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2024年10月19日

激痛クリニックからの超望遠コンデジ

しかし、痛み消えるどころか真逆(まぎゃく)やなあ、

ペインクリニックですか、

英語で言う『痛み』つまり『pain(ペイン)』を何とかラクにしてくれる医院やからペインクリニックかと思てたけど、

こうして話を聞いてみると、『激痛にとにかく耐えろクリニック』という別の顔も見えてきますね、

話題の部分から再生されます


痛いの嫌(いや)や、

若いころのあの激痛、思い出しますね、

足の小指がポッキリ折れて中の骨が見えてたやつか、

それもそうすけど、瓦(かわら)を運んでるとき、その1枚が右足親指を直撃したときの麻酔注射、

若気の至り(わかげのいたり=若者らしいアホ丸出し状態)というか、なんであんな危険な作業、裸足(はだし)のサンダル履(ば)きでやるんや・・・ほんまアホやで、おのれの話やけど、

予想通り、作業が始まって小一時間もしたころ、手からすべり落ちた屋根瓦(やねがわら)が、むき出しの右足親指を直撃、激痛と共にけっこうな出血、

こりゃ縫わなアカンてことで、さっそく近所の外科医院へ、

傷口に刺さった瓦の破片をゴシゴシ洗う作業も激痛やったけど、本番はこれから・・・百戦錬磨(ひゃくせんれんま)のお医者さんは見慣れた感じで「じゃあ傷口に麻酔打つからちょっと痛みますよ」と、裂(さ)けた傷口に注射針をブスリ、

麻酔ってすぐには効(き)かないんすか、

そりゃさすがにすぐはムリや、

じゃあ激痛が走らんわけないと、

ほんの一瞬やけど一生忘れられない激痛が全身をかけめぐり、硬い殻(から)がバゴーンて破裂して、未知の自分がびっくりして飛び出してくるような、

ペインクリニックに通院すると、そんな激痛が週イチペースでくり返されると、

もちろんその間に少しずつ痛みは和(やわ)らぐとはいえ、やはり週一の通院はきついやろ、

まあほんまに、ケガとか気いつけて下さいよ、

70歳も近くなると、思った通りにカラダが動いてくれんようになるしなあ、

ところで、話は大きく変わりますけど、先日購入した野鳥観察用の超望遠コンデジ LUMIX FZ-85D の調子はどうすか、

いちばん大事な発見から先に言うと、末尾(まつび)の『D』はマイナーチェンジの『D』なんで、くわしい使い方が知りたかったら先代(せんだい)モデル FZ-85の分厚(ぶあつ)いマニュアルを読めば良いということ、

たしかに最新モデルに付属してきた説明書はあまりに簡単すぎて、ちょっと深掘りするとすぐに何が何やら分からなくなりますね、

多機能が全部使えたらええねんけど、あの機能を使うとこの機能は使えないという制限(しばり)があちこちにあって、その関係を教えてくれないと頭がこんがらがって正直お手上げ(何が何やらサッパリ)、

コレをじっくり調べれば、豊富な機能もクールに使いこなせますよ、お客さん!
https://manuall.jp/panasonic-dc-fz85-lumix-digital-camera/#google_vignette


で、どうすかこのカメラ、

そりゃ『ありがたい』のひと言・・・人生初となる1000?o越えの超望遠をこれほど軽量安価に体験できるカメラは無いし、画質もそれなりにがんばってるし、ライカから学んだであろうほんのりとした暖色寄りの色空間も素晴らしいし、

いくら超望遠に有利な小さいセンサーのマイクロフォーサーズでも、これほど小型軽量にはできませんし、

画質イマイチと言われるコンデジの小型センサーやけど、長年の技術の蓄積や新たな技術革新のおかげで、そうとうキチンと映ってくれるし、なにより2000?oを越える超望遠の世界まで体験できて、わずか6万円台ということで、これ以上の入門機は無いというか、庶民の絶対的味方というか・・・先代モデルではイマイチだったファインダーや背面液晶もメチャ見やすくなってるし、

こちら野鳥撮影の名人も、ルミックスのFZシリーズからカメラ入門したそうです。


とりわけ超望遠の世界は、小型軽量が得意なコンデジにどんどん活躍してもらって、さらなる性能向上を期待したいもんすね、

近年は特に『庶民が買いやすいカメラ』という観点を失って、カメラの価格も平気で数十万円台になって来てるし、

広角から超望遠まで小型軽量のボディにぜんぶ詰めこむ幕の内弁当的スゴさがコンデジ最後の防御線(ぼうぎょせん=陣地)と言いますか、どんな小型軽量なスマホカメラも、どんな高級一眼レフも、ここまでは攻め込めませんし、

超広角20?oから超望遠1200?oまで光学レンズでカバー・・・さらにデジタル高画質の2倍ズームを使えば2400?oまで・・・これがわずか6万円台640グラムで手に入るわけで、

荷物をより小さく軽くしたい自転車乗りには、ある意味たったひとつの選択肢かもしれませんね、

サブカメラとして、コンデジよりひとまわり大きい1型センサーのコンパクトカメラを入れてもまだデジタル一眼レフより軽い、

わずか206グラムの CANON パワーショット G9X mark2 なら・・・2台持ちでも驚きの846グラム、

同じ1型センサーの名機 SONY RX100 があまりに好き過ぎて、その比較からイマイチ好きになれなかったG9X(ジー・ナイン・エックス)やけど、落ち着いてじっくり付き合ってみれば、パワーショットGシリーズならではの充実した機能と写りを実感できるし、4Kは無理やけど動画性能もホンマによくできてるし、

ここ10年近くデジタル一眼レフカメラばかり使い続けたんで、なおさらこれら小型軽量カメラの素晴らしさがきわだつというか、

ここまで軽いと、自転車乗りでも、三脚や携帯イスまで持ち出して、照準器でねらいを定めてじっくりゆっくり野鳥撮影しようかって気になるもんな、

何ならこれでずっと満足できたら、ある意味最高じゃないすか、

まあ3年くらいはじっくりと、この小型軽量の超望遠ズームカメラと付き合って、野鳥撮影のノウハウや野鳥そのものの生態をあれこれ学んで、それでもなお本格仕様で撮影したいなら、そのとき初めて目ん玉飛び出るほど高価で重デカい超望遠レンズを買えばええわけで・・・けど、できれば買わずにこのまま行けたら最高やなという気持ちも確かにあるなあ・・・この機動力(持ち運びやすさ)はこのコンデジでしか味わえない絶対的魅力やし、

妥協無き最高の画質と画角とか言い始めたら、あっというまに100万超えますし、かといって妙に妥協して二番手三番手のレンズなんか購入しようものなら、けっきょくもっと写りの良いレンズが欲しくなって、買い替え買い足しのレンズ沼にハマりますし、 

まあそのレンズで写した写真で資金回収できるならまだしも、素晴らしい画質より、レンズの重(おも)デカさがだんだんつらくなって、けっきょく超望遠コンデジばかり使うようになったら悲惨やし、

野鳥撮影以外にも、カメラやレンズの楽しみ方は色々ありますし、このせまい分野だけに軽自動車なみの大金(たいきん)つぎ込むのは、ホンマ覚悟いりますよね、ふつうの庶民ならなおさら、

まあ常識的に見て恐ろしく出番が少ない画角やし、

野鳥撮影の標準レンズは800?oと言われてますし・・・もっともこちらのお兄さんは丸三年、毎日超望遠レンズと出勤したそうですが、

そりゃレンズ開発者やから可能な話で、

話題の部分から再生されます


なんか変な話ですけど、小学生のころハマった『柔道一直線』の主人公が強くなるためにいつも履(は)いてた鉄ゲタを連想するのは自分だけでしょうか、



重(おも)デカい超望遠レンズを肌身(はだみ)離さず、日々会社に持ってくサラリーマンて、なんかよほど思い詰めないとできひんし、

まあとりあえず、この超安価・超軽量・超望遠コンデジがカラダの一部になるまでしっかり使い込んで、その機動力を活(い)かしてプロ顔負けの写真が撮(と)れるとこまで行きたいすね、

6万円とは言っても庶民にはかなりな額やし、カメラも自転車といっしょで、どんなに安価なモデルでも、カラダの一部になるまで使い込んでやれば、愛着も湧(わ)いて人生の大事なパートナーになってくれるし、

コンデジでも光があふれる晴天時の撮影ではそうとうな写りをしてくれますし、

LUMIX FZ-85D(トリミング無しの手持ち撮影)
35mmフルサイズ換算1699?o
P1230419.JPG

35mmフルサイズ換算1196?o
P1230424.JPG

35mmフルサイズ換算1086?o
P1230468.JPG

2024年10月11日

漢字だらけでなんか恐ろしい『脊椎管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)』の話

ずいぶん間(ま)が空(あ)きましたけど、その間(かん)何を、

いろいろ世間的な雑用が重なり、お気楽ブログとはいえ書く余裕も無く、アニメのファブル全25話も終わって、気が抜けてしまったこともあり、

用事で大阪に行ってたんすか、

ファブルの主人公、佐藤明(さとう あきら)やないけど、『大阪はオモロイなあ・・・』、

じっさいオモロかったんすか、

いや、新幹線使った日帰りのあわただしさで、カメラも持たず大阪見物のヒマも無く、おまけにJR大阪駅のコインロッカー、あれだけズラッと並んでんのに9割がたJR西日本専用ICカード『イコカ』専用ロッカーて・・・なんでやねん、

海外からやってくる観光客がイコカ持ってるわけ有りませんしね、

国内でも、関東は関東でまた違うICカードやし、そもそもカード持ってない人の方が圧倒的に多いし、

コインロッカーって言う以上、いつまでもコインで使えるようにして欲しいすね、

コイン式は端のほうにひっそり置かれていて、おまけに500円硬貨も入らへん・・・かんじんの100円両替機は係員に聞かなわからんほど遠くのすみっこに置いてあるし、嫌がらせか、万博ホンマだいじょうぶか、

で、ひさびさの大阪駅前、どうだったんすか、

新しくなった大阪駅の中もゆっくり見たかったけど、そんなゆとりも無く、けど、ひさしぶりの駅前は、立体式の歩道は見晴らしも良く、気のせいか前よりスッキリしたような、

田舎に住んでると高いビルがまぶしいすね、

田んぼだらけの田舎に住んでると、高いビルがニョキニョキそびえてるだけで興奮して、カメラ向けたくなるもんなあ・・・おいらも完全なイナカモン、

あと、海外旅行者の多さも印象的でした、

大きなトランクをころがしながら大ぜい歩いてた、

あと自転車の多さも、

大都会のド真ん中やけど、年齢関係無くけっこう走ってたなあ、しかもほとんどが何か攻撃的で、歩行者優先より自身の走り最優先みたいな・・・ヘルメットもほとんどかぶってないし、とにかくみんな忙しそうで危なっかしい、

ひさびさの新幹線はどうすか、

12年ぶりの新幹線やけど、いつも盆暮れの帰省に使ってたんで、自由席でも伸び伸び座れるのがうれしかった、

しかし京都時代はあれだけJRで輪行(りんこう=自転車を公共交通機関に乗せて移動)してたのに、田舎ではぜんぜんすね、

家の前から伸び伸び走れる環境やし、JRを使った輪行も、大都会からびわ湖というような短距離で劇的な風景の変化も無いから、輪行しても乗ってる時間のわりにオモロ無いし、通学の学生たちとかち合った時は完全包囲されて地獄やし、

とは言っても、新幹線で京都あたりまで足を伸ばすのも、これはこれでかえってつらいと、

京都や丹波、びわ湖や明日香村・・・どこもかしこも魅力的で、いちどそのエリアに入ったら、ずっとそこで暮らしたくなるし・・・もちろんいま住んでるエリアもメチャええねんけど、

ところで、話変わりますけど、脊椎管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)が急に悪化したBUONO(ボーノ)さん、今ではバイクに乗るのもつらいようで、

病名じたい漢字だらけで恐ろしい雰囲気やけど、じっさい腰を痛めてるヒトってホンマ多いな、

近所のおじいさんも、前日までまったくなんの予兆も無く元気だったのに、ある朝とつぜん激痛が走って起き上がれなくなり救急車で搬送(はんそう)、そのまま近所の病院で2ヶ月入院という・・・これも脊椎管狭窄症でした、

さいわい退院後は杖(つえ)を突きながら徐々に回復されたけど、高齢になるほどこれがきっかけで歩けなくなるケースも多いみたいで、

BUONO(ボーノ)さんの場合は背骨が右に少し曲がっていて、その部分が神経を圧迫して激痛が走るとか、

話題の部分から再生されます


ずっと右利きで一日中調理されるんで、だんだんそっち側に背骨が曲がるんかなあ、

ストレッチなんかで背骨の前後左右の歪みを日々直しながら暮らして行けたら理想的ですが、じっさいはこのように症状がかなり悪化してから対策を考えるのが一般的みたいすね、

背骨やないけど、自分もある日なんかのきっかけで急に痛みとともに右腕が上がらなくなって、ストレッチなんかしても2年ほどぜんぜんダメやったもんな・・・いわゆる四十肩・五十肩とかいう、みんなが経験するやつ、

それで最近はやり過ぎなくらい腕をぶん回してると、

肩の関節がとつぜん痛なって動かんようになる恐怖をいちど味わうと、日々これくらい回しとかんと、

腰回りは、もう20年以上もぐるぐる回しの体操をやってますけど、それでもときおり傷む時もありましたし、ホンマ気ぃ抜けませんね、

スポーツの秋やけど、スポーツのし過ぎもしなさ過ぎも両方マズいみたいやし、

何事もほどほどがイチバンとは言いますけど、そのほどほどがどれくらいなのか、けっこう分かってるようで分かってないような、

個人差や天候、それに時間帯でも話変わってくるしなあ、目が覚めていきなり走り出したら無論エエわけないし、

なもんで、その場その場で自分のカラダに聞いてみるのがイチバンなんすね、

けっきょく失敗をふくむ色んな経験を積み重ねながら、カラダの不調を感じ取るセンサーをより磨(みが)いてくしかないわけや、

IMGP1004 (1).jpg
IMGP1024.JPG
PENTAX KP 
HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR

2024年10月03日

アニメのファブル、終わってもうた…

兄(にい)さん、

だれが兄さんや、

姉(ねえ)さん、

男や、

とうとうアニメ版ファブル全25話、完結して、これから何を楽しみに生きたらええんすか兄さん、

また『水曜日のダウンタウン』しかない時期に逆もどり・・・2回分いっぺんに観たいねんけど、そしたらじき内容薄まるしなあ、

それにしても、佐藤兄妹(きょうだい)の妹(いもうと)さんもメチャ強いっすね、

コミックではこのあと真黒組の組長が毒殺されるみたいやし・・・殺し屋になんか頼んでた砂川のその後も気になるし、

地上波でもギリギリ深夜でしか放映できないハードな内容でしたけど、後味(あとあじ)は意外とスッキリサッパリしていて、そこも魅力でした、

それにくらべると、原作者の故郷、宮城県仙台市を舞台にした『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメ版は最後の最後までジットリネットリしてたなあ・・・これもこれでメチャおもろいねんけど、

原作者の故郷と言えば、『ファブル』の原作者も大阪府岸和田生まれで、地元がアニメの舞台すね、

佐羽ヒナコ(さば ひなこ)がリハビリに使う公園の鉄棒まで特定されてたしなあ、関西では有名なコーナンも出てくるし、なんかなつかしい、

それにしてもこれだけ関西弁だらけのアニメも希少価値というか、それに声優陣の関西弁がどれも完璧で、これもちょっと感動するほどの完成度というか、

これほど自然な関西弁は、関西生まれの関西育ちやないと無理やもんな、

気が早過ぎますけど、早くも続編が観たあてしゃあないっす、兄さんっ!

だれが兄さんや、

姉さんっ!

男や、

ところで、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の超望遠ズームレンズによる野鳥撮影、その後どうすか、

絶滅危惧種のコウノトリを発見してビックリ・・・まあデカい鳥やから見つけやすいのもあるけど、

タイトルなし.jpg
LUMIX FZ85D


撮影中は気づかなかったんすか、

お恥ずかしい話やけど撮影中はまったく分からず、見慣れたシラサギでもアオサギでも無いし、なんやこのデカい水鳥とか思いながらファインダーのぞいてたんやけど、あとでグーグル画像検索したらビックリ、

絶滅危惧種とはいえ、保護の甲斐(かい)あって年々わずかながら増えてるみたいすね、

現在は国内で300羽は居てるそうやけど、発見したら兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園まで連絡して欲しいとのこと・・・きっとここが中心になって保護活動されてるんやな、



足に付けられた個体識別用リングからも、大事にされてることが分かりますね、

人間がまいた水銀入り農薬なんかの影響もあって、戦後になって激減したそうや、

高度経済成長期の裏返しというか、環境汚染もひどかったですからね、当時は、

経済活動も大事やけど、人間や動物の健康まで犠牲になったら本末転倒やし、

そう考えると、経済低迷期とはいえ、すぐれたお医者さんが『小麦粉・あまいもん・乳製品・植物油』の四毒を医学的に分かりやすくYouTubeで教えてくれるこの時代もまんざらじゃないすね、

コウノトリさんも微増し始めてるみたいやし、自分自身、まちがった食生活を改めることで、長年カラダにまとわりついてた余分な体脂肪や内臓脂肪がきれいさっぱり消え去って、理想的な値を示すようになったし、

とりあえず実践することを強くお勧めします。筆者の場合は、まず小麦粉と乳製品を完全に止めてみて、非常に調子よかったので、植物油と甘いもの、さらには植物油の仲間であるナッツ系もやめて、さらに体脂肪・内臓脂肪をぐっと下げることに成功しました。体脂肪で言うと、半年前20%近かった値が現在は10〜11%くらい、体重で言うと70?s弱が62〜3?sの状態です。


IMGP0824.JPG
PENTAX KP + TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1

2024年09月27日

70近いし、そろそろカメラの苦手分野にも首つっこむで!


一脚とそれに携帯イス…携帯蚊取り線香もいるやろ、

ぶつぶつ言いもってナニやってるんすか、

知らんかったけど、カメラ用一脚って、山歩きでステッキにも使えるんや、

ほとんど使ってない三脚があるのに、こんどは一脚購入ですか、

いうまでもなく三脚は三本足…軽量とは言っても1.2キロのアルミ製、それに対してカーボンの一脚は半分以下の500グラム…岩場のきつい坂とかこれがあると三足歩行になってメチャ安全に降りれるし、

携帯イスは今はやりのチェアリングですか、気に入った場所でとにかく座ってゆっくり過ごそうっていう、

それにも使えるし、一脚でじっくりカメラかまえる時、あったら便利かと、

もしかしてやらかしたんすか、高級なM43(マイクロフォーサーズ)機購入とか、

まさか、

でも野鳥撮影とか想定しないとあり得ませんよ、この組み合わせ、

だいじょうぶ、庶民価格の入門機や、

と言いますと、あれすか、野鳥撮影のベテランおじさんがイチ押しされてる、



1200mm超望遠、野鳥撮影、動画撮影・・・60才も後半にさしかかって、これらどれひとつまともに経験してないわけで、まずは入門機で1年ほどしっかり練習してみようかと・・・高級機を買うかどうかはそれからの話や、

そういえば、2010年に他界されたお父さんも、2003年モデルの Lumix FZ10 を使ってましたね、

35?oから420?oまでの12倍ズーム、それも驚異のF2.8通しで、ライカレンズ、

ちなみに、今回購入したカメラのレンズは、ライカの銘(めい=ブランド名)も無く、F2.8通しでもありませんが、

その代わり、超広角の20?oから超望遠1200?oまでの60倍ズーム、画質劣化を最小限に抑えたデジタル2倍ズームで2400?oまで鮮明というとんでもない高倍率、オマケに6万円台という庶民的価格、家電メーカー育ちのカメラメーカー『ルミックス』やないとありえへんお勤(つと)め価格や、

で、さっそく近所の池で水鳥を撮(と)ったりして、じっさいどうなんすか、

いくら手ぶれ補正があるとは言え、1000?o越えの超望遠ともなると、静止画はともかく動画になると一脚ですらブレがひどいんで、けっきょく三脚でカメラをきっちり固定させないと、まともな動画は撮影不可能なことが分かり、

1000?o越えの超望遠を体験してないから、しかたないすけど、それにしても早まって購入した一脚、メチャもったいないすね、

まあしかし、1脚は山歩き用高級ステッキにも使えるし、スチル(静止画)用ならマクロや超望遠にも活用できるし、いずれ出番もあるはず、

それで何年も使ってなかったバックパックをタンスの奥から引っ張り出したり、ほとんど使ってなかったキヤノン1型センサーコンデジ用充電器を探したりして、

バックパックを背負って自転車に乗るばあい、APS-C機じゃデカ過ぎるんで、肩のミニカメラケースからすぐ取り出せるコンデジが何よりありがたい、

じゃあ今回購入の LUMIX DC-FZ85Dと三脚は動画撮影用としてバックパックに詰めて野鳥撮影現場まで運び、その行き帰りの気軽な静止画・スナップ用に1インチセンサーの CANON PowerShot G9X Mark2 を肩のハーネスに付けたミニカメラケースからすぐ取り出せるようにしとくと、

LUMIXのほうは、広角から超望遠までなめらかな電動ズームで視野の変化が楽しめるカメラなんで、気軽なコンデジとは言っても三脚が無いとブレブレで使いもんにならんわけで、このさい割り切って動画専用機として使うほうが操作系の混乱も無く撮影に集中できる、

で、さっそく1〜2時間の野鳥撮影で、ドットサイトの必要性も感じてNIKON製を発注したと、

いくら探しても見つからないコンデジ用充電器も必要なんで、1万5千円もしたけどこのさい思い切って、



しかし、今回初体験となる超望遠レンズですけど、肉眼では豆粒みたいな水鳥たちが人々を警戒することなく、レンズごしに美しい波紋を描いたり水しぶきを跳ね上げたりするさまは見てて飽きないすね、

暑い日も寒い日も、デカいレンズを三脚に立ててじっとカメラをのぞき込んでる野鳥撮影カメラマンの気持ちが、やっとすこし理解できたような、

きっと身近な動植物と一体化して、そのエリアの自然に溶けこむような楽しさなんすね、

場所を変えながら点々と軽快にスナップ撮影するサイクリングも独特な楽しさやけど、ひとつの地点にカメラを据(す)えて野鳥をふくめた自然のなかで過ごす時間も今まで味わったことの無い楽しさやなあ、録音の楽しさも加わるし、

とりあえず、年齢なんか気にせず、何でもやってみるもんすね・・・最後に聞き忘れてましたが、今回初となる有機ELのファインダーはどうすか、

先代のモデルからもっとも大きな改良点と言われるだけあって、まったく問題無いというか、光学ファインダーを上回ることは不可能にしても、見えづらいファインダーという印象はまったく無く、

外部モニターはどうすか、

これも明るい日中でもじつに見やすいから、どっちで見ようか迷うほど・・・けどそれらをはるかに上回るほど驚いたことがひとつあって、

なんすか、

6万円台の超望遠コンデジという、いかにも家電メーカーらしい欲張りカメラなんで、それなりの写りしか予想してなかったけど、なにげに写した見慣れた部屋の写りがビックリするほど雰囲気豊かな色調なんでビックリ、

万人受けするシャープで鮮やかな描写じゃ無いんすか、

安価なプラボディーに機能を詰め込みすぎた欲張りカメラから出てくる画像とは思えないほど、色調に深みがあって、ペンタックスの色使いに慣れてきた自分にとってはいまだかつて経験したことの無い色使いというか・・・わざとらしさはゼロなのに雰囲気豊かな色がしっかり自己主張する写真というか・・・もちろんペンタックスの色が劣るとか、そういうことじゃぜんぜん無いんやけど、

前世紀から長年ライカさんとヒザつき合わせて開発し続けてきた技術陣ですから、ルミックス側がライカ独自の色使いを習得した、その何よりの証拠じゃないすか、

ただそのあとはガッカリで、せっかく風景をきれいに写すモードがあるのに、これにしたとたんペンタックスの一眼レフで常用してる風景モードじゃありえへんほどの不自然な青かぶりで、

ただ、そうなるとなおさらコンデジじゃなく、M43(マイクロフォーサーズ)のカメラボディにライカ製のレンズをつけてその色使いを見たくなりますね、

ママ、とりあえず安価で小型なG100Dのボディと…え?、標準のズームレンズとセットになってんの…じゃあそれと、ライカの単焦点レンズ、適当なの2〜3本見つくろってくれる…小ぶりなG100Dのボディとよく合うようなん、

だれと会話してるんすか、

2024年09月22日

マイクロフォーサーズのハイエンドカメラ、欲しいなあ…

自転車に話が移ったと思ったら、またカメラに逆もどりですか、

やはりM43(マイクロフォーサーズ・MFT)が気になってしゃあない、

ペンタックス APS-C機のサブカメラとして購入しますの、

たしかに最初のうちは、センサーもボディーもレンズもすべて軽く小さく作れるから、サブカメラにピッタリと軽く考えてたけど、知れば知るほど動画にも連写にも強いし、とくにあのお金持ち専用ブランド『ライカ』が、真逆ともいえる庶民価格意識がメチャ強い家電メーカー由来のLUMIXとタッグを組むことでM43の絵作りにも徹底的な影響を与えてることが分かってきたし、

そういえば今まで思わせぶりだったモノクロモード『L(LEICAのL?)モノクローム』が、今回のハイエンド機からとうとう『ライカ モノクローム』と正式名をひっさげて登場しましたし、

しかも、オリンパスさんもオリンパスさんで、OM SYSTEMに社名を変えたとはいえ、フィルム時代から延々とカメラの小型化に関する深いノウハウが生き続けてるわけで、

ルミックスさんはパナソニック製ビデオカメラの時代から動画技術の蓄積もありますし、実はここからライカさんとすでに協力関係が始まってたんすね、

で、改めてルミックスのG(M43)シリーズを見てみると、静止画と動画、それぞれにハイエンド機を登場させていて、両者を混同させてない、この発想自体も他社には見られないスゴいとこで、

ちなみに、もし購入するなら静止画(スチル)カメラのハイエンドのほうすか、

どうせなら静止画から始めて動画にも首を突っ込みたい、

初代G9では斜(なな)めに付いてた左ダイアルも、昨年秋に登場した最新モデルG9pro?U(ジーナイン・プロ・マークツー)では左右ダイアルともまっすぐ付いてて、デザイン的にも重厚感が増してバランスも良くなってますし、並行して開発されたフルサイズ機もまったく同じデザインを採用して統一感を出してるんすね、

いっぽう動画中心のハイエンドモデルGH7では左右ダイアルを斜めに配置していて、このへんのデザインの使い分けもキッチリしてて、

動画についてはまったく無知な我々ですが、この方がルミックスのハイエンド動画カメラについて、とんでもない話をされてますね、

話題の部分から再生されます


今でこそ、YouTubeでアマチュアが動画を配信する時代になったけど、もともとはマスメディアが放送や映画で使用するとてつもなく高価な業務用ビデオカメラがハイエンドモデルとしてあって、アマチュアモデルとの価格差は、今もスチルカメラとはケタ違いなんや、

そういえば、我々が子供のころ、テレビ業界で使われたカメラって、めちゃ巨大だったような、

円盤上に大小いろんな画角のレンズが取り付けてあって、これを回して適切な画角にしたり、そのビデオカメラ自体もヒトと同じかそれ以上のデカさで、タイヤが付いててスムーズに床を移動できたり・・・昔の記録映像に残って無いかなあ、

ありますね、1966年のNHK渋谷放送センターにあったカラー放送用のドデカいカメラ、

話題の部分から再生されます


スタジオ専用の放送用カメラか・・・レンズが4本付いてて、とにかくデカ重そうやな、

外に持ち出す用のビデオカメラは「デンスケ」とか言ってたような、思い違いかなあ、

思い違いや、正確には『電助』と書いて、携帯型録音機のことを言うみたいや、

まだカセットテープが無い時代はこんなのを外に持ち出したんすね、

今となっては超貴重なオープンリール式電助の完動品!当然ながら、その後より機動性に富んだ『カセット電助』も登場することに…


そういえば今もテレビ局は、カメラさんといっしょに音声さんもロケに連れてくもんな、

長い柄(え)の先に大きなマイクが付いてて、火野さんの『にっぽん縦断こころ旅』ときも、自転車での移動は大変そうでした、ちなみに、火野さんが腰部(ようぶ)圧迫骨折のため、今年のこころ旅は春も秋も共に中止になったんすね、

前々から腰は痛めていたようで、それがじわじわ悪化して重症化したみたいやな、

それにしてもM43の面白さを教えてくれた島根県松江市のユーチューバー、toshiboo(トシボー)さんが50代そこそこの若さで亡くなられたのは非常に残念すね、

自宅から見えていたJR松江駅前の写真を題材に、いろんなレンズの写りを具体的にくわしく教えてくれて、今見ても楽しいもんなあ…優しく気取らない雰囲気がとても良くて、

話題の部分から再生されます


駅前の繁華街からすぐのところに、日本海とは別に宍道湖(しんじこ)も広がっていて、湖岸にそって美術館や公園や城もずらっと並んでいて、サイクリングしても夕焼け撮影しても、さぞかし楽しいやろなあ、



お笑い芸人で言うと、かまいたちの山内さんや、ネゴシックス、和田まんじゅう、青山フォール勝ち、ニッチェの江上(えのうえ)さんなどなどおられますね、

そういえば、トシボー氏が YouTubeチャンネルを立ち上げた記念すべき第1回目が、LUMIXのフラッグシップ機G9だったんや、

追悼記念として、その回も埋め込んでおきましょう、



それにしても涼しなってくると、わけもなく新しいカメラが欲しくなってアカン、

どう考えても、そんな裕福(ゆうふく)じゃないので、そこんとこはしっかりクールな判断、お願いしますよ、

ネットの中古カメラレンズ相場を見始めたら時間たつの忘れるし、なんかトシボーつながりで松江観光もしてみたいなあ、

そのとき持ってくカメラは、やはりマイクロフォーサーズですか、

わざわざ誘惑に弱いオッサン煽(あお)ってどうすんねん、ホンマに買(こ)うてまうで・・・昨年秋登場した『LUMIX G9pro mark2』、高画質・高評価の標準ズームレンズ12-60?o(35?oフィルム換算24-120?o)付きで、

けど、リコーペンタックス勢のひとりとしては、そろそろ新型がウワサされるGRシリーズ1台だけで松江観光というのもメチャシンプルで良うないすか、

現行モデルから35?oフィルム換算、広角28mmと準広角40?oの二択(にたく)になって、両方そろえたら30万くらいするし、これもこれで悩ましい選択肢や、

GRのほうは万能感のある40?o一択にして、28?o分は折りたたみ式のミニベロ(小径自転車)購入に回すとか、

自転車もカメラもまっさら(新品おろしたて)で、秋の松江を軽快に撮影サイクリングか・・・考えただけで行ってしまいそうや・・・

IMGP8763.JPG
PENTAX K-5 II s  CONTAX Carl Zeiss PlanarT* 50mm F1.4

2024年09月17日

たった1万円・・・1990年代未使用26インチクロモリMTBフレームで組み上げたグラベルロードバイク、最近こればっかり乗ってますますしっくり来てるの何でや!?


なんでなんすか、

27.5インチMTB(マウンテンバイク)の走りに慣れてその良さも分かってきたけど、乗れば乗るほど長年乗り続けたひと回り小型な26インチフレームが恋しく、

タイヤもフレームもひと回り小さくなるから、視界も巡航性能(スピードを維持するチカラ)も低くなって、乗り始めはむしろ違和感ばかりだったんじゃ、

最初はたしかに27.5インチのカラダになってたから違和感も強かったけど、1996年に購入して20年も乗り続けた26インチMTBの感覚がだんだん蘇(よみがえ)って来て、

そうなると、26インチの魅力ばかりが感じられるようになってきたと、

視界が低いってことは、そのぶん風の抵抗も低いわけで、爽快感はイマイチやけど向かい風には強くなるし、タイヤ径(けい)がひと回り小さいから加速性能にも優れてるし、26インチで1.75インチのスリックタイヤなら、小径車(しょうけいしゃ=ミニベロ)みたいな乗り心地の硬さもまったく無いし、27.5インチほどじゃないけど、ミニベロには無い巡航性能(スピード保持能力)もそれなりにあるし、

ドロップハンドルなんで、下ハンにぎって走ると、さらに空気抵抗が減って強い向かい風の場面でもウソみたいにラクですね、

27.5インチMTBより全高も低く全長も短いから、停車中の取り回しも軽快で、そうなると良い景色に出会うたび停車してはカメラを取り出す乗り方をする自分にはピッタリなサイズ感で、

距離をかせぐ場合は27.5インチや700cのほうが有利ですけど、カメラもって近場を散歩するには最適な1台であると、

それと今はいてるパナレーサーの幅1.75インチ(約44mm)スリックタイヤも、とにかくすり減らずパンク知らずの通勤に特化しような重く実用的なタイヤなんで、ここから来る安心感もかなり大きく、

軽いばかりがええわけでもないと、

こうなると、次のタイヤは細く軽くするより、さらにひと回り太くて重い1.95インチ(=約50mm)幅の通勤用スリック(つるつる)タイヤでもええくらいで、

できるだけ停車しないで長い距離を快速走行するにはもっさりしますが、まったり走りながら良い景色に出会うたび立ち止まってスナップ撮影するには、荒れた路面からの突き上げも少なく最高の選択なのかも、

というわけで、実用車向けの安価で重く太いタイヤの魅力も再確認できたのも26インチ効果というわけで、

今でこそ、パナレーサーのグラベルキングは品質も安定しましたが、出始めのころ購入したモデルはしょっちゅうパンクして話にならんほど、

そうなると実用重視で面白味は無いけど、同じパナレーサーから通勤に特化して開発された『ツーキニスト』というロングセラータイヤのほうがより安価で安心できるタイヤなのかも、

とくにタイム競(きそ)って走るわけじゃないし、ちょっと重くなっても安価でパンクしない長持ちタイヤの安心感は無いすね、

オマケに太いタイヤなもんで空気圧も、40〜60psiとメチャ幅があって、上限まで入れたら半月くらいは空気入れなくても大丈夫やし、下限の空気圧で乗れば快適そのものやし、

Wレバーはどうすか、フロント3速リア8速で使ってますけど、

レバーのゆるみを自分の手ですぐ増し締めできるこちらが、シマノ製レバーよりも断然使いやすい!
ENE STEM MOUNT SHIFTER
https://www.diacompe.co.jp/parts#a09


リア側でだいたいの変速幅を決めて、あとはフロント3速中心でザックリ変速するやり方に慣れると、こまめな変速をせずにゆったりした気分で走れるし、Vブレーキ対応で作られたこちらのドロップハンドル用ブレーキレバーも、ソフトなタッチでガッツリ効(き)いて、いまだかつて無いほどええ感じ、

GC EVO-Vレバー (Vブレーキ用)
https://www.diacompe.co.jp/parts2#a04


けっこうな額を出せば、やっぱりええもんが手に入るもんすね、

Wレバーにしたおかげで、ブレーキレバー単体で購入できるから、変速メカが入らないぶんスリムでカッコ良く、ブレーキ専用レバーとしてカッチリ作ってあるから、いちどこの組み合わせに慣れると、便利な反面でもっさり高価なデュアルコントロールレバーにはもうもどりたくないような、

調整がより難しいとされるフロント側の変速ですが、指先の感覚ひとつで最適ポイントにミリ単位で調整できるのもじつに爽快ですね、

機械まかせでなく、自分が操(あやつ)ってる感があるしな、

でも、なんというか、わざわざ4台乗れる状態なのに、ここひと月ほどこの1台でまったく不足が無いというのも、なんか複雑な気分ですが、

そこは交換レンズともよく似てて、たくさんレンズの選択肢があっても、なぜか気に入ったレンズがあると、そればっかり使うようになって、他のレンズが必要無いような気分になったりして、

けど、ここまで話を聴いてみると、我々のようなのんびり街乗りサイクリストにとって、26インチフレームがどれほど魅力的なサイズの自転車であるか、よく分かったような、

ここへ来て26インチの魅力がしっかり再確認できたわけで、そうなると今度は未知の世界にも挑戦したくなるわけで、とにかくデカくて取り回しに難のある29インチフレームやけど、それでないと体験できない独自の魅力も知りたくなる、

いずれタイミングを見計(みはか)らって、心底(しんそこ)欲しいと思えるような29インチ自転車を1台手に入れて、その魅力がハッキリ実感できるまでしっかりと走り込んでみたいもんすね、

そういう意味では、マイナス面ばかり吹き込まれて未体験なままのミニベロの世界にもぜひ足を踏み入れて、その独特な魅力を実感したいもんやなあ、

そういう意味では、たはり5台くらいはいつでも乗れるようにしておきたいすね、

フレームサイズだけでも、ミニベロ、26インチ、27.5インチ、29インチ、700cと5種類にもなるし、これに掛け合わす駆動方式も無変速(ピスト)、変速、Eバイクといろいろあるし、最低でも5台は必要になるか・・・やはりメインとサブの2台に絞り込んで、じっくり付き合うほうがええのかなあ、

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2024年09月13日

けっきょくどんなカメラがええんや!?

まだこれからという年齢ですが・・・

M43(マイクロフォーサーズ)について、とくにレンズの具体的な写りを、じっさいの画像をもとに比較しながらくわしく教えてもらったチャンネルで、キャラクター的な魅力も手伝って何度も楽しませてもらったけど、まさかこんな幕切れになるとは・・・



今年の6月にはすでに亡くなっておられたんすね、

ご冥福をお祈り申し上げます・・・

われわれはこのチャンネルからマイクロフォーサーズの部分を吸収したわけですが、フルサイズ機にあっては、昨年Lマウントをすべて下取りに出して、ソニーのマウントに全部入れ替えたばかりなんすね、

そのLマウントについてやけど、海外の有名メーカーとしてはライカや、最近ではドローンカメラなどで急成長してるDJI、国内ではルミックスやシグマが参加してるそうで、この動画で知ったんやけど、あの超高級カメラメーカー『ハッセルブラッド』が何年も前にこのDJI(ディージェイアイ)に買収されてるという、

話題の部分から再生されます


とても意外な感じがしますね、

なもんで、DJIがどんなカメラやドローンを作ってるのか興味も湧いてきて、

100万越えの製品も多いハッセルに対して、DJIのほうは10万以下の製品もあったりして、反対の一致と言いますか、北欧スウェーデンの歴史あるカメラメーカーと中国生まれでバキバキの今どきカメラという、キャラが違いすぎて逆に仲良くなるパターンと言いますか、

じつに興味深い取り合わせや、

ただ、ハッセルブラッドと言えばアポロに乗って月まで旅したカメラとしてあまりに有名で、他方こちらDJIさんもドローンカメラではトップを走り続けていて、空飛ぶカメラということでは意外に似たもの同士というか、ちなみに3万円台という戦略的価格の手の平サイズも7月に売り出されたばかりなんすね、



空飛ぶカメラか・・・このサイズでも、近づくとけっこううるさいなあ、

100グラムちょっとの機体とはいえ、安定して空を飛ぶには、そうとうな風切音(かぜきりおん)が発生するみたいすね、

3万円台の次はいきなり10万円のドローンか・・・どうせ買うなら高性能な10万のほうか・・・けど落下して壊れることも考えると、やっぱり3万円台も魅力やな、

ちなみに、ドローンカメラにも使われてる姿勢制御装置で、動画撮影時には手ブレ補正など自動で行ってくれる通称『ジンバル』でも魅力的な製品が生まれていて、若手や中堅のカメラマンはYouTube動画制作などをきっかけに、ジンバルの魅力と可能性に気づいてる人も多いみたいすね、



カメラ・マイク・手ぶれ補正の三つが融合して、YouTubeの動画制作専用機みたいな便利商品やな、

やはり動画と言えば、半分以上はしゃべりが大事なわけですし、マイクにもカメラと同等かそれ以上の高い性能が求められるようで、

そうなると、フィルムカメラ時代からスチル(静止画)カメラひと筋でやって来たメーカーほど、まったく未知の領域になるわけや、

日本のカメラメーカーについては、それまでのノウハウがありすぎて、逆に柔軟な動きが出来なくなる恐れも、

とくにニコンやキヤノンは大変そうやな、

他方、ルミックス(=パナソニック)とソニーは、テープの時代からビデオカメラを作り続けてきた企業なんで、そのへんの強みはありそうすね、

こういう背景が分かってくると、ペンタックスがあえてこの時代に、アナログ技術の塊(かたまり)みたいなフィルムカメラを、1から作り上げて世に送り出した意義って、とてつもなくデカいことがよう分かるな、



単なる時代錯誤(さくご)というよりも、歴史あるカメラメーカーとして、時流に流されず、あらためてカメラとは何かを根本的に問い直す勇気と決断に満ちたプロジェクトと言いますか、

自分としては、とてもやないけどフィルムカメラの大変さにもどる気は起こらんけど、その一方で、今のデジタルスチルカメラが動画性能や高度なAF性能から解放されたら、どれほど身軽で安価でスリムでカッコ良いカメラが出来上がるか、日々それを思わずには居られんわけで、

そういえば、きのうもフィルム時代の重い中望遠レンズを楽しんでましたが、自分で露出とピントを合わせていく、あのゆったりした感じがとてもイイすね、

動画も静止画も効率よく写したいときは、ビデオカメラに強いメーカーさんにお任(まか)せすればええわけで、ペンタックスなんかの老舗カメラメーカーは、伝統芸復活というかあえて動画にそっぽ向くことで、もっとスリムで高性能でタフでかつあえて不便で懐かしい、DJIには逆立ちしても作れないような気合いの入った持つ喜びに満ちた『ザ・カメラ』を生み出す方向で行ってほしいな、

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PENTAX K-5IIs + Carl Zeiss 85mm f1.4 Planar T*

2024年09月09日

やっとカメラのことを考えられるほどの暑さになったなあ…

昨年もそうでしたが、

真夏のトンボの王様オニヤンマが、夏も終わりの今ごろになってよう見かけるのは何でや、

なんでなんすか、

先月が暑過ぎたせいか、

そういえば、最近は日陰に入るとかなり涼しいもんで、昼日中(ひるひなか)のサイクリングも何とかできるようになりましたが、先月はとても無理でした、

それでふと閃(ひらめ)いたんやけど、我々が若かった昭和のころの真夏って、ちょうど今くらいの気温だったんちゃうか、

だったらつじつま合いますね、今ごろオニヤンマとよく出会うわけですし、

というわけで、令和の真夏は9月にずらして、8月は特別にこれを『魔夏』と呼んでみよう、

ちなみに、9月スタートとされる秋ですけど、年々、遅れがひどくなって、平野部の紅葉シーズンもほぼ12月にずれ込んでますし、

なわけで、さいきんは秋と言っても、後半の晩秋(ばんしゅう)は冬の始まりと重なって『秋冬』(しゅうとう)と名付けたほうがしっくり来る、

ここまでの話をまとめてみますと、春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)という四季のサイクルを、じっさいの肌感覚で置き換えてみると以下のようになると、

早春(そうしゅん・2月)
春本番(3〜4月)
初夏(5〜6月)
梅雨夏(つゆなつ・ 7月)
魔夏(まなつ・8月)
真夏(まなつ・9月)
初秋(しょしゅう・10〜11月)
秋冬(しゅうとう・11〜12月)
真冬(まふゆ・12〜1月)
晩冬(ばんとう・2月)

秋が冬に吸収されてる、そこが最大のポイントか・・・四季とは言っても、じっさいは三季みたいな、

そんなヤンマもまだ飛ぶ秋も遠いきょうのお題は、前回に引き続きカメラの話ですが、今回は高級カメラでないほうの庶民的カメラということで、

プロ写真家として庶民的なカメラ使いといえば、森山大道(もりやま だいどう)氏なわけで、気づけばもう80代か、

フィルム時代はオリンパスミューという大衆機で作品制作、コンデジでは高倍率ズームの NIKON COOLPIX S9000シリーズを使って作品展をやられてますし・・・あと大衆機というにはあまりに高価ですが、リコーGRシリーズも愛機とされてるようで、

この3台に共通するのは、小型軽量ってことなんで、街中スナップを得意とする森山氏にとっては、これが何よりも重要ってことやな、



ところで、高倍率ズーム機といえば超望遠撮影があるから、当然手ぶれしやすいわけで、ふつうはファインダーをのぞきながら、手ぶれしないようしっかりグリップして撮影するもんですが、むしろ小型軽量のほうを優先するカメラもあるんすね、

それがキヤノンさんから数年前に売り出されて、いまだ人気が衰えない超望遠高倍率ズームコンデジ 『 PowerShot SX740HS』 、



グリップがしっかりした一眼レフタイプやと軽くても600グラムほどになるけど、これはバッテリー込みでも300グラムなんで、一眼レフのサブ機としてもじゅうぶん使える、

リコーGRの半分以下の価格でこれだけできれば、画質がイマイチだろうとまったく問題無いすね、日々の撮影の合間をぬって、野鳥撮影や動画撮影の初歩的勉強ができるわけで、

なもんで、前回購入を考えてた話してたペンタックスのモノクロ専用機も、ちょっと待てよ、どうせならカラーもモノクロも両方得意になればええわけやし、だったら写した写真を常時(じょうじ)カラーとモノクロ両パターンで現像する習慣を作っとけば、たがいに影響し合って、さまざまな発見もあるような、

たしかにそれも一理ありますね・・・それでもなお実売価格27万円台のモノクロ専用機が欲しかったら、そのとき購入すればいいわけで、しばらくは野鳥撮影や動画撮影の入門用として、小型軽量で7万円弱の PowerShot SX740H で取り組むほうが、金銭的にも無理が無いし、今のままのカメラ生活はそのままに、プラスアルファーの効果も得られてイイすね、

あとカメラでやりたいと言えば、雨や夜の撮影がぜんぜん出来てないから、とりあえず、夜は天体モノとしてちょっと置いとくとして、まずは日中の雨の景色を撮(と)ってみたい、

もともとペンタックスさんはそういう撮影のために入門機からボディもレンズも手を抜かずに防滴仕様になってますしね、

傘は写すときいちいちジャマになるから防水の帽子にして、カメラバッグや靴も防水仕様にして、レインウエアはいま持ってるので間に合うし、

そこまで準備しとけば、雨の日の野外撮影も楽しめそうすね、

他にも色々とカメラ関連でやれてない事も多いけど、やはりちょっと涼しくなるだけでも、アタマが回り始めて楽しいな、

ちなみに、キヤノンさんのオンラインショップだと相場よりかなり安く手に入りますけど、納期は3ヶ月先ですね、

さよか、どおりでなんか変やと思ったんや・・・中古価格は異常に高止まりしてるし、アマゾンの新品価格もメーカーオンラインショップより高いし、

でも、おかげで一銭もおカネを使わずに、いろいろなカメラ生活のあり方を探(さぐ)れたわけで、

カメラの話になるとついつい高級品を無理して購入というお決まりのパターンになるんで、それが無いだけでもそうとう新鮮な気分やな、

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2024年09月03日

高級カメラはええなあ〜


朝夕ほんのちょっと涼しいだけで、おもむろに(ふと不意に)高級カメラが欲しくなるのは何でや、

真夏は暑すぎてガリガリ君の木製スティック以外なにひとつ持ちたくないすけど、ほんのちょっとでも涼しくなると、それまで眠っていた高級カメラへの憧れが一気に吹き出すんちゃいます、

なるほど、

高級カメラと言えばライカやハッセルが思い浮かびますけど、

あれらは超高級カメラやろ、

高級カメラと、どうちゃい(ちがい)ますの、

カメラもクルマも、自身の経済レベルからあまりにかけ離れた価格になると、最初から欲しいとすら思わなくなるわけで、

じゃあ、だいたい50万円くらいまでが高級カメラ、それ以上は超高級カメラと、

経済状況にもよるけど、我々の場合はそんな感じ、

で、なに買いますの、

いや、買うとかやのうて、ひたすら夢想(むそう)するんや、

イメージトレーニングみたいな、

たっぷりタレにひたしたウナギが炭火で焼かれる煙をアタマからかぶってゴハンかきこむように、いろいろ想像してみるんや・・・日々の暮らしにこのカメラがやってきたら具体的に何がどう変わるとか、

YouTubeの紹介動画やデジカメ専門誌のレビュー(批評)とか参考にして、

最近はウェブ上で鮮明な画像も動画も見られるし、いろんなレビューも読めるから、イメージを膨(ふく)らますだけ膨らませるし、

で、最初に気になってるのが、意外にもマイクロフォーサーズ機というのは、



ご冥福をお祈り申し上げます…


オリンパス時代は、女優の宮崎あおいとか出てきて、女子受けする甘ったるいCMばかりで、?(はてな)マークばかり並んでたけど、OMシステムになってからは、非常に個性的な高性能路線へイメージを一本化した印象で、どこよりも小さいイメージセンサーをむしろ最強の武器としてる、その独創性がメチャカッコええわけで、

小型センサーならではの独自技術が深化して、小さなボディにビックリするほど高機能がギュッと詰まって、小型軽量だから自転車との相性もめちゃ良さそうですし・・・ところで高級カメラの上限価格は50万円として下限価格は、

とりあえず10万円から上を高級カメラと呼ぶことにしよう、

価格的には下限ギリギリあたりですけど、伏兵(敵に隠れて思わぬ攻撃を仕掛けてくる兵士)スズキ・バーグマンのカメラ版と言いますか、そういえばコチラもやってたフォーサーズと言いますか、パナソニック・ライカコンビから高倍率ズームを強力手ぶれ補正でばっちりサポートする魅力的なコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)が出てたんすね、1型センサーですけど、



カメラ業界七不思議というか、この手のレンズ内蔵式で、イメージセンサーがマイクロフォーサーズのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)、メチャ少ないのは何でや、

言われてみれば確かにそうすね、フィルム時代からその名を知られたオリンパス『ミュー』シリーズに、マイクロファーサーズ版が無かったというのも、思えばじつに不思議な気がしますし・・・ちなみにLUMIXからはひとつ魅力的なマイクロフォーサーズのレンズ一体型が出てますが、



もしかして今ごろになって、新生 OM SYSTEM から マイクロフォーサーズで強力手ぶれ補正機能、4K高画質に加えて高倍率ズーム、生活防水のカプセル型高級コンデジ『ミュー OM 』とか生まれたりして、 

ああそれいいすね、15万円くらいまでで、ミューの商標なら今も使えるはずですし、RICOH GRシリーズに欠けている防水防塵機能や耐衝撃性を強みとする、

オリンパス・ミューか・・・それにしてもなつかしいなあ・・・フィルムカメラから乗り換えた最初のデジタルカメラで、高級感こそ無かったけど、スイッチを兼ねたレンズカバーをスライドさせて撮影するスタイルはフィルムカメラから受け継いでいて、価格も手ごろで、サイクリングにも最適な大きさ重さで良かったなあ、

ところで、高級カメラと言えば、ニコン、キヤノン、ソニー、富士フイルムと色々ありますけど、どのメーカーもあまり興味無いんすか、

ソニーは1型センサーコンデジのすでに歴史的名機と呼んでもいい初代RX100を10年前に愛用していて今でも故障を直して復帰させたいくらいやし、富士フィルムの中判カメラはフィルム時代から気になっていて、デジタルになっても欲しいくらいやけど、

RX100の故障がきっかけで、ようやく人生初となるデジタル一眼レフの時代になるわけですが、愛用するペンタックスにも、いろいろと魅力的な高級機種がありますね、

中判デジタルカメラからは手を引いてしまうみたいやけど、フルサイズ機やモノクロ専用機があって、ペンタックスと兄弟関係のリコーさんにはGRシリーズというフィルム時代から続く誇らしいコンデジの歴史もあるし、最近ではデジタル全盛のこの時代にあえてハーフサイズのフィルムカメラを1から図面を引いて作り上げたり、ホンマ魅力的なメーカーや、

ペンタックスの中でいちばんワクワクドキドキする高級カメラと言えば、やはりモノクロ専用機じゃないすか、

たしかに、モノクロ魂(だましい)炸裂(さくれつ)というか、上がりカメラ最有力候補というか、いまだかつてない貴重な経験ができる高級カメラというか、価格もAPS-C機でありながらフルサイズ機をはるかに超えてるし、ライカ以外に同類のカメラも存在してないし、還暦(60才)後半に購入するカメラとしては最初にして最高の体験ができる1台とちがうか、



カメラ版ポメラと言いますか、色彩からの解放と言いますか、モノクロ専用機を使いこむことでカラー撮影の場面でも、良い意味で大きな変化が起こりそうすね、

じゃあ、取りあえず来年の誕生日に購入しよかなあ、

現時点でアマゾンだと27万円台すね、

高級やなあ、

ちなみに、こちらのペンタックス大好きオジサンは、モノクロ専用機を買う直前で気が変わって、フルサイズ機を購入したそうで、中古価格だと16万円したとか、



そう、ペンタックスはフルサイズ機が意外と買いやすい価格で出回ってるんや・・・けど、自転車とセットで考えると、ひと回り小型のAPS-C機のほうが使いやすいし、

リコーGRという選択肢は無いんすか、

無論あるけど、

いっそカメラ界のペンたろうとして、物欲のままに高級カメラを20台ほど所有してみるとか、

けど、レンズもそれなりにそろえなアカンし、たぶん20台そろえる前に破産してまう、

GRシリーズなら10万円台で購入できますよ、

でもなあ、2000年なりたてのころ、まだフィルムカメラだった初号機を修理に出しては使い倒したし、今さらなあ、

そこは『だからこそ』ちゃいますの、

確かになあ、これほど延々と高評価がブレないカメラも珍しいし、リコーペンタックスということで、同族意識もあるし、より使いやすいフィルム換算40?oの画角モデルも追加されたし、あとは買うだけかも、

しかし高級カメラでああでもないこうでもないと迷うの、メチャ楽しいすね・・・一銭(いっせん)もかかりませんし、

どれもしっかりしたコンセプトの元で作り込まれた名機ぞろいやし、イメージトレーニングしてるだけでココロ豊かになれそうな、

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2024年08月27日

金鳥の夏 死霊の夏

『最近の記録には存在しなかったほどの激しく不気味な暑気(しょき)が長く続き、そのため自然的にも社会的にも不吉な事件があいついで起こった夏も終わりのある日の午前、とある精神病院の古風な正門をひとりの痩(や)せぎすな長身の青年が通り過ぎた。』(原文の細かい言い回しは自分なりに少し変えながらお届けしています。以下同様。)

近年すっかり常態化した過酷な夏も終盤になると必ず思い浮かぶのが、この一節ということで、

埴谷雄高(はにや ゆたか、1909〜1997)の代表作である超難解・超長編小説『死霊(しれい)』の最初に登場するこの一節・・・猛烈に長く、猛烈に難解な小説なんで、最後まで読み切った記憶も無ければ、内容もぜんぜん分かってない・・・けど、出だしのこの一節だけはその夏が暑いほど鮮明に思い浮かんで来る、

かつては書籍で所有したこともありましたが、かさばるし重たいし読まないしで手放(ばな)し…数年前にKindleで買い直したものの、それもほとんど読めてないという、

分かるヒトも年々おらんようになってるけど、いよいよ難解ホークスな小説や、

でも、つぎの一節なんかロマンチックといいますか、集団が個人をひたすら死に追い詰める北海道旭川市に代表される低次元で豚箱みたいなイジメとはまったく次元が異なる気高い(けだかい)わがままというか、こんな行き過ぎた高校生活を許された学生がもし居たとしたら、生徒だけでなくそれを許す学校当局もメチャかっこ良いというか、

たしかに、こんな行き過ぎた高校生活、あこがれるなあ、

『すべての寮生の義務として、寮以外で寝起きすることは許されなかったが、長期間におよぶ説明しがたい執着(しゅうちゃく)の結果、黒川建吉は小図書館の一室にひとり住みこむ許可を得たのであった。彼はどうしようもない変人と見なされていた。』

規律を重んじる高校の寮生活にあって、裏で陰湿なイジメが流行る(はやる)わけでもなく、ひとりの超個性的な学生が変人であることをひたすら貫(つらぬ)いて寮の規律を破りつづけ、それが話し合いの結果ゆるされてしまうスゴさ、学校当局の懐(ふところ)の深さ、

どうせ変人で行くなら、ついに学校当局も折れてしまうような、こんなスケールのデカい変人でありたいもんやなあ、

じっさい、学生寮にあってこんなわがままは許されないとして、学校当局は退学の決定を下そうとしますが、それに猛抗議したのが、この寮を監督する高校教師「青虫(カタピラー)」、

そのあだ名からも分かるように、この教師もそうとうな変わり者で、しかも生徒の黒川がここで暮らすと言い出した部屋は、カタピラーが自身の趣味で集めた本ばかりが並ぶ小図書館だったもんで、結果、生徒の願いを徹底的に支持する側にまわり、

『この小図書館にそなえつけられた書籍の大半は、青虫(カタピラー)の異常な努力によって収集されたものであって、その片寄った趣味性により、広範囲なバランスは取れていなかったが、ある一定の専門事項(じこう)については、大学の図書館よりも優(すぐ)れた希少本(きしょうぼん=ごく少数しか存在しない価値の高い本)を備えているほどだった。』

決して多くはないだろう自身の給料を毎月けずりながら苦労して集めた本を、メチャ気に入ってくれて、1日じゅう読みふけってくれる学生がいたら、なんとしてもこの学生を応援したくなりますね、

自分の中学時代にも少し似たような学生がいて、ほとんど不登校やったけど、理科の教師の控え室だけには私服でちょくちょく出入りが許されていて、その教師とだけは友人みたいな感じで話し込んだりしてた。聞くところによると蝶(ちょう)の採集とかコレクションなどに、独特の鋭い才能を示(しめ)す天才肌の生徒だったらしい、

不登校の生徒でも、気に入った教師の控え室には出入り自由とかいう中学校が、ひとつの町にひとつでもあれば、そりゃずいぶん暮らしやすい社会になりそうすね、

というわけで、変人の黒川健吉は特別に司書(ししょ=図書館職員)助手という特別な役割を与えられ、学生寮から小図書館へ移り住み、いよいよ読書沼へどっぷりつかる暮らしへ、

『こうして黒川健吉は、かつて在学中の生徒には無かった司書助手という役目をあたえられ、小図書館内での寝起きを正式に認められたのである。しかも学生寮のような消灯時間が無かったので、黒川はいよいよ徹底的な読書家となり、ほとんど毎日、明け方近くまで起きていた。』

けど、こうして拾(ひろ)い読みすると、それほど難解な小説にも思えないような・・・言い回しこそ今に無い難しさはありますけど、

そりゃそうやけど、たとえばこの文章の意味とか、わかるか?

『悪意と深淵(しんえん)の間をさまよいながら宇宙のごとく私語する死霊たち』

前後の文章も無くこれだけポツンと書かれても、理解のしようもありませんね。

これが本編が始まる直前に書かれた一文、しかもその前には、さらに長々とわけの分からんことがぎっしり書きこまれてるんや、

具体的にどんな文章すか、

たとえば、ごく一部やけど、こんな感じ、

『ついに言葉にならない何かが、トゲのような感嘆詞となって私から吐き出される。すなわち、ach(アハ)とpfui(プフイ)! 私は魂から迸(ほとばし)るこのふたつの感情のみを乱用する。』

『トゲのような感嘆詞』ですか・・・ここまでムヅい言い回しをされると、かえって理解不能ですがすがしいような、

ともあれ、この夏も『死霊(しれい)』の出だしのような不気味な猛暑が連日続いたけど、何やかんやでそんな夏も終わりが近づいて、日本列島に低速接近中の大型台風が最後の山場になりそうや、

ちなみにこの夏、埴谷雄高(はにや ゆたか)の『死霊(しれい)』を夏休みの読書感想文として学校に提出する学生は何人いてますかね、

どうかなあ、ひとりでも居てほしいけど、なんなら小学5年の天才女子とか、お盆の里帰りで祖父の本棚から偶然見つけて読み始めた中2の引きこもりとか、心の底からこの小説に引き込まれ、長文の読書感想文書いてたら、アホのオッチャンとしてもうれしいかぎりや、

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