複数PCでのファイル同期
こんにちは、ハニービーンです。
例えば2台のPCを使っているとして、完全に用途が別なら問題ないのですが、ある作業を両方のPCで行う場合、ファイルの同期の問題が出てきます。
我が家でも、家計簿や住所録等、両方のPCで編集するファイルやフォルダがいくつかあります。
Dropboxを使えば、簡単にフォルダの同期が行えます。Dropboxは操作もわかりやすくて、とてもよくできたソフトウェアだと思います。
しかし、Dropboxは、Dropboxフォルダしか同期してくれません。 任意のフォルダを同期してほしい場合は、他の方法を使う必要があります。
そこで、任意のフォルダを同期することができるフリーソフトを、2つ紹介したいと思います。
Tresorit
Tresoritは、Dropboxと同様な、クラウドストレージサービスです。
こちらの Tresorit サイトからダウンロードできます。
Dropboxと比較して、以下の利点があります。
Tresoritはセキュリティの高さを大きな売りにしています。Dropbox等と何が違うかというと、データをサーバーにアップロードする際に、PC側で暗号化してからサーバーに送信される、という仕組みになっています。
- 任意のフォルダを同期できる(無料プランでは5つまで)
- 無料プランの容量は5GB
- 高度なセキュリティ
従って、もしTresoritのサーバーの情報が、ハッキングや内部不正などにより
流出した場合でも、暗号鍵なしの暗号データしか流出しないのです。解読の可能性はゼロではありませんが、かなり安全性は高いといえるでしょう。
BitTorrent Sync
BitTorrent Syncは、サーバーを介することなく、インストールしたPC間でフォルダを同期することができるソフトウェアです。
こちらの BitTorrent Sync サイトからダウンロードできます。
このソフトウェアも、任意のフォルダを同期対象にすることができます。
サーバーを介さないことから、サーバーを使うサービスと比べて次のようなメリットがあります。
- サーバーからデータ流出するリクスがない
- 容量の制限がない
- 処理速度が速い
- インターネット接続がなくても同期できる
TresoritとBitTorrent Syncの比較
実際に使うとなると、どちらがより便利でしょうか。まずそれぞれのデメリットをあげてみましょう。
Tresoritのデメリット
クライアントで暗号化をしていることもあり、動作はDropboxよりかなり遅いです。使い始めた後の、日々の同期は問題ありませんが、たくさんファイルの入ったフォルダをアップロードして初めて同期する時には、かなりの時間がかかりました。
- フォルダ数と容量に制限がある
- 処理速度が遅い
BitTorrent Syncのデメリット
我が家での使い方を考えた場合、これが少々ネックになりました。出先でサブPCを使い、帰宅後メインPCを使う時に、サブPCも起動しないといけないのです。
- 同時に2台ともPCが起動していないと同期されない
仮に今後PCの台数が増えたりすると、起動する頻度の低いPCから更新した内容が反映されない、といった問題を考える必要が出てきます。
両方試した結果、今のところ我が家では、Tresoritを使っています。よく使うファイルの内容を、常に同一に保つことができて快適です。
また、任意のフォルダを同期できるので「C:\Users\ユーザー名\Favorites」を同期することで、IEのお気に入りを2台のPCで同一に保っています。
まとめ
TresoritとBitTorrent Syncはどちらも任意のフォルダを同期できる、優れもののソフトウェアです。しかもどちらも無料です。
サーバーを介するのがいいか悪いかは、使い方によると思います。
我が家では今のところTresoritを使っていますが、BitTorrent Syncも容量に制限がない等、大いに魅力があります。いい使い分けを考えて、近いうちに両方使えるようにしたいと思っています。
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