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2019年03月12日
出会えてよかったBAR! 横浜のモルトオアシス
横浜駅から10分程度西に歩いた、浅間下交差点の近くに一軒のバーがある。
以前ある人より紹介されて行ったバー。
どんなところか知りたかったので、お邪魔する前にネットで調べてみることにした。
ネット上の評判をあげてみると、つぎの様な内容だった。
・内装が綺麗で雰囲気が良い
・照明が暗くてムードがある
・おしゃれな隠れ家的なバー
・バーテンダーの方の軽妙なトークが楽しい
・常連になりたいバー
グーグルマップに至っては「カクテルがおいしいバー」とか書いてある。
これらを読んで思ったのは、あまり面白そうじゃ無いなという事。
雰囲気だけが良い、っていうバーは大概行って後悔する事になるしね。
やめようかとも思った。
しかし紹介してくれた人にも申し訳無いので、一度だけ行ってみることにした。
到着してみると外見は結構良かった。
青い店名プレートも結構いいね。
また、入り口横の看板には、
「気になってたんでしょ、入っちゃいなよ」的な砕けた一言。
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うん、こういう感じのところ、ムードだけ着飾っているようなところよりは結構良いかも。
中に入りカウンターに座らせていただくと、早速バーテンダーの方が微笑んで「いらっしゃいませ。」と声を掛けてくれた。
バックバー(お酒の棚)を見てみるとモルトのお店だという事がすぐわかった。
マスターが「何をご用意しましょうか」と言ってくれたので、「モルトで何かないかな」と言って悩んでいると、「少々お待ちください」とそれだけでボトルを選んでくれた。
ブレンデッドモルトの「ロックオイスター」。ロックオイスターは岩牡蠣と言う意味で、ジャックにとっては初物だった。
特別な舌など持っていないジャックなので、心の中で「味わかんないかも、ゴメンナサイ」とか言いながら口に含むと、深い味わいのモルトが広がった。
なんて言うかな、料理の名人が塩の量を調整しただけで作ってしまったお吸い物とか。
とにかくしばらく口の中に置いておきたくなる、凄い良い味わい。
「これは美味しい、ロックオイスターって全然知らんかった!」
素晴らしいお酒を紹介してくれたお礼を言う。
それから暫くモルトに関する為になる話を沢山教えてくれたのでした。
そして美味しいモルトもいくつも戴いた。
非常に贅沢なひと時だった。
それからひと時を過ごさせて頂き、改めて思ったのが、ネットに書いてあるの評判の何と的外れなことか。
おしゃれ?雰囲気?軽妙なトーク?
そこじゃないよね!
凄いじゃん、このバー。
モルトの先生じゃん!
すごい美味しいもの出してくれるじゃん!
バックバーには、前に書いた「イチローズモルト」のカードシリーズがずらり並んでるし!
最後にマスターがこっそりいった一言にジャックは完全にやられた。
「…(残念ながらここには書けない素敵すぎる一言)…」
大好きなお店になった。
そしてグーグルマップの素敵さにも苦笑した。
本当、ネットに書いているバーの評価ってなんなんだ。どんな奴が書いてるんだろう…って、考えてみれば俺か!
考えてみれば正にジャックも同じ。片寄った知識で味もわからん奴がくどくどと偉そーに。
ちょっと反省、でもすぐに忘れる。
だってね、そんなジャックでも感情はあるわけですよ。
その感情を揺すぶられる様なステキなお店はいくつもあって、そういうお店は絶対紹介したくなるもの。
厚顔無恥で何が悪い。
少なくとも「青龍房」捕まえて、「雰囲気オンリー」推しはしねーわ。
しかも今日はこの「青龍房」さんについて、書かなければならない事があるのだった。
実はこの素敵なバー、3月一杯で店仕舞いをされてしまうらしいのです。
今しか紹介できなくなってしまったのだ。
出会って数ヶ月で何と…。
しかしマスターの本宮さん、あなたの事は忘れないよ。
素敵な空間をありがとう。
3月末まで、あと何回来れるかなぁ。
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