高橋克美さんが、
『 「後悔」と「失敗」の違いってなんですかね?』
と仰っていた。
僕は、その場面だけ見たので、どういう流れから、その問いに辿りついたのかは、知らない。
が、その「問い」になんとなく興味を持ったので、僕も少し考えてみたいと思う。
「後悔」と「失敗」の違いとは何か?
なに、解答は簡単である。
それは、基本的には、 そこに「自己の意思決定」があったか・否かにある のである。
だって、「自分の意志決定」の元、物事にのぞんだ場合、仮に勝負に負けたって、「後悔」などないはずだ。
むしろ、「やりきった!」と思うことだろう。
逆に、そこで「後悔」を感じる人は、事前に「意志決定」をしてのぞまなかったか、
あるいは、自分の「意志」に揺らぎがあったからだ。
すると、「反省」とは、自分の確固たる「意思決定」の元、何かにのぞんで、負けた場合のミスに対する見直し、でしかない。
こうなると、問題は、やはり、「後悔」の方が比重が重い、と言わざるを得ない。
ここからは、「後悔」について、少し語ってみる。
前言撤回するようだが、「自分の意志」で決定さえすれば、全て「後悔」しないか、といえば、
そうでもない、といわざるを得ない。
例外があるのである。
その例外とは、——「 時間」である。
例えば、人気絶頂の女優が、「仕事」と「結婚」という選択を前に、
「自分の意志」で「結婚」を選択した、としよう。
そして、20年後。
すっかり主婦となった彼女に、突然、
「もし、あのまま女優を続けていたら…」
という「後悔」が襲い掛かってくるのである。
「自分の意志」で選んだはずなのに。。
つまり、こういうことである。
人間は、「一回性」の人生の中で、その度に人生を選択しなくてはならないのだ。
そして、「自分の意志決定」で決めた・決めてないに関わらず、
選ばれた(失われた)「もう一つの人生(時間)」に対して、想いを馳せ、「後悔」をする宿命なのだ。
「あったかもしれない、もう一つの人生」
誰もがそれについて思いにふけった経験をお持ちだろう。
そして、この「あったかもしれない、もう一つの人生」をテーマにしたゲームがある。
PSのRPGの『クロノクロス』である。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ、以下の『クロノクロス』を買い、確認してもらいたい。
なかなかよく出来たストーリーであるから。
アルティメット ヒッツ クロノ・クロス
タグ: 直撃LIVEグッディ! 高橋克美
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