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0x81000019:Win11環境のWin7バックアップシステムでのエラー

Win7のバックアップシステムは、パソコンを活用しようと考えている一般的な個人ユーザーで必須なのに、しばらく前から非推奨とされています。
このバックアップの時に、わけのわからないエラーが出ると、「頻繁に行われるアップデート」+「非推奨となったせい」か?もう使えないのか?、と不安になります。

今回は、こんなエラーが出ました。(2024年9月30日)
「シャドウコピーを作成できませんでした(エラーコード0x81000019)」
0x81000019トラブルシューティング オプション.png
【0x81000019トラブルシューティング オプション】

Windows11上でWindows7のバックアップシステムを使っていて、いきなりこんな画面が出てきたら、驚きます。

「シャドーコピーを作成できませんでした・・・おそらくエラーは再発します。」と表示されているように、バックアップをやり直しても、また同じように失敗します。

しかも、調べると、スケジュール化している先週の分も、バックアップに失敗しています。
「いよいよ、Win7のバックアップが使えなくなったのか?・・・」


状況の把握


まずは、状況を把握しましょう。

「シャドーコピー」とは、OSに組み込まれている基本の機能の一つで、何か問題が発生したときのために、事前に現在のOSがどう組み込まれているかを、カメラのように「スナップショット」として記録しておく機能です。
要は、主にバックアップをしたときや災害復旧用に、特定の時点のOSを回復するためのものです。

もし、今までWindows11でバックアップがうまくいっていて、普段のPCの使用中にも特別何か問題が発生していたのでなければ・・・まず疑うべきは、
何か新しく深刻なトラブルが発生したのではなく、
システム上のファイルとセキュリティソフトでの、ごくありきたりなトラブルがバックアップを邪魔しているのではないか?、です。

OSをWin10から11に変更した場合など、あなたがOSに大幅な変更を加えたのでなければ、おそらくここでご案内する対策で解決されると思います。
※今回のトラブル対処は、Windows11ユーザーで、Windows7のバックアップがうまくいっていたのに、いきなりこのエラーコードでのトラブルが発生した人だけが、一応の対象です。

[VSS]や[SPP]うんぬんを確認調査する必要はありません。
問題が解決した後、気になる方は、下記の枠内をご覧ください。
また、残念ながら万一今回の対策で解決しなかった場合は、新たな対策のための手がかりとしてご覧ください。

--- [VSS]と[SPP]について(ここは、気になる人だけ読んでください) ---
● VSSは、
Volume Shadow Copyの略で、先ほどご説明したシャドーコピーをする機能です。これを、あなたがあえて停止措置を取ったのでなければ、VSSVC.exeとして実行されているはずです。
「タスクマネージャー」の「詳細」で簡単にみることができます。単に、「ボリューム シャドー コピー サービス」と説明されているだけですが、シャドーコピーを作成するために必要なWin11に組み込まれたサービスです。

● SPPは、
SPP Notification Serviceの略で、Windows内のサービスの通知をつかさどりますが、Win11では削除され、別のサービスに変わっています(関係ありそうなのは、3つ?今回のトラブルには関係ないと判断し詳しくは調べていないので、ご容赦を!)。
これは、停止したら、各種の通知が無くなっているはずなので、バックアップ以外で何か特別おかしなことが起きていない限り、探すのも無駄です。

●どちらも、調べるのは、時間の無駄です。やる必要はありません。(私は、あなたに説明する必要があるので、念のために確認しましたが、自分だけのためなら、やりません。)
が、それでもやりたい人は、Win11のタスクバーにある検索で、[services.msc]をと入力し、サービスを呼び出せば、リストの中から確認・操作できます。
なお、操作等については、他のサイトで検索してみてください。



ありふれたトラブルとしては・・・

(1)システム上のファイルの一部に問題が発生しているのでは?
システム上のファイルは、意外にも割と頻繁に壊れます。
多くは、自動的に修正されますが、一部は自動的に修正されなかったりします。
もしかすると、修正されなかったのは、たまたまのタイミングかもしれません。

「コマンドプロンプト」を使って、簡単に自動修復できます。
私のOSのファイルも壊れていましたが、簡単な指示を与えるだけで、1回で完全に修復されました。

「コマンドプロンプト」というソフトは、OSに組み込まれているソフトの一つで、キーボードからOSに直接指示を与えることができます。
この真っ黒な画面のソフトを開き、キーボードから、呪文のようなコマンドを入力して、リターンキーを押して実行させるだけです。
が、呪文は今ご覧のページからコピーしてペーストすればいいだけにしてありますから、心配は無用です。
しかも、後でスクリーンショットを表示しながら具体的に操作を説明するので、この機会に「コマンドプロンプト」を使えるようにすることをおすすめします。

※「コマンドプロンプト」の画面の色やフォントの色や種類などは変更できますが、これはまた別の機会があれば…以前私は、「コマンドプロンプト」を使ってpython(パイソン)などのソフトを頻繁に使う機会があったので、その時は目に優しいクリーム色の画面にしてフォントも変更していましたが。ネットで調べれば、簡単に変更できますよ。

(2)セキュリティソフトのバージョンアップが、完了していないかも。
セキュリティソフトは、その重要な機能の一つとして、PC内に異常が無いかを監視し管理・対処しています。つまり、OSに深い影響を及ぼしています。
これに問題が発生していれば、OSやバックアップ(OSやデータの内部状態をみて、コピー圧縮している)にも影響を及ぼすことがあります。

私の場合は、OSに組み込まれていない、ソフトをいくつも常時起動させていますが、そのうちの一部の起動させ続けているブラウザーでセキュリティソフトのバージョンアップが、完了していませんでした。


この記事では、こんなありふれた状況の場合の対策をご紹介します。

※多くの場合は、この記事のやり方で直ると思います。
万一、これで直らない場合はほかの原因が発生しているはずです。私はその状態を確認できないので、その場合は申し訳ありませんが、他の方の記事をお調べください。


対策(直し方)


3ステップありますが、全てを順番にすることを、強くおすすめします。
多くの場合、時間は10分〜30分程度かかると予想されます。
※あなたのPC操作への慣れとPCの性能により、時間は異なります。

ステップ1 システムファイルの破損を検出・修復する


今回のステップで、これが一番大変です。
と言っても、「コマンド プロンプト」を使うだけで、たいしたことはありません。

今後、何かシステムで問題が発生したときに、「コマンド プロンプト」が一番使われる方法なので、やり方をみながら自分でできるようにしてください。

(1)コマンドプロンプトを管理者権限で呼び出す
タスクバーの検索窓に、「コマンド プロンプト」と入力(コピー&貼り付けでOK)すると、
0x81000019コマンドプロンプトの検索.png
【0x81000019コマンドプロンプトの検索】
※Win11のダークモードを使用しています。また、画像からは、一部の不要なデータを非表示にしています。

このような画面が現れるので、「管理者として実行」を選択してください。
※今回は「管理者権限」でOSへ直接指示を与えるので、単なる「開く」の選択では実行できません。

PCの画面が変わり、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と問われるので、「はい」を選択してください。

少し下の画像のような、真っ黒なウィンドウアプリ、管理者用の「コマンド プロンプト」が現れます。
※立ち上がったときは、4行目の「C:\Windows\System32>」までしか表示されません。

(2)システムファイルをチェックし問題があれば自動修復させる
<原則的な方法>
下記の画像のように、
「C:\Windows\System32>」の後ろでカーソルが点滅しているので、
ここに「dism /online /cleanup-image /restorehealth」と入力し、
その後、Enterキーを押して実行してさい。
※各スラッシュ「/」の前には、半角のスペースがあるので注意。

<もっと楽な方法>
カッコ内の入力すべき文字をコピーし、
「コマンドプロンプト」の入力すべき場所で、マウスの右ボタンをクリックすると、
自動的にコピーしたコマンドが貼り付けられるので、
そのままEnterキーを押すと実行されます。これが一番楽です。
※主にキーボードで操作する「コマンドプロンプト」などでは、マウスを使ったコピーや貼り付けなどの操作が他と異なります。このテクニックを使えるようにしておくと便利です。

このシステム用のアプリdismは、Windowsのシステムファイルをチェックして、破損や不正な書き換えなどのトラブルがあれば、自動的に修復してくれます。

Enterキーの後、下記の画像のようにツールが動き始め、そのパーセントが表示・更新されます。
0x81000019コマンドプロンプト01 dism.png
【0x81000019コマンドプロンプト01 dism)
完了するまで、しばらく(数分程度)お待ちください。

しばらくすると、100%まで更新され、「○○完了しました」と表示ます。
そして、また、
C:\Windows\System32>が現れます。

ファイルが破損していましたと表示されても、それらが修復されたと表示されたなら、OKです。
※Win7のバックアップのトラブルなので、手さぐりに近い形で対策を試しており、「今回のもそう簡単に治らんだろ」と思っていたので、最初のファイルが壊れていた状況の画面を保存していませんでした。想像に反し、1連の作業であっけなく解決してしまいました。
そのため、ファイルが破損していた時の画像は保存しておらずお見せできません。ご了承ください。)

(3)システムをスキャンし、整合性をチェックし、問題があれば修復させる
続けて、「コマンドプロンプト」で、
「sfc /scannow」と入力して、Enterキーを押してください。
※前回と同じように、コピーした後、「コマンドプロンプト」で、マウスの右ボタンをクリックするだけで、貼り付けできます。

完了するまで、また。しばらくお待ちください。
C:\Windows\System32>が現れたら、完了です。

こちらも、問題があれば、自動修復が実行されます。

問題が無ければ、次の画像の様に、修復なしで終了します。
0x81000019コマンドプロンプト02 sfc.png
【0x81000019コマンドプロンプト02 sfc】

この画面は、バックアップが正常になってからのもので、最初に実行したときには問題が検出され自動修復されました。
あなたの場合も、問題があったとしても、自動修復されたらOKです。
(自動修復された後なら、同じ作業を繰り返すと、上記の画像のようになります。)

自動修復されたなら、コマンドプロンプトは、もう必要ないので閉じてください。
「exit」 と入力し、Enterキーを押せば、エンジニアっぽくコマンドプロンプトを閉じることができます。
(めんどくさい作業の中にも、遊び心で楽しむのも一興かと。)
が、単に、コマンドプロンプトの右上の×しるしをクリックしても、閉じます。
お好みで。


ステップ2 あなたのセキュリティソフトを最新のものにする


最新のものか、バージョンを確認してみてください。

※最新のものでなくとも、バグや不整合が無く、そのバージョンのインストールが完了していれば、この対策はうまくいくはずですが、特にセキュリティソフトについては常に最新のものにしておけば無用なトラブルを避けやすいのでおすすめです。

※自動更新となっていても、更新が完了していない場合もあります。
私の場合は、光回線にセットされているセキュリティソフトを自動更新にしていますが、起動させているブラウザーでセキュリティソフトの更新が完了されておらず、通知もありませんでした。自分で改めてバージョンを確認したところ、初めて使用中の「ブラウザーの再起動」を求められ、その後更新作業は終了しました。

あなたもセキュリティソフトのバージョンを確認して、もし、古ければ、バージョンアップしてください。
最新のものだと確認されたら(バージョンアップが完了されていることを確認できたら)、次のステップに進んでください。


ステップ3 Windowsを再起動させる


ステップ2まで実行しても、バックアップは相変わらず実行できませんでした。

システムを修復した場合、メモリー上に構築されたOSのシステムに問題が残っていたり、メモリー上とファイル上に不付き合いが生じている場合があるので、再起動しないとうまくいかない場合が割と多いのです。

そこで、ファイルの修復をOSのメモリー上のシステムに反映させるため、Windowsを再起動してください。

私の場合、再起動して、ようやくバックアップがうまく動き始めました。


バックアップを再開して、すぐにエラーが出なければ、シャドーコピーは無事作成されているはずです。
※詳細ウィンドウを開けば、稼働状況がわかります。
バックアップでは、最初にシャドーコピーが作成・完了し、その後に多数のファイルのコピーなどが始まるので、「シャドーコピー作成」と表示されていなければ、既にシャドーコピーの作成が無事完了したことがわかります。

こうやって、無事バックアップが完了しました。これで、一安心です。
※私はWin7のバックを週1でスケジュール化していますが、再開したバックアップの次のバックアップも無事完了しましたので、併せてご報告しておきます。


あなたのトラブルも、無事解決することを祈っています。

お疲れさまでした。

最後までご覧くださりありがとうございます。

【0x80070057】エラー修復の例:リストア後にWindows 10が起動しない!

【0x80070057】エラーの発生状況:フル・リストア時


他の記事でご案内したように、Windows 10(バージョン1903)では、2019年8月から、Windows 7のバックアップ・システムで、バックアップできるようになっています。

しかし、バックアップ・システムが使えるようになったと言うには、フル・リストアもできることが確認できなければなりません。
そこで、バックアップ・ファイルから、ユーザーデータと共にOSやアプリケーションなどのシステム全てのフル・リストアを試みました。

ところが、次のように、「パラメーターが間違っています。(0x80070057)」エラーが現われ、通常のWindows 10のシステムが立ち上がらなくなってしまいました。

0000復元不能:0x80070057.png

【復元不能:0x80070057】


このエラーは致命的です!
何しろ、通常のWindows 10のシステムが立ち上がらないのですから。

※「通常のWindows 10」と言っているのは、実はこのフル・リストアを含む「システム修復ディスク」では、「修復用のWindows 10」を利用しているからです。

※同じ【0x80070057】エラーは、Updateの時に、修復できないエラーとして現れることがあります。方法Bで修復可能な場合もあるので、他の方法でうまく行かない場合はお試しになってはいかがでしょうか。なおこの場合には、最後の解説もご覧になったうえで操作されることをおすすめします。


【0x80070057】エラー修復方法の例


始めに、「システム修復ディスク」を立ち上げ、「詳細オプション」のページを開いてください。
※修復ディスクの作成時期により、画面構成などが異なりますが、どのバージョンのものでも構いません。
※IMEの設定など、そのまま承認して、このページを開いてください。
※「インストールディスク」や「リカバリーディスク」に入っている「システム修復」でも構いません。

0015詳細オプション.png

【詳細オプション】


操作方法は、3通りあります。

方法A:スタートアップ修復
方法B:「コマンド プロンプト」でCHKDSKコマンド
方法C:以前のバックアップ・ファイルでリストア


これらの方法を順に試してみて、いずれかで、「通常のWindows 10」が立ち上がるようになったら、そこで終了としましょう。
エラーが出ていても、立ち上がるなら、あとはシステムによって徐々に完全なものへと修復されていきます、経験上。

ただ、あなたが方法Bの操作に問題がないのなら、方法Bを実行してから終了としましょう。
そうすれば、今回の操作だけで、完全なものになる可能性が高くなります。

では、修復方法を個別にご案内します。


方法A:ボタンだけの操作


これは「詳細オプション」で「スタートアップ修復」を実行するだけです。

この修復は、画面の指示に沿ってボタンをクリックするだけでとても簡単ですが、次の方法Bと比べると修復する力はあまり強くないようです。

【0x80070057】エラーでは、修復できる場合もあるしできない場合もあります。

でも、最初に1回は試してみる価値があります。

ただ、Windows 10のシステムが立ち上がらない状況では、おそらくあなたも1度は試してみているかと思います。

それでも、あえてご案内しているのには、わけがあります。


次のループをおすすめしたいからです。

方法Aでうまく行かなかったら、方法B。
万一、これでもうまく行かなかったら、一つ前のバックアップ・ファイルからリストア(方法C)。
これでうまく行かなかったら、また方法A、そして方法B。

これでうまく行く場合があります。

私の例ですが・・・
昨年のバージョン1809では、たまたま公開の日にインストールできました。しかし、この初期の製品はトラブル満載で、しばらくの間各種のトラブルの修復に時間を割きましたが、とうとう飽き飽きして以前のバージョン1803に戻すことにしました。

しかし、既に1か月近くたっていたので、Windows 10のシステムで以前のバージョンに戻すことはできません。そこで、バックアップ・ファイルからフル・リストアを試みたのですが、この【0x80070057】エラーが出て通常のWindows 10のシステムを立ち上げることができません。

この時には、まだ方法Bを思いついていなかったので、仕方なく方法Aと方法Cの繰り返しです。
そして、およそ3か月前のファイルから、エラーは出ているものの何とか通常のWindows 10を立ち上げることができました。

一度、通常のWindows 10が立ち上がれば、しめたものです。
Windows 10のシステムが一応立ち上がれば、利用している間に少しずつ修復されていきます。
この時のトラブルでは、数日に1回程度再起動を求められましたが、およそ1か月で正常になりました。



あなたが、方法Aでうまく行かなかった場合、まずは次の方法Bをおすすめします。

しかしそれでもうまく行かなかった場合は、今回バックアップしたファイルよりも前の日時のバックアップ・ファイルからリストアを試してもらいたいのです。
個人のPCなら、寝ている間や仕事に行っている間にリストアを試みれば、次々とリストアを試せます。
最近のバックアップ・ファイルに問題があっただけなら、それ以前のファイルでうまく行くことがあるので、あきらめずに実行されることをおすすめします。

私は、昨年1809から1803へフル・リストアで戻したときは、Windows 10のシステムを再度立ち上げることができるのか全く不透明でした。
一週間かかりましたが、これで助かりました。
※その前の1809アップデートによる手ひどく腹立たしいトラブルの1か月を思い出せば、なんということもありませんでした。


方法B:「コマンド プロンプト」での操作


同じく「修復用のWindows 10」を使うのですが、その中の「コマンド プロンプト」を使って、コードを打ち込んで修復を試みるものです。


この方法は、わずか1行の命令を打ち込んで実行するだけなので、とても簡単で、しかも強力です。
しかし、「コマンド プロンプト」の操作になれていない人にとっては、敷居が高いかもしれません。でも、慎重に実行すれば、誰でも実行できます。

今回、バージョン1903の元で、バックアップ・ファイルからの復元を試みたときには、念のために事前にPCや周辺機器に故障が無いことを調べています。

そして、リストアに失敗した後、リストアされたOSやユーザーファイルをざっと調べておおむね問題が無いことを確認しています。

そのうえで、chkdskコマンドで何とかなるのではと考え付くまでに1日かかりましたが、あとは一気に修復です。


「詳細オプション」から、Bの「コマンド プロンプト」を選択します。
次の画像は、合成した画像ですが、このような黒い画面が現れます。

0021chkdskコマンド.png

【chkdskコマンド】


ここで、プロンプト「>」の右隣りに、「chkdsk c: /f」と入力し、リターンキーを押します。
※文字は半角の小文字が設定されているので、そのまま上記カッコ内の文字を入力してください。大文字でも構いませんが、全角文字ではだめです。空白部分は、スペース・キーを使います。

操作は、これだけです。
これであなたのパソコンのCドライブの簡単な物理的なチェックを行った後、ファイルのチェックが実行されます。

ちなみにここで何をやるのかというと・・・
通常のWindows 10のシステムが置かれているのはCドライブなので、このCドライブに対して、修復オプションfをつけて、チェックディスク・コマンドを実行するのです。

修復オプションがついていると、Cドライブに対して簡単な物理的なチェックを行った後ファイルのチェックを実行し、問題があれば修復されます。全ての問題が解決されるわけではありませんが、かなり強力にチェックと修復が実行されます。


次の画像は、実際の修復時のものではなく、修復が成功した後の画像です。こんな処理がなされることをご案内しています。

0022chkdskの例.png

【chkdskの例】


私の場合【0x80070057】エラー修復のためにこのコマンドを利用した時には、「ステージ 2」で、いくつかのエラーが出て、修復されました。
おそらく、多くの場合は、この部分の修正でうまく行くと思います。

コマンドが終了すると、元の「X:Sources>」が表示されます。
※時間は、数分から数十分程度になると思います。通常は、あなたのセキュリティソフトでの簡易スキャンよりは少し時間がかかり、フルスキャンよりはずっと短い時間で終わるはずです。

「exit」と入力しリターンキーを押せば、「コマンド プロンプト」は終了し閉じますが、単純にウィンドウの右上にある閉じるボタンを押して終了できます。

その後、PCを再起動してください。

修復が成功していれば、通常のWindows 10のシステムが立ち上がります。


「コマンド プロンプト」は、普段のWindows操作とは異なるので、心配があるかもしれませんが、余計な操作をせず慎重に実行すれば安全です。

単純ですが強力な操作なので、あなたの場合もこれでうまく行くことを望んでいます。

おそらく、ほとんどの場合これでうまく行くと思います。


方法C


もし、方法Bでも修復できなかった場合は、今回利用したバックアップ・ファイルそのものが壊れているのかもしれません。
※バージョン1809のバグがたくさんあった初期のものを利用したことがあり、1809の時にバックアップを試みた場合は、私の場合と同じようにバックアップの設定データも壊されている場合があります。

この場合は、最新のではなく、以前のバックアップ・ファイルでリストアを試してみることをおすすめします。
そのうえで、方法A・方法Bをお試しになることをおすすめします。

古いバックアップ・ファイル(システム イメージ)からリストアしたら・・・
OSやアプリケーションは、その古い日時のバックアップした時の状態に戻ってしまいます。
また、ユーザーファイルは、同じく古いデータに戻ってしまいます。

<対策>
〇アプリケーションが削除されてしまった場合は、残念ながら、そのアプリケーションを再インストールしてください。その他の場合は、状況により何もしなくてもよい場合もありますし、再度バージョンアップが必要になる場合もあります。

〇OSは、つまりWindows 10のシステムは、利用している間に、最新のものへとバージョンアップされていくので心配はいりません。

〇ユーザーファイルの場合は、少し込み入っていますが、Windows 10の元で、最新のバックアップ・ファイルから、復元できます。

復元方法は、ユーザーファイルのバックアップ方法によって異なります。つまり、Windows 7のバックアップ・ファイルから復元するのか、Windows 10の元で「ファイル履歴を使用したバックアップ」から復元するのかによって異なるのです。

が、どちらにしても、リストアに使用した「システム イメージ」が古くOS・アプリとユーザーファイルが古いものになったとしても、
「ユーザーファイルのバックアップをした分」については、最新のユーザーファイルのバックアップ・ファイルから復元できます。
方法は、検索すればたくさんの記事が見つかるので、そちらをご覧ください。


以上で、【0x80070057】エラーの修復方法は終わりです。

エラーや修復の解説をこの後記載していますので、興味のある方はご覧ください。
お疲れさまでした。


【0x80070057】エラーと修復の解説


主にWindowsのプログラミング経験のある方へ
※プログラミングの初歩的な解説は、あまりしていません。

【0x80070057】エラーと対処の可能性


【0x80070057】は、文字通り(メソッドの)パラメーター(引数)が間違っているのです。

例えば、「COR_E_ARGUMENT (0x80070057)」メッセージなどの様に。
これは、「.NET Framework」で、メソッドに渡されたパラメーターのいずれかが無効な場合にスローされる例外の一つです。


つまり、単なるエラーではなく、例外として処理されるので、そのメソッドは中断されます。
だから、Windows 10のシステム内でのトラブル・シューティングでは、直しにくい面があります。
しかも、システムの基礎的な部分の問題であればなおさらです。


このような場合には、システム自体をいったん止めて、システムの外側から修復を試みるとうまく行く場合があります。
※今回の【0x80070057】エラーでは、そもそも通常のWindows 10のシステムが立ち上がっていませんが。

例えば、今回の方法Bのように。
※この時には、「システム修復ディスク」を使っていますが、これは仮想ドライブXで修復用のWindows 10のシステムを動かしているのです。


外部のWindows 10のシステムから「コマンド プロンプト」を起動させ、Cドライブにある通常のWindows 10のシステムの修復を試みているのです。
これなら、きわめて低レベルなコマンドも使えます。


【0x80070057】エラーが発生している状況の再確認と対処


実際にリストアされたファイルをざっと調べてみると、ユーザーファイルだけでなく、OSのファイルについても、外見上特に気なる問題は見つかりませんでした。
※最新とその前のフル・リストア後の2つのフル・リストア後にざっと調べました。
※ちなみにPCや周辺機器の物理的なエラーなどは無いことは、事前に確認済みです。


「つまり、バックアップやリストアのシステムの主要な部分には問題がなく、補助的なデータ部分に問題があるのではないか」、そう考えました。


そこで、(一番チェックしやすく)根本的に修復しやすい方法は何かと考えると、CHKDSKコマンドのようです。
方法Bで試してみると、5・6個のリンク情報を修正して、無事通常のWindows 10が立ち上がりました。


【0x80070057】エラーでは、これだけではどの部分に問題が発生して、どのメソッド(プログラム)に問題が発生しているか、特定はほぼ不可能なように思います。
※単に、私の知識不足かもしれませんが。

結局どこのどの部分に問題があったのか特定はできませんでしたが、それを調べるのは目的ではないので、修正できたことで完了としました。
おそらく頻繁なアップデートの最中にシステムデータやシステムイメージの中に不整合ができたのではないかと思っているのですが・・・

その後、既にかなりの日数が経っていますが、問題は現われていません。
そこで、解決方法の一つとしてご案内する次第です。



なお、Updateの時にも同じ【0x80070057】エラーが出てうまく行かない場合があります。
この場合も、同じように「システム修復ディスク」を使ってCHKDSKコマンドを実行(方法B)してみてはいかがでしょうか。治る場合も多いかと思います。
※ちなみに、「通常のWindows 10のシステム」上で「コマンド プロンプト」を起動させても、CHKDSKコマンドはうまく働きません。
それは、今動いているシステムの根幹の部分を、内部からチェックし修復しようとすることになるからです。
一旦通常のWindows 10を終了させて、そのうえで「システム修復ディスク」を使って外部から操作してください。


つたない解説ですが、少しでもお役に立てれば、幸いです。
以上です。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。

Win7のバックアップが取り消される:Windows 10

001バックアップ エラー.png
【バックアップ エラー】

Windows 7のバックアップ・システムを利用した時、
せっかく長い時間をかけてバックアップしたと思ったら、
上の様に「バックアップは正常に完了しませんでした」とダイアログで表示される!ことがあります。

これは、2019年9月現在Windows 10バージョン1903で、Windows 7のバックアップ・システムを利用した時にも起こります。
今回は、これの簡単な解決法の一つをご案内したいと思います。


どんな状況なのか


むやみやたらに解決法を探すのは効率的ではありません。
まずは、何がどうなっているのか、その状況を確認したいと思います。

「バックアップは正常に完了しませんでした」と表示されたとき、
どのように正常に完了しなかったのでしょう。

確認のために、「オプション」をクリックします。

002エラー オプション.png
【エラー オプション】

残念ながら、長い時間をかけてバックアップ作業をしたのに、「バックアップは取り消されました。」と表示されています。

あえて言うなら、いつもより長い時間をかけてバックアップされたのに、取り消されているのです。

しかし、『いつもより長い時間がかかった』、ここにこそ問題が隠されているのです。


バックアップが取り消された原因と解決策


結論から言うと、多くの場合、
前回(まで)のバックアップが正常に終了していなかったため、
今回バックアップしようとしてもうまく行かなかったのです。

親亀がこけているから、子亀がその甲羅に乗れないのです。

だから、バックアップの時間が、いつもより長かったのです。

こんな時には、正常にバックアップされたところまでさかのぼって、
それ以降の最近のファイルを全部削除してください。

いつまでが正常にバックアップされていたのかは、
「バックアップと復元(Windows7)」ウィンドウで「最新のバックアップ」の日時を見ればわかります。

003バックアップ取り消される.png
【バックアップ取り消される】

「前回のバックアップが取り消されました。」と、表示されています。
そして、最新のバックアップのところには、
今回の日時(9月12日)ではなく、過去の日時(8月31日)が表示されています。
つまり、2019年8月31日16時より後のバックアップは無効だということがわかります。
これらのバックアップ・ファイルはすべて何らかの問題が発生しており、削除すべきファイルなのです。

そこで、この上に青文字で表示されている「領域を管理します」をクリックして
「Windows バックアップ ディスク領域の管理」ダイアログを表示します。

そこの中段あたりの「データファイルのバックアップ」の中に、「バックアップの表示」ボタンをクリックして、過去にバックアップしたリストを表示し、問題のあるバックアップ・ファイルを削除します。

071バックアップの削除.png
【バックアップの削除】

これは先ほどのステップを踏んで、バックアップ・ファイル(より正確にはバックアップ・ファイルのセット)を削除しているところです。
実際にやってみればすぐわかるので、3つのダイアログを、重ねて表示しています。


表示されているリストは、バックアップ・ファイルが一つの場合もありますが、多くは複数のバックアップ・ファイルが含まれたバックアップ・ファイルのセットです。
最新のバックアップより後のセットはすべて削除してください。


この後、改めてバックアップをやり直してください。
多くの場合、今度はバックアップが成功し、次のように表示されるはずです。


081バックアップ成功メッセージ.png
【バックアップ成功メッセージ】

このダイアログはもう不要になったので閉じて、
「バックアップと復元(Windows7)」ウィンドウの
「最新のバックアップ」のデータを見てください。

082バックアップ成功.png
【バックアップ成功】

「最新のバックアップ」の日時は、今回バックアップしたものに更新されているはずです。

これで、今回は正常にバックアップされたことが確認できました。

以上です。お疲れさまでした。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。

バックアップ・エラー【0x8100002F】と【0x80070002】のとある解決方法

Windows 7のバックアップ・システムで、よくあるエラーの一つが【0x8100002F】です。
これは、バックアップを実行し、作業が終了した時に、次のような形で現れることがあります。

※多くの場合、アプリで作成されたデータファイルやフォルダを、自己都合で移動・削除などをした時に現れるようです。

<私にこれらのエラーが現れたときの状況>
これは、2019年8月Windows 10のバージョン1903での、ある日の出来事です。

バージョン1803まで使えた「バックアップと復元(Windows 7)」のバックアップ・システムは、1809になってから使えなくなっており、1903になっても、今まで使えませんでした。
それが、なぜかバックアップをしろとWindows 10から通知がきて、試してみると一応終了し下記のメッセージが現れたのです。


001バックアップ・エラー.png
【バックアップ・エラー】

ダイアログでは、「Windows バックアップは正常に完了しませんでした」と表示されるとともに、その下では、「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました」と表示されています。


「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました」とは?


これは、いったいどんな状況なのでしょうか?

〇「完了」とありますが・・・
・形式的にバックアップが終了しただけで、バックアップ・ファイルが作られていない?
・バックアップ・ファイルは作られたけど、使い物にならない?
・一部のファイルを除けば、復元できるレベルでバックアップ・ファイルが作成された?

〇「一部のファイルがスキップ」されたとありますが・・・
どんなファイルがスキップされたのでしょうか?そしてそれは問題ないのでしょうか?スキップされない方法は?


調べてみることにします。


【0x8100002F】エラーと【0x80070002】エラー


「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました」の意味


まずは、「バックアップと復元(Windows 7)」ウィンドウに戻ってみましょう。


000スキップ付きバックアップ完了.png
【スキップ付きバックアップ】

同じ内容がエラーメッセージとして表示されています。

しかし、その下の「最新のバックアップ」の日時を見ると、新しい日時に更新されています!

Windows 10のバージョン1809からバックアップはできなくなっていたので、ここには、今まで1803の時の最後のバックアップ日時が表示されていたのです。それが更新されています!

つまり、一部のファイルだけがスキップ、つまり飛ばされたものの、一応はバックアップが成功した模様です。

この問題を解決すれば、またバックアップが使えるようになるかもしれない!?

この段階で、バックアップ先のハードディスクを調べています。
システムイメージは更新されていますし、新しいバックアップ・ファイルも作成されています。
それらの中身や容量などをざっと調べた結果、ほぼ正常なバックアップが完了しているらしい、と判断しました。



こんどは、「オプション」を使って、さらに詳しく調べてみることにします。

「オプション」は、「バックアップと復元(Windows 7)」ウィンドウにも、バックアップ・エラーを表示していたダイアログにも、どちらにもありましたが、今回はどちらでも同じです。

どちらかの「オプション」をクリックすると、次のダイアログが開きます。


002バックアップトラブル:オプション.png
【バックアップトラブル:オプション】

この画像ではすでに下の方の詳細ボタンをクリックしてダイアログを下に広げています。
ここには、エラーコード【0x8100002F】が表示されています。

【0x8100002F】は、「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました」というエラーが表示されたときに現れるエラーコードです。

堂々巡りで、何の解決にもならないので、次に進みます。


次に、青文字で表示されている「スキップされたファイルの表示」をクリックすると、メモ帳が開いて、実際にスキップされたファイルの情報が表示されます。

003バックアップ:エラーログ.png
【バックアップ:エラーログ】

このメモ帳の中で、エラーログの中で表示されているエラーコード【0x80070002】は、「指定されたファイルが見つかりません」という情報です。


つまり、ダイアログでエラーコード【0x8100002F】を表示し、
バックアップの最中に「一部のファイルがスキップ」されたとエラー報告しています。

そして、エラーログを見るとその中で、その原因は、エラーコード【0x80070002】、「指定されたファイルが見つかりません」でしたと言う内容のエラーで、
今回見つからなかったファイルは、『C:\Users\OneNote ノートブック』だと、言っているのです。


しかし、実際にエクスプローラーでも確認しましたが、少なくとも「現在」、そんなフォルダは無いのです。
どうやらWindows 10のシステムに、過去に消したフォルダが「存在している」と認識されていて、その結果Windows 7のバックアップ・システムにも同じように「存在している」と認識されているようです。

それなら、Windows 10のシステムに、そんなフォルダは無いよと認識させればよいのです。


でも、存在しないフォルダをどう認識させればいいの?

無いものを無いと認識させるのではなくて、あるはずだというものを作って認識させ、正常に認識できたら削除すれば良いのです。


つまり、
システムが「存在している」と主張しているフォルダを作って、フォルダを認識し直させ、その後削除すれば良いのです。
しかし、単にフォルダを作るだけでは不十分かもしれません。だから、念のためにその中にテキストファイルでも作り、一旦Windows 10のシステムに、フォルダとファイルがあることを認識させて、それから削除しましょう。

で、作る時期はバックアップをもう一度やり直す前ですが、削除はバックアップが正常に完了した後にするのが良いでしょう。

そもそも、存在していないのに、その指定のフォルダやファイルが見つからないと、言っているわけですから、多分データだけの問題だと思いますがPCに問題が発生しているので、念には念を入れて、削除はバックアップが正常に完了してからにしましょう。
バックアップは長時間かかってその間アプリの動きが悪くなります。それを、何度もやり直すのはやめたいものです。


ここで言うのもなんですが・・・
大手PCメーカーのQ&Aによれば、この記事でのエラーが出ていても、放置しても問題は無いらしいです。
つまり、ファイルの復元や回復など、問題なくできるらしいです・・・

私は毎回エラーが出てくるのは煩わしく嫌なので、修復しました。
むつかしくはありませんから、大丈夫!直しましょう!



何をどうやってエラーを修復する?


エラーログをもう一度見てみると、今回の私の場合は、
『ファイル C:\Users\OneNote ノートブック のバックアップ中に問題が発生しました。エラー:(STATUS_WAIT_2 (0x80070002))』
となっていました。

繰り返し説明し直すと、
【0x80070002】エラーでは、指定されたファイルを作り出して、それを認識させれば良いのです。
もう少し具体的に言うと、エラーログで表示されているフォルダを作成し、その中に何か適当なファイルを作成して、「システムにちゃんとファイルがあるよと認識させ」れば良いのです。

そうすれば、【0x8100002F】エラーも無くなるはずです。


フォルダの作成


まずは、バックアップ・システムがあるはずだと主張しているフォルダを作成します。

私の今回のフォルダは、「C:\Users\OneNote ノートブック」です。
※作成すべきフォルダは、「C:\Users\OneNote」ではなく、「C:\Users\OneNote ノートブック」です。
OneNoteアプリのデータフォルダーを、アプリが指定した位置から別の位置に移動したためのエラーのようです。

あなたの場合は、おそらく別のフォルダでしょう。
でも、やり方は同じなので、私の例をご覧になり、あなたのデータでご利用ください。


エクスプローラーでCドライブの「ユーザー」フォルダを開きます。
煩わしいのですが、「ユーザー」フォルダは、「Users」フォルダのことです。

その中には、「OneNote ノートブック」フォルダがないので、マウスの右ボタンを使って該当のフォルダを作ります。
また、今回の私の場合は、次のようになります。(新しくフォルダを作成済み)


011フォルダ再作成.png
【フォルダ再作成】

本来なら、このようにあるはずだったフォルダを作り、即削除するだけでよいはずです。

でも、エクスプローラー、つまりWindows 10のOSでの認識だけの問題なのか、それともバックアップ・システムでの問題なのか不明です。
また、認識にはファイルの存在も必要かもしれません。

一つずつ試しながら確認していくこともできますが、何しろバックアップには時間がかかります。一つずつ試していくのは、現実的ではありません。

だから、あるはずだったフォルダを作るだけでなく、その中にファイルを作り、バックアップを成功させてから、不要になったファイルをフォルダ毎削除するのが良いでしょう。
非常に時間のかかる不要なバックアップを繰り返さないために、念を入れて準備をします。と言っても、数分で準備できるので、効率的です。


ファイルの作成


新しく作ったフォルダをクリックするなどして開きます。
そして、その中に何か適当なファイルを作ります。

私は、一番簡単にテキストファイル(エラー処理用.txt)を作り、保存しました。
※テキストファイルの中身は、エラーログの一部をコピペしただけです。

フォルダの中に置くファイルは、何でも良いですよ。どこかからテキストファイルや画像ファイルなどをコピーして貼り付けても良いです。

012ファイル作成.png
【ファイル作成】


領域の管理


バックアップをする前に、念のため、バックアップ・システムの領域データを更新しておきましょう。

020バックアップ再実行準備.png
【バックアップ再実行準備】

「領域を管理します」をクリックしてください。

「Windows バックアップ ディスク領域の管理」ウィンドウが現れます。

021領域の更新.png
【領域の更新】

念のため、領域のデータを最新のものに更新しておきましょう。
「最新の状態に更新」をクリックして更新した後、このウィンドウを閉じます。


バックアップ再実行



バックアップを再実行します。

025バックアップ再実行.png
【バックアップ再実行】

「今すぐバックアップ」をクリックして、バックアップを再実行してください。


バックアップ成功



しばらく待つとバックアップが終了し、成功したことがわかります。
早速、バックアップをスケジュール化したものが次の画像です。

031バックアップ成功:スケジュール化.png
【バックアップ成功:スケジュール化】

エラーメッセージは無くなり、最新のバックアップが表示されています。また、スケジュールも正常に働き、次回のバックアップ予定も表示されています。


無事成功です。

お疲れ様でした。


<参考>スケジュールを、「毎週火曜日の8:00」にしていることについて。

このスケジュールでは、毎週火曜日の8:00以降に電源を入れると(または入っていると)、バックアップが自動で開始されます。
もし、何らかの理由により自動で開始されない場合は、メッセージが通知されます。

この時間にスケジュール化しているのは、マイクロソフト社ではアメリカ時間で毎月第2火曜日(9:00以降のようです)にWindows 10のセキュリティ更新のアップデートを配信しているためです。
日本時間では、火曜の夜になるので、その前にバックアップを終了させておいて、万一アップデートに問題があった場合にそれ以前に戻れるようにしているのです。

その他にもアップデートはありますが、重要なデータはWindows 10のバックアップ・システム「ファイル履歴を使用してバックアップ」を利用しているので、一週間に一回バックアップを取っておけば十分かなと思っています。

なお、あなたはこの時間でバックアップする必要はありません。
通常は、大幅なアップデートがあった場合は、復元ポイントが作られて、それ以前の状態に戻すことができるからです。
だから、あなたが一番PCを使う曜日の後とか、使わない曜日とかで、日時を指定しておくのが良いでしょう。




この記事は、以上で終わりです。
あなたも早くWindows 7の復活したバックアップ・システムを使えるようにして、安心できるPCライフを送られることを望みます。


最後までご覧くださり、ありがとうございます。

?Windows 7のバックアップ復活!?2019年8月Windows 10

Windows 7のバックアップ・システムは、Windows 10のバージョン1809からまともに使えなくなっていました。
ところが、2019年8月からWindows 7のバックアップ・システムが、Windows 10バージョン1903で、以前のように使えるようになっています。
従来と同じような問題は発生していますが、私の環境ではすべて解決しており、1か月ほど経過した現在、「使える」と判断したので皆様にご案内することとしました。

− テスト環境:64ビット版Windows 10 Home Edition バージョン1903 −


システムからの通知とバックアップ完了


2019年8月のある日、おそらく12日、いきなりWindows 10のシステムから、バックアップの通知が来ました。

0000バックアップの通知.PNG

【バックアップの通知】

クリックするとメッセージは消えたのですが、またWindows 7のバックアップ・システムがおかしくなったのかと放置していました。


しかし、数日すると、また同じ通知が現れます。

更に、数日すると、また同じ通知が現れます。

さすがに気になり、実際にはどうなっているのか調べてみることとしました。


Windows 7のバックアップ・システムを見てみると、確かにバックグラウンドで動いています。

ただ、Windows 10のバージョン1809から、Windows 7のバックアップ・システムは使えなくなっていましたね。バックアップを実行すると一応バックアップし始めるのですが、最後には失敗し、資源と時間の無駄遣いばかりです。

一旦はバックアップを停止させたのですが、改めてこんどは手動でバックアップを試してみることとします。

というのは、この通知はWindows 10のバージョン1803までの話で、1809以降ではこの通知は出てきていなかったからです。


結果は、次のようになりました。

000スキップ付きバックアップ完了.png

【スキップ付きバックアップ完了】

一部のファイルはスキップされたものの、「バックアップは完了」しています!
最新のバックアップの日時も、バージョン1803の時のものではなくなり、現在のものに更新されています。

これは、Windows 7のバックアップ・システムが復活している!
そうなのかもしれない、と思い、使えるのかどうか、
あなたにもご案内できるレベルまでチェック・確認することとしました。


次の画像は、2019年8月23日現在の私のバックアップ状況です。
※バックアップ時によくある【0x8100002F】エラーが発生していたので、修復後のものです。

031バックアップ成功:スケジュール化.png

【バックアップ成功:スケジュール化】

バックアップは正常に行われました。
スケジュール化も正常に行われています。
※実際に自動で気にバックアップされているのを確認しています。

システムの復元も特に問題なく行われました。

なお、フルリストアでは問題が発生しましたが、無事修復できています。
フルリストア、つまりWindows 10のOSやアプリとユーザーファイルの全てを、バックアップ・ファイルから回復させる作業では、私の環境では、回復作業後にエラーコード【0x80070057】が表示され、通常のWindows 10のシステムが立ち上がらないというトラブルが発生しました。
しかし、こちらもチェックやテストに2・3日かかりましたが、無事修復し、最新のバックアップで回復させて、通常のWindows 10を立ち上げさせています。

その後もテストを続けて、バックアップを途中で終了させるテストなどを行なった後、「バックアップが取り消されました」というメッセージとともに、バックアップに失敗するようになりましたが、これも無事に解決しています。

ちなみにこの記事は、フルリストア後、さらにシステムの復元を行ったPC上で作られています。
※海外で作られ何年も前に更新が停止しているプログラムをいろいろといじったところ暴走し、簡単に元に戻すため、数日前の復元ポイントから、システムの復元を実行してみました。システムの復元では、全く問題がないようです。


Windows 10でのWindows 7のバックアップ・システムでの結論


2019年8月以降、9月中旬現在、Windows 10バージョン1903での、
Windows 7のバックアップ・システムは、
バージョン1803(2018年秋以前)までと同じレベルで使えるようになっています。

ただし、1か月近くに及ぶ私のテスト環境での結果にすぎません。
※テスト環境は、「64ビット版Windows 10 Home Edition バージョン1903」。

他のWindows 10のバージョン1903環境でも、おそらく同じく、Windows 7のバックアップ・システムは使えるようになっていると思います。

間もなく、Windows 10は秋の大型アップデート(バージョン1909)が行なわれます。
現在の状況を考えると、個人的な判断では、バージョンアップが行われても、バックアップ・システムは続けられると思うのです。

そう、期待して。


なお、バックアップ時のエラー【0x8100002F】と「バックアップは取り消されました」メッセージのエラー、そしてフルリストア時のエラー【0x80070057】については、準備が完了したら別の記事でご案内したいと思います。

最後までご覧くださり、ありがとうございます。


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