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2023年06月02日

B'zのボーカル稲葉氏のふるさとで起こった自転車ノーヘル死亡事故について

コロナのしばりがゆるくなり、外出の機会も増えるなか、交通事故も多発してるみたいや、

今回のケースは自転車の単独死亡事故、

4月に取り上げたケースと同様、ヘルメットをかぶっていたら死なずに済んだ可能性が高く、非常に悔(くや)まれるので、こちらを話題にしようかと、

場所は岡山県津山市、なかなかイメージしづらいエリアですけど、

B'zのボーカル、稲葉氏のふるさとで、B級グルメ『ホルモンうどん』でも知名度が上がった歴史ある城下町、

岡山県といえば南部の岡山市にある後楽園が有名ですけど、

そのわきを流れる旭川がJR津山線や国道53号線を引き連れて北上、とちゅうで旭川と分かれたJRと国道は、浄土宗の開祖、法然上人(ほうねんしょうにん)ゆかりの誕生寺に向かって支流の誕生寺川へ入り、川ぞいに広い平野部が見えたら、そこが津山市、

亡くなられた中年男性は、津山市のかたですか、

いや、それがちょっと意外で、数十キロも離れた後楽園にほど近い岡山市在住の方・・・事故車両は今どきのディスクブレーキ付きのグラベルロードバイクで、ここからは完全な推測になるけど、自分と同じように40歳前後で、生活も安定してきて、趣味として本格的に自転車を始めようと、そんな人生の記念イベントとして、津山市へのロングライドを決意されたのかも、

輪行(JR津山線の利用)ではなく自走という事すか、

輪行時には邪魔になるスタンドが付いてたし、津山市の手前までは、有名なサイクリングロードで安全に走れるし、そこをたどって津山入りしたかったんちゃうかなあ、

片上(かたかみ)鉄道の廃線をそのままサイクリングロードに再利用した片鉄(かたてつ)ロマン街道すか、

旭川よりだいぶ東の吉井川から北上するんで、一見かなりな遠回りに見えるけど、じっさいは旭川よりも吉井川のほうが、川の蛇行も高低差も交通量も少ないうえ、サイクリングロードもかなりな範囲をカバーしてるんで、自走するならまずこっちかと・・・まあすべては自分の勝手な推測なんやけど、

そういえば、岡山を代表する焼き物の『備前焼』や、刀剣(とうけん)の里として全国的に有名な長船(おさふね)、和気清麻呂(わけのきよまろ)の生家も吉井川ぞいでした、

岡山城の城下町を作るときも、吉井川や瀬戸内海の水運で栄えた商人の町『西大寺』から豪商を呼び寄せてるし、この川が原動力となって今の岡山県ができたんちゃうかな、大ざっぱになるけど、

しかし、今回の死亡事故現場というのは、クルマも来ないじつにのどかな場所で、ちょっと不思議なくらいですが、

いやむしろ、ちょっとした油断から起こる大ケガっていうのは、ハッキリと危険な場所よりもこういった意外な場所で起こるほうが多い、

事故現場周辺をグーグルアースで眺めてみましたが、吉井川の右岸ぞいをJR津山線が東西に走り、吉井川の北には津山市中心部が広がり・・・その中央には津山城の石垣がそびえ、河川敷にはのどかな公園が広がりと・・・岡山市から狭い谷を抜けて延々と走り続けた末に出会うこの町のながめはじつに感動的なはず、

クルマもやってこない河川敷のなめらかなアスファルト・・・気分もスピードも上がって、ひとしきり快走したそのすぐ先には意外な落とし穴が、

ニュースによると「1メートルの段差を転落」とありますが、

これは自転車乗りの誰もが、油断してるとうっかりやらかす大ケガパターンで、

1メートルの段差、道なりに乗ったまま降りられると信じ込んでたら、いきなり階段だったという、

線路を越える大きな陸橋でも、片側からは自転車で登れるけど、反対側は階段状になってる場合がまれにあるんでホンマに要注意や、

スピードが出てなくても、1mの高低差を自転車で降りれると思い込んで転がり落ちるから、そうとうな大ケガになりますし、ノーヘルならなおさらですね、

行政としても、吉井川ぞいの緑地帯をまるごと整備して、全線歩行者自転車道にしたかったはずやけど、古くからの家屋(かおく)が川ぞいに並んだりして、現状では途中までしか整備できなかったような、

なもんで、途中からとつぜん道がぶち切れて1mの階段が・・・それをまったく予想しなかった自転車は1メートルの段差をそれなりの勢いで転落して、たぶんノーヘルの頭部を強打したと、

せめて段差の直前に、注意看板のひとつでもあれば防げた事故かもしれんけど、それを思うと残念でならん・・・ひとめで走りたくなる自転車快走ルートなだけに、

ちなみに、B'zのボーカル、稲葉氏の生家はどの辺なんすか、ウワサによると化粧品店みたいですけど、

検索したら、岡山県津山市川崎168って住所までのってる・・・それによると、事故現場より少し東のほうやな、

もうひとつ、おなじBつながりになりますが、B級グルメで有名になった津山の「ホルモンうどん」っていうのは、

県北エリアはもともと酪農や畜産が盛んで、津山からだいぶ北西になるけど、蒜山(ひるぜん)高原のジャージー牛乳も有名で、こちらは『ホルモンうどん』よりもずっと以前から高級ブランドとして認知されてる、

蒜山(ひるぜん)といえば岡山県も北の端、鳥取県の名峰(めいほう)大山(だいせん)に連なる高原観光エリアですね、

もし彼が生きていたら、津山の次は、蒜山大山エリアを快走したはず、

ここまで来ると、自走はおろか鉄道も走ってないから、自家用車に愛車を積んで出かけた方が手っ取り早いすね、

来月にも梅雨明けして、むし暑くなればなるほど、高原はカラッと涼しいし、景色はめちゃええし、大山スカイラインはなめらかなアスファルトやし、森に分け入れば味わい豊かなグラベルロードもそこら中にあるし、こういう時は、クルマがあるとホンマ便利やな、

しかし、今回の死亡事故、つくづくノーヘルであったことが悔やまれます、

きっと本人の頭のかたすみにも自転車用ヘルメットが必要かもという気持ちはあったはずやし、

今回のように、本人が予想もしない場面で起こる大ケガもあるわけですし、自転車でゆっくり走る場合でもヘルメットの着用は絶対すね、

バイク用とちがい、自転車用ヘルメットの風通しはメチャすぐれてメチャ軽いし、頭部は直射日光から守られてるからノーヘルや帽子以上に涼しいし、そのへんの事も知っておいてほしいなあ、

あと、問題になるのはヘヤスタイルが崩れるとか、

そこは、バンダナやキャップでごまかすとか、女性ならそれ用のヘアスタイルを工夫するとか、やり方はいくらでもあると思うけどなあ、

ともかく、自転車を趣味とする以上、いや趣味としなくても、ヘルメットだけはバイク並みにしっかりかぶるようおのおの習慣づけて、ルールをしっかり守って安全運転して欲しいすね、


 後記。本ブログは目下、文字だけ勝負シーズン中につき、お手数ですが、こちらの緯度・経度(35.055252, 133.997218)をグーグルマップにコピペして事故現場を特定してみてください・・・ちなみに『MSFS(マイクロ・ソフト・フライト・シミュレーター)2020』なら、このデータをコピペするとその地点に瞬間移動できるので、津山市の素晴らしさが上空からよりリアルに理解できますし、その足でというか、その翼(つばさ)で吉井川を南下したり、大山(だいせん)を目指したりといろいろ観光できます。
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