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2014年09月19日

丹波の里のモミジ狩り(1)「嵐山スタート」

b.しかし、ずいぶん間が空いちゃいましたね、9月最初の投稿が19日とは、

a.8月とは一転、9月はさわやかな晴天続きで自転車漕ぎが忙しかった、おまけにだいたい輪行旅も紹介し終わった感もあってなあ、

b.もうそろそろネタ切れっすか、

a.いちおう、年内までは京都のことを取り上げて、来年からは移り住んだ故郷、ここ岡山の魅力を紹介できればと、

b.30年ぶりに京都から岡山にもどって、どうすか?

a.クルマがえらい多くなったなあ、

b.京都と比べてどうすか、

a.えらい走りやすいなあ、クルマが多い道さえ外せば、果てしなく快適に走ることも可能や、

b.来年からは岡山弁で行くんすか、

a.さあどうやろ、いま使ってる関西弁も気楽な感じがええんやけど、

b.岡山弁ってあまりピンと来ませんね、

a.そう、コレで話しても、しっくり来る国民の数が関西弁に比べたら圧倒的に少ないけんのう、

b.だったら、関西弁で通しますか、

a.お笑いにも使えるし、なにかと便利な言葉やなあ、

b.で、今回はいずこへ参りやしょう、

a.秋になったが、紅葉はまだ先の先、でも、そんなこと言ってたらあっちゅう間に年末やさけえなあ、

b.早めに紅葉特集やっちゃいますか、

a.そうしよう、

b.時と場所をおねげえしますだ、

a.2009年11月15日、住んでた嵐山から鉄道を使うことなく、丹波の山中へ直(ちょく)に分け入るでよ、

b.カメラと自転車は?

a.カメラは小さいボディーでよく活躍してくれたオリンパスのミュー1050SW、自転車はどれよりも手荒に乗って、どれよりも寿命が長い質実剛健の代名詞、1996年製ミヤタの名作MTBリッジランナーに、シュワルベ社のマラソン・スプリーム(26x2.0)という高級スリックタイヤ、2.0という太めのタイヤでまろやかな乗り味ながら、ビックリするほど軽く感じる名作タイヤでござる、

b.そんじゃまあ、ゆるりと参りますか、

a.うむ、まずは六丁峠のえぐい坂を越えて保津峡へ向かわねば、丹波の「た」の字も始まらん、なわけで渡月橋から嵯峨野をじわじわ登って峠の入り口に向かおう、

b.峠の入り口までも嵯峨野の観光ルートをけっこう登るんやなあ、忘れてた、

a.さすがに8時過ぎやと、渡月橋から嵯峨野にかけて観光客もおらず、店も閉まったまま、なにやら独り占めしてるような良い気分や、

b.おまけにいきなり紅葉してますねえ、

PB150001.jpg

a.ここが結局一番良かったりして、

PB150002.jpg

b.六丁峠は止めて、このまんまのんびり嵯峨野めぐりしませんか、

a.それもええけど、なにやら丹波が俺を呼んでるさけえなあ、嵯峨野めぐりは後回しで六丁峠のきっつい坂を無理せんと登ってくで、

b.いつもそうやけど、ここホンマに寒いっすね、

a.杉が空をおおって日が射さへんしなあ、無縁仏の霊気も手伝って、年中ヒンヤリしてんな、たしかに、

「こころまで ひんやり六丁 峠かな」、

b.そういえば、友人の原付が深夜に謎のエンストを起こして、バックミラーに人魂が映ってたのもまさにこの場所っすね、

PB150003.jpg

a.うむ、翌朝ここまで歩いてバイクを取りに来たら、ハンドルが雑巾を絞ったようにグニャグニャに変形してたんや、ああ今でもあの奇怪なねじれハンドル思い出す、

b.やはり京都も嵯峨野のあたりは深夜出歩かない方が賢明すね、

a.数え切れないほどの神社仏閣で霊的に治まる京の町、とはいっても、ミルフィーユのように歴代の人々が大ぜい層を成して眠る世界最古の都市やさけえなあ、すべてを封じ込めるわけにもいかんやろ、

「ある程度 出てもしゃあない 京の町」、



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