ブログに乗せられなかった大きい写真はコチラからご覧ください。
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b.信楽の中心部が近いってのに、どんどん山ん中みたいやけど、これで道あってるんすか、
a.こんでええ、踏切わたると急に開けてくるさけえ、
b.ほんまや、畑や民家の向こうに、形の良い丘も見えてきた、
a.これも愛宕山(アタゴヤマ)って言うらしい、あちこちにあるんやなあ、
b.福知山市にもありましたねえ、ちょうどこれと似たような小高い丘、同じように愛宕山って呼ばれてた、
a.いったい、いくつ有るんや、同名の山が国内に、
b.ウィキペディアによりますと、東北から九州にかけてまんべんなく点在してますねえ、
全国各地の愛宕山一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%AE%95%E5%B1%B1
a.京都にそびえる元祖、愛宕山は火の神様をまつってるから、防火の願いを込めて各地に同名の山々が生まれたとか、
b.さあ、そこまでは書かれてませんが・・・ちなみにここ信楽の愛宕山は陶芸の町らしく、山頂に陶器神社があります、登ってみますか、
a.いや、そこまで興味ないし、駅前から中心部をぐるっと見て回ろう、
b.しかし、信楽高原鉄道という割には、ぜんぜん高原らしさがありませんねえ、
a.まあ300メートルにも満たない場所やから、仕方ないやろ、でも、駅前からずっと信楽焼の小道が続いてて良いなあ、
b.国道を渡ってと、クルマも入れないような小道に道しるべが立ってますね、
a. 窯元(カマモト)散策路
っていうのか、昔から暮らしに使われてきたような良い小道やなあ、
b.道に埋め込まれた陶板も生かしてますねえ、
a.ほとんどのお客さんはクルマで来て国道ぞいの店舗をのぞいて帰るだけみたいなんで、町の人々がこんな散策路を提案してるらしい、
b.たしかに、言うだけあって良い道の連続ですねえ、自分でこれだけ良い小道を探そうと思ったら、しばらくここに暮らさないと無理でしょうねえ、
a.非常にありがたいし、楽しいなあ、焼き物にはあまり興味がないけど、道の感じがとっても良い、熟成の極みやな、
b.ぐるっと回って、出だしの新宮神社へ戻ってきました、
a.まだ真新しい信楽焼の狛犬(コマイヌ)、
b.タヌキじゃないすね、さすがに神社は、
「信楽もタヌキじゃないよ狛犬は」、
a.なんか永遠に小道を散策してたいけど、そろそろ「 陶芸の森
」へ行ってみようか、数百メートルだけ死ぬ気で国道を走って、
b.森というか丘ですね、こりゃ、
a.けっこうだらだら長い坂が続くなあ、
b.良くも悪くも県立らしいよそよそしさというか、クールな感じというか、上から目線というか、
a.タヌキの「タ」の字も無いなあ、
b.意識的にタヌキを排除してるようですねえ、
a.あまり可愛いとも思えへんし、別にええんやけど、
b.そうとう登ってきました、
a.われわれは向こうの山すそを左から走ってきたんやな・・・人工的な丘やけど悪くないなあ、ここまで登ってくると、見晴らしも良くて、
b.これはこれでスカッとしますね、
a.国道からどれくらい登ったんや、
b.50mほど、あと10mも登れば丘の頂上です、
a.アダムスキー型UFOを意識したような、これは、
b.陶芸館、日本でも数少ない陶芸専門の美術館やそうです、入ってみますか、
a.うーん、窓もないし閉じこめられて宇宙へ拉致されそうやし、丘の頂上へ向かおう、
b.「星の広場」って言うのか、
a.この建物、やけにアレ思い出すなあ、「ミスト」っていう、大昔のパソコンゲーム、ウィキペディアに出てねえかなあ、
b.ありやしたぜ、親方、1993年、マックのパソコンゲームとして登場、以下コチラからどうぞ、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Myst
a.今でも続編出てるんか、
b.いや、5本目となるシリーズ最終作は2005年9月ですね、
a.自分はプレステ版でやったけど挫折した、もう少し軽くて謎解きも楽なら最後まで行けたやろうけど、でも画面は恐ろしくきれいやった、そんだけ覚えてる、今も、
「美しく重くて難(ムズ)いMYST(ミスト)かな」、
b.さあ、ここがいちばん見晴らせるポイントのようです、
a.南を見晴らしてんのか、
b.こうして眺めるとやはり高原というか、ばっちり山の中っすね、
a.ここは冬が厳しい、びっくりするほど氷点下になるんや、二度見するほど他より寒い、
b.この町の人たち、みんな信楽焼で食ってるんすかねえ、
a.さあ、おおかたそうなんちゃう、
b.すごいっすね、もしそうなら、焼き物だけで町が成り立つなんて、
a.うむ、いつ頃からこれほどの人たちが住んでるんやろなあ・・・