東京都労働委員会は1日、NHKが、受信料の集金などを行う地域スタッフらでつくる全日本放送受信料労働組合との団体交渉を正当な理由なく拒否したとして、今後は団交に応じるよう命じた。
都労委によると、NHK名古屋駅前営業センター(名古屋市)に所属していた労組支部幹部だった男性が2011年、当時のセンター長から労組について「あんなところ」との蔑視発言を受けたとして、労組がNHKに団体交渉を申し入れた。
NHKは同年4月の団交でセンター長の発言はなかったとし、その後は中央執行委員が出席する団交を拒否、労組支部との団交しか応じなかった。
これに対し都労委は蔑視発言があったとは認めなかったが、「団交への労組側出席者は、基本的に労組が決定する事項だ」として、NHKが団交を拒否したことについて不当労働行為と認定した。
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