テレビ朝日系
機動戦士ガンダムを制作した富野喜幸(現 由悠季)のロボットアニメでは「勇者
ライディーン(前半)」、「無敵超人ザンボット3」に次ぐ作品。前作「ザンボッ
ト3」とは対照的にコメディ要素も多く含まれた明るい作風となった。しかし、主
人公である波嵐万丈が背負った暗い過去がストーリーに奥行きを与えていた。
(ストーリー:ネタバレ)
コマンダー・ミレーヌは、拉致した人間をソルジャーに改造しなくても自由に操る
ことができる装置の実験を行っていた。操られた人間は基地の建設に使われていた。
脳波コントロール室を破壊するため基地に潜入した波嵐万丈は、すでに捕らえられ
て操られている三城レイカの襲撃を受ける。他の二人、ビューティフル・タチバナ
とトッポも同様に操られていたられていた。
操る電波を増幅して人間を苦しめ万丈に降伏して傘下に入るよう脅迫するミレーヌ
だったが、ギャリソン時田が操縦してきたマッハアタッカーに電波塔を破壊されて
しまう。正気に戻ったレイカ、ビューティ、トッポと共に万丈はマッハアタッカー
に乗り込み、ダイターン3にテイクインした。
マクロマシンでメガボーグとなったミレーヌは脳波コントロール派を放ちダイター
ンの操縦席のみんなを金縛りにした。勝ち誇ったミレーヌはダイターン3を土下座
させたりワインを注がせたりした。しかし、万丈の精神力は金縛りを打ち破り、ミ
レーヌを必殺のサンアタックで倒した。
物語開始時点で万丈は敵のアジトの工事現場に潜入済み。万丈をサポートするはず
のビューティ、レイカ、トッポも万丈に内緒で出動したまま行方が分からない状態
と事件の発端部分を省略している演出が面白いです。
今回は、ビューティフル・タチバナが太目のおばさんのように見えるカットがあり
ました。他にも雑な画がちらほらと。この頃は家庭用ホームビデオが普及し始めた
ころで、特撮やアニメのビデオソフトもほとんど発売されていませんでした。人気
がある作品でないと再放送もされなかったため、作画崩壊しても1回の放送を凌げ
れば一般的には話題にもなりませんでした。(アニメージュ等のアニメ専門誌はも
う発売されていましたが。)
現在のアニメはDVDまたはブルーレイ発売が前提で制作されている為、TV放送
時に作画がおかしくなっている部分は発売時までに修正されることもあるようです。
なんか隔世の感があります。
ダイターン3のコックピットに今回は主人公側が5人も乗り込み名乗りも必殺技の
叫びも五人一緒でした。
途中、コマンダーと万丈との戦いに入ると、側の森で蛇とネズミのコミカルな戦い
に切り替わり、ねずみが勝って去って行くと場面が戻り万丈に倒されたコマンダー
が転がっているという唐突に感じる奇妙な演出がありました。
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