MTBと電動アシストの相性がとても良いという話はあちこちで聞きますけど、じっさい走ってみてどうすか、
登り坂であればあるほど電動アシストのありがたみが分かるんで、結果どんどん激坂を登りたくなって、そうなると自然と下り区間も増えてきて、そんな場面だとロードバイクよりも長い熟成を重ねたMTB用油圧ディスクブレーキの独壇場(どくだんじょう=オンステージ)なわけで、
オフロードだけでなく舗装路でもじゅうぶん楽しめると、
下りになれば車重は関係無くなるし、ひとくちに舗装路といっても、オフロード以上に荒れた路面もけっこうあったりして、
悪路であればあるほど『RIDGE-RUNNER i 6180』のセミファットタイヤとエアサスのありがたみが分かってくると、
専用ポンプでエアサスをアメ車(1960年代アメリカの乗用車)なみの低い空気圧に調整してやると、どれほど荒れたアスファルトでもウソみたいにフワッフワのまま走り続けられるんで、安価なコイルスプリング式だとここまでふわふわには出来ないんで、やはりちょっと高価な『RIDGE-RUNNER i 6180』にしといて良かった、
オフロード用のセッティングをあえて無視してゆるゆるにすると、
街乗りメインならそうとうゆるいセッティングでもサスペンションは底突きしないし、電動アシストならユルユルのままでも走りはどこまでも軽快なんで、街乗りでも地味に楽しい、
MTBの原型でもあるビーチクルーザー、あのスローでスムーズな走りが、e-MTBでひと回りスケールアップして復活したような、
激坂や悪路をモノともせず、時速20?q以内でゆったりまったり走るって、じっさい体験してみないと分からない楽しさで、
「分からない」といえば、電動アシストで激坂や悪路もラクに走れるようになると、逆に運動量が増えているという意外な事実、
最初から走るのを諦めてた悪路や激坂をいちいち走って楽しむようになったんで、予想に反して運動量も運動強度も確実に増えてるという意外な結果が、
それにしても、モーターサイクルで無くてホンマ良かったですね、
ガソリンエンジンが向いてる人もいるはずやけど、自転車ばかり乗ってきた自分にとっては、遅くても自分のカラダを動かし続けながら移動したいわけで、裏方(うらかた)に徹してくれる電動アシストのパワー感やトルク感がどれほどありがたいか、どれほど世界を広げてくれるか、これもじっさい乗ってみないと分からんことだらけで、
自分の体力の延長上でたくみにアシストしてヨイショしてくれる、そんな魅力ですか、
あくまで自分の体力がベースになって、そこでたくみに電動ヨイショされるから、最初の予想ではカラダが鈍(なま)るんじゃないかと思ってたけど、じっさいは、ヨイショされることでむしろ気分が上がって、気づけば今まで以上にカラダをしっかり動かしてるという、
話は変わりますけど、『RIDGE-RUNNER i 6180』乗り始めに感じた、ギア比の軽さについてはどうすか、
時速20?qを過ぎるあたりから急速に電動アシストが弱まるし、履(は)いてるのも抵抗の大きいセミファットタイヤなんで、結局このギア比のまま時速20?qあたりでのんびり走るのが最適、
つまりフロントがシングルの34tで、リア10速は 12〜46tのままでちょうど良いと、
もっと転がるタイヤなら変えるかもしれんけど、今はこれで十分楽しいし、e-MTBのさまざまな走り方に最適なギア比に思える、
つい先日まで、電動アシストの「デ」の字も知らなかったわけですが、これはおおきな転機というか、
想像以上に、色々なことが新しく見えてきて、乗らなきゃ分からないことがいっぱいあるんで、とにかく少しでも興味があれば、じっさいに乗ってみることを強くオススメしたい、
広島でちょっと高めな自転車をそろえるグランピーさんの清水氏も e-MTBの楽しさ、その素晴らしさを淡々と語っておられます、
『RIDGE-RUNNER i 6180』
1996年当時、自転車に無知だった38才の筆者を里山へ輪行へ導いてくれた名車ミヤタ・リッジランナー ・・・20数年の時をへて今 e-MTBに生まれ変わり完全復活!