんじゃなかったかしら?数年前に調べた時にそうネットで出てきた気がします。
松浦さんの素晴らしい絵は「赤毛のアンの手作り絵本」と料理本の「可愛い女」とかぐらいしか見られないようです。勝手に計算をしてしまって申し訳ないのですが現在だと70代前半くらいの年齢になられているのでは?と思います。私も続きの「赤毛のアンの手作り絵本」を2冊、近い内に購入しようと思います。
ペーター佐藤さん、キース・ヘリングさん、原田治さん、上田三根子さん、そして松浦英亜樹さん、大好きなイラストレーターさんです。そして大好きな童話作家の佐藤さとるさんとその著書にコンビのようにイラストを添えられていた村上勉さんも大好きです。「コロボックルシリーズ」ご存じありませんか?
沢山好きなイラストレーターさんがいますが、私の中で「昭和の大好きなイラストレーターさん」というくくりがあります。勿論、平成、令和と現在でも活躍されていらっしゃる方もいます。
でも私にとって珠玉の本とイラストの「赤毛のアンの手作り絵本」は特別な存在です。特別で格別です。
本は「財産だ」と10代の頃から思っていました。そして今読めなくても、その内にゆっくり読もうと購入してきました。そして現在、思わぬ落とし穴にハマっています。そう、老眼です。まさかの落とし穴(笑)
若い頃は思いもしませんから、今頃ハマってしまったんですね。
若い頃から目が悪く、目の病気も抱えていますが「老眼」だけはここまで酷いとは考えていませんでした。メガネを外して見ないといけなかったりで字も見辛く、目が疲れやすくて年齢を重ねると読書も「楽しいはずの事」が「面倒で億劫な事」に変わって来るとは……。
目が疲れて目の周りでなく、右目の眼球が痙攣するようになってきたりで目の疲れも感じています。
読めなくなってきた本も、手付かずの本も一杯あります。でもその中に思い出と共に大切な珠玉の本がいくつもあります。その本を手に取って開くと、当時の若かった頃の私自身も顔を出してくるのです。
国語の教科書も大好きでした。学年が1つ上がる度に、最初に目を通すのが国語の教科書でした。とにかく教科書でも小説でも童話でも漫画の本でも大好きだったんです。本を読む事が好きで、図書委員にも立候補したり。図書委員って本を読む暇が無かったですね、図書カードの整理や本の整理ばかりでした(笑)でも自分の整理するノルマ分を終えたら図書室の本棚の裏でこっそり「ギリシャ神話」を読んだり「吉四六(きっちょむ)トンチ話」を読んだりしていました。「チョコレート戦争」や偉人の伝記も色々読みました。
病弱でしたから、喘息で熱を出す事が多かったので、体を冷ますのにも丁度良いので浴室の脱衣所で学校で借りた本を読んだりしていました。母が「なんでそんな狭いとこで読んでるの」といつも言っていましたが、熱のある体にひんやりと心地良いから脱衣所で読んでいたのです。狭くても子供の私には落ち着く場所でした。
寝る前も寝る直前まで本を読んでいました。そんな本好きの子供時代を経て、大好きな本がいくつもありますがその中でも圧倒的に絵が奇麗な「赤毛のアンの手作り絵本」は大きさもあるしハードカバーでしっかりした作りで大好きだったのです。
なのに!この本のカバーが破れてしまい泣く泣く捨ててしまいました。でもカバーと同じイラストがカバーなしでも描かれていて奇麗です。その内、布でカバーを作ろうと思います。大切な本ですからね。
ここ最近、数か月前からまた好きなイラストレーターさんが出来ました。
でもその方のお話はまた次回にします。今日のブログも長くなってしまいましたから(笑)
日に日に暑かったり、皆様の地域では雨も降り寒かったりと色々あるかと思います。
体調に気を付けられてお過ごし下さいね。
では、本日もお読み頂き有難うございました。感謝致します。
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