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酒飲みの永遠のテーマ。
それは如何に美味しいお酒を飲むか!
当たり前ですよね。
しかしお酒を飲むにあたっても、そこには色んな要素があります。
いつ飲むか。
どこで飲むか。
誰と飲むか。
どれもとっても重要です。
さて、ここに一本の日本酒があります。
何はともあれ、まずはこの銘柄をご紹介しましょう。
蔵元は兵庫県は丹波篠山にある「狩場一酒造」。
ここで作られている名酒「秀月」がその銘柄です。
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兵庫県といえば、俳人高浜虚子の命名による「小鼓」を有する西山酒造場が有名ですが、この「秀月」も一歩も引けを取りません。
この「秀月」のネーミング、狩場一酒造の三代目当主が丹波篠山の澄み切った空気の中で、木造蔵の上に蒼い月が輝いているのを見た時に、思わず名付けたものなのだとか。
この夜の月のように人の心にしみゆくお酒を作りたいと言う、当主の心が込められているようです。
酒造りの起点となる「麹」ですが、狩場一酒造ではこの麹に自家栽培の山田錦を使用しています。
酒を醸す時に使う水で育つ米は、製造工程においても、なじみよくたっぷりとその水を吸収出来るため、ふくよかで豊潤な味わいを実現するそうです。
また日本酒を語る上で重要となる精米歩合にもこだわりがあり、狩場一酒造では純米酒、 本醸造種であっても60%以下になる様に定められているようです。
これはほとんど吟醸酒のレベルで、香り高いスッキリとした日本酒に仕上がっています。
一般的に米本来の味わいが抑えられ、香りが際立つと言われています。
ジャックは米本来の味が少し残っているお酒のほうが好きなので、精米歩合70%くらいのものが好みです。
必ずしも香りを追い求めるタイプではないのですが、それでもこの「秀月」の透明感には引き寄せられます。
なかなか手が出ない高級酒ではなく毎日飲める「最もうまい酒」をつくるのがポリシー、と言われている狩場一酒造のこの酒造りに対する姿勢、まさに感服させられると言わざるを得ません。
せっかくですからここで「特定名称酒別の精米歩合の規定」を記載しておきますね。
普通酒 :規程無し(一般に73〜75%程度)
純米酒 :規程無し(※)
本醸造酒 :70%以下
特別本醸造酒 :60%以下
特別純米酒 :60%以下
吟醸酒 :60%以下
大吟醸酒 :50%以下
※純米酒の精米歩合は、2004年以前は70%以下という決まりが存在しましたが、2005年より撤廃されました。
お分かりの様に数字が下がれば下がるほど、表層の多くの部分が削られ、お米の中心部だけが残る様な感じになるのです。
ちなみに我々がご飯として食べている食用米は精米歩合90%くらいです。
お米の表層部分にはたんぱく質や脂質など重要な栄養素が含まれていますが、ここに雑味成分も含まれているのです。
そのためお酒に適する状態にするには、ある程度表層を削ってやる必要があるわけですね。
さらに脂質にはフルーティな香りを抑制する成分があるとも言われています。
50%以下の精米歩合にすると脂質は無くなると言われていますので、大吟醸を作る時にはこの歩合を実現する必要があるのでしょう。
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話が少し脱線しましたが、この狩場一酒造。
素晴らしいのは日本酒だけではありません。
実は今回、ジャックが紹介したいのはまさにこれ!!
2009年から製造されている「酒粕漬け(なら漬け)」です。
ここで冒頭の話に戻ります。
お酒を美味しく飲むための重要要素の中に
「何を肴にするか」
です!
日本酒とこの酒粕漬けをマリアージュしてみてください。
答えられない味わいですよ。
すっきりフラットに仕上がった「秀月」と同じ蔵から育ったとは思えないくらい、ガシッとした味わいです。
お酒を飲むときのみならず、あったか〜いご飯にもすごく合いますよ!
しかししかし残念ながら、通販とかでは手に入らないので、旅行がてら買いに行くしか無いのです。
(日本酒「秀月」についてはホームページで買えますよ!以下のURLをご利用ください。)
http://kariba.shop-pro.jp/
皆さん丹波篠山方面に旅行を考えている方は、是非とも黒豆のみならず「秀月」と「酒粕漬け」をお試しください。
まさにお酒を美味しく飲むための最高の一品ですよ。
皆様の「一寸一杯」ライフのお役に立てれば幸いです。(^-^)
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ムームードメイン
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