タイトル： カルダノ、メインネット上で初のHydraヘッドがオープンし、流星のような急成長を遂げる
ついにカルダノ待望のHydraアップグレードがやってきた。初のHydraヘッドがカルダノのメインネット上でオープンしたのだ。
カルダノの開発チーム、Input Output Global（IOHK）の木曜日の発表によれば、Hydraヘッドバージョン0.10.0は、3月下旬にメインネット上にリリースされ、カルダノの性能向上を目的とした同カテゴリーの他のリリースと歩調を合わせることとなった。
Hydraは、カルダノのレイヤー2スケーラビリティソリューションで、低レイテンシー、高スループットで、取引コストを最小限にして、取引速度を向上させることを目的としている。Hydraプロトコルファミリーは、カルダノをさらにスケーラブルにし、高速かつ安価なトランザクションを必要とするさまざまなユースケースに適応できるよう設計されている。
「私たちの目標は、カルダノをもっとスケーラブルにして成長させ、普及率を高めることです。私たちは、このような状態を可能にするため、いくつかのプロトコルを構築することによってこれを実現します。」
Hydraを率いるソフトウェアエンジニアのSebastian Nagel氏はそう言った。
さらにNagel氏は、Hydraプロトコルファミリーは、いくつかのユースケースでカルダノをさらにスケーラブルに、フレキシブルにすることを促進するものであると強調した。Hydraヘッドプロトコルは、Hydraの多くのビルディングブロックの最初に来るもので、アプリケーションが一部の取引をグローバルなカルダノネットワークからローカルなコンテキストにオフロードすることを可能にする。そこでの取引は関係者のみが実行し、取引速度を向上させるというのだ。
また、Nagel氏は、Hydraはネットワークのアップグレードではなく、ハードフォークは実施しないことを明らかにし、こう付け加えた。
「Hydraはネットワークのアップグレードではないので、ハードフォークはありません。ネットワーク全体が待機状態になることはなく、スイッチを入れるだけで、何もかもが速くなるのです。」
しかし、Nagel氏は、まだ完成品ではないことを強調し、もっと多くのユースケースを取り入れるために、さらにリリースを重ねる予定であると述べた。
「今はこのバージョン0.10.0が使えるようになっていますね。まだ完成したわけではありませんが、出発点としてはかなり良好です。もっとたくさんのユーザーのニーズを取り入れるべく、さらにリリースを重ねる予定です。最近、私たちが焦点を当てていたのは、メインネット上で実行できるようにすることでした。次の焦点は、もっと多くのユースケースを取り入れることです」と、同氏は続けた。
このリリースは、カルダノの開発者がメインネット上でHydraヘッドがスムーズに動作するようになったことを披露してから数日後に実施されたものだ。とはいえ、バージョン0.10.0のリリースは、カルダノブロックチェーンとそのエコシステムにとって重要なマイルストーンとなる。これは、カルダノのスケーラビリティと複雑なスマートコントラクトを扱う能力を開発するにあたり、大きな前進を意味する。さらには、Hydraファミリーのプロトコルが拡大するにつれ、カルダノはそのスケーラブルなソリューションを活用し、新しいユーザーやプロジェクトをネットワークに引き込むのに適した位置づけにあるといえる。
一方、このニュースによってADAは強化され、CoinMarketCapのデータでは過去24時間で2％強上昇、本記事発表時点で0.38ドルで取引されている。
（記事は以上です。）
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