中には、こんなケースもあるんすね、
バイクを20台ほど所有するペンたろう氏がたった1台のバイクまで減らすには、あと千年から一万年はかかりそうすけど、こちらのモトブロガー、インパクトさんはわずか1年で1台ポッキリ体制、しかもよりにもよってその1台はクラッチの無いスクーターというかなり勇気ある選択、
すごいのはたんなる衝動買いやのうて、T-MAXの前モデルと Z-900RS をじっさい所有して何度も乗り比べながら、その上で冷静に T-MAX 1台にしぼったとこやなあ、
ということは、Z-900RS の激し過ぎるとも形容される運動性能も熟知した上で、それでも T-MAX を魅力的に感じると、
だからやっぱりスクーターでありながら充分すぎるほどスポーツバイクなんや、
しかしよく1台に絞り込めたもんすね、
たしかに、自転車乗りの我々ですら突然の故障や修理を考えると、最低2台は所有したいとこやけど、
バイクだったらふつう大排気量と小排気量の2台持ちが一般的ですけど、そんなこともせず、
よくあるパターンは、お気軽な小排気量バイクばっかり乗るようになって、高価で重いバイクはだんだん倉庫の肥やし(こやし=肥料)になってくケース・・・けどインパクトさんは、たった1台の大型バイクだけで次から次へと長距離ツーリング、
やっぱり、長距離ツーリングになると、雨風(あめかぜ)しのぐ大きなウインドスクリーンは欲しいし、高速道路を快適にクルーズできるエンジンパワーも欲しいし、かといって時には峠道でスポーツ走行もしたいし、これらをすべてを理想的バランスでかなえてくれるのがT-MAX というスポーツスクーターってことなんすね、
しかも買い物上手で、旧モデルのT-MAXと買い取り価格も高いZ-900RSを共に売却後は、T-MAXの新型しかもデラックス版のTECHMAX(テックマックス)を新古車(ほとんど走っていない中古バイク)で乗り換えるから、最初からETCも付いてるし、おつりが来るほどラクに購入、
そのぶん旅費やその他諸経費に回せるのは大きいすね、
長旅(ながたび=ロングツーリング)一本にしぼって、1台のバイクとじっくり付き合ってく、ある意味、理想的なバイクとの付き合い方かも、
20台くらいのバイクを所有してもまだ次のバイクが欲しくなる浮気性(うわきしょう)のペンたろう氏もユニークですけど、インパクトさんのようなじつにスッキリハッキリしたバイクライフも意外に少数派なのかも、
というわけでインパクト氏のモトブログは、ヘラヘラ・チャラチャラしたとこがいっさいなくて、いわば「いぶし銀(キラキラ感をあえて抑えたシブい銀色)」の魅力で、とても入ってゆきやすい、
ちょっと地味すぎるような気もしますけど、このおかげで誰でもすっと動画の中へ入っていけそうすね、
旅慣れしているので、その日の天候に合わせて移動距離やたずねる場所も臨機応変に変えていて、そういう無理しないところも落ち着いた雰囲気でええし、自分よりも旅の風景をメインに淡々と見せていくから、視聴者自身が旅してるような気分にもなれるし、
しかし、たいしたスクーターなんすね T-MAX、もっと正確に言えば T-MAX650 TECHMAX って、
そりゃ160万円もすれば、ひと言でスクーターとはいっても、何から何まで全部違うんちゃうか、
貧乏な我々が買うとすれば、やはりお勤め(おつとめ=消費者寄り)価格のスズキ・バーグマン400あたりですか、
半額近い847,000円やもんな・・・ちなみに本気で購入を考えたこともあったホンダ・フォルツァ250の最新モデルはなんぼや、
さすが250ccのエンジンなんで価格はぐっと下がって 691,000円すね、
じゃあやっぱりフォルツァが今でもベストかなあ・・・ウインドスクリーンは電動で上下できるし、言うても高速はそれほど走らんし、たまに走ればそれなりにそうとう快適にも走れるし、デザインもええし、足つきの悪さも高身長な自分ならカバーできるし、
しかし、価格的に見ても性能的に見てもヤマハT-MAX ってすでにスクーターのワクを越えて、スポーツバイクとツーリングバイクを足して2で割ったような、異次元のモーターサイクルですね、
なもんで、そのニコイチ的性格が逆にやり過ぎに感じて離れてく乗り手もいるんやろな、ぜいたくな話やけど、
ちなみに、勝手にバーグマン応援隊としては、なんとかして超優等生のフォルツァに一泡(ひとあわ)吹かせたいわけで、400ccより低い排気量のモデルは無かったか、
生産終了してますけど、バーグマン200 ABSが 571,340円すね、
排気量・価格ともじつに微妙やなあ、
けど、このスクーターこそいぶし銀の魅力というか、いずれの動画を見ても乗れば乗るほどその良さがじわっと伝わって来るみたいで、
ともあれスクーター界の伏兵(ふくへい=敵に隠れて思わぬ場所で攻撃を仕掛けてくる兵士)スズキ・バーグマン、次回登場する新モデルではぜひとも日本人ライダーを大事にする姿勢を守りながらも、250cc世界戦略スクーター(正確には海外仕様は350cc)『ホンダ・フォルツァ』を価格・性能の両面で打ち負かして欲しいもんや、