2020年01月25日
素晴らしきかな人生
1993(平成5)年
フジテレビ系列 木曜劇場午後10時から放送。
出演 : 浅野温子、織田裕二、佐藤浩市、
富田靖子、田中健、七瀬なつみ、中村久美、
加藤善博、ともさかりえ、大塚周夫、
新克利、瀬戸朝香、遠野凪子など。
脚本 : 野沢尚。主題歌は井上陽水の
「Make-up Shadow」。
幼なじみだった夫が浮気して3年前に離婚した女は、
今は中学2年になった娘と二人暮し。
料理学校の講師をして生計も安定し、
時おり再婚した元旦那とも3人で食事会も開くなど、
それなりに安らかな日々を送っていた。
そんなとき、遥の担任として若い男が
赴任してきたことから歯車が狂いだす。
女は若い男にとって初恋の相手だったのだ。
男は同僚教師と同棲していながら、
「僕はあなたを愛している」と放課後の教室で
女への愛を告白してしまう。
後半にかけて過酷なまでに悲劇的な展開を迎える。
素晴らしい人生だったと自分自身が感じられる
人生とは何なのか、考えさせられる。
一人の女性が様々な苦難を経て理想といえる人生に
たどりつくまでを描く。
後半、過酷なまでに悲劇的な展開を通じ、
本当の素晴らしい人生とは何かが浮き彫りにされる。
富田靖子が演じた初音の哀れな結末も忘れられない。
大好きな浅野温子と織田裕二の共演で
見ていた作品。とにかく暗い作品だったが
ともさかりえの好演は光る。