昨日は、ミュンヘンの南、電車で2時間ほどのフュッセンへ行ってきました。
ロマンチック街道が始まる(終わる)町であり、ディズニーのシンデレラ城のモデルになったと言われる、あの有名なノイシュバンシュタイン城があります。
夫の職場の人に、フュッセンなんか、日帰りで充分ですよーと聞いていたので、特になんの下調べもせず、のんびりと出かけました。ただ、バイエルン州のDB(ドイツ鉄道)路線なら、電車でもバスでも一日乗り放題という、バイエルンチケット(Bayern-Ticket)があると聞いていたので、それを買いました。最寄りのUバーン(地下鉄)の駅の販売機でも買えました。一人25ユーロで二人目が3ユーロ、総額で28ユーロ。
この日、はからずも、電車やバスを何回も乗り換える必要があったので、いちいちチケットを買わなくて済んで、本当に重宝しました。
真ん中の白く塗りつぶしてあるところに名前を書いて、必ず、使用する日付を 打刻 しましょう。
アパートへ移って以来のミュンヘン中央駅へ。ここは売店がたくさんあるので、おいしそうなサンドイッチを買いました。さて、チケットもサンドイッチも買って準備は整いましたが、肝心の電車がいつどこのホームから出るのかが、さっぱりわかりません。
駅員さんに聞いてみましたが、あまり英語ができないみたいで、「ここではない」ことだけわかりました(笑)
実は、中央駅の売店がたくさんある、にぎやかなところにホームが11から26まであるのですが、27〜36までは、一番奥の26番ホームをさらに奥の方に歩いて行った、奥まったところに隠れています。
中央駅構内図の左上の方ですね。そして、フュッセン行きの電車は、30番とか31番から出るみたいです。
27番ホームにたどり着いたところ、ホーム上の案内をみると、Füssenと書いてあったので、これだこれだーと電車に乗ろうとしたのですが、ドアが開きません。???
あ、反対側から乗るのか—?とよく見ると、Polizei(警察)と書いてある制服を着た人がたくさんいて、柵が並べてありました。そして、その電車からぞくぞくと降りてくる中東系の人たち。。。難民の人たちが到着したところにどうやら遭遇したようです。
しょうがないので、ドイツ鉄道のサイトで調べることにしました。
http://www.bahn.de/p_en/view/index.shtml
左上のFromとtoの枠にそれぞれ出発駅と到着駅の名前を入れて、「Search」をクリックすると、一番近い時間に出発する列車が3つくらい、リストアップされます。どこのホームから出るかは、わかりません(笑)が、あと10分くらいで出るのがあるねーとホームの上の表示を見ていると、
Füssen 9:41発って、書いてあります。さっそく乗り込みましたが、ドイツ鉄道のサイトで検索した時刻と少し違う。。。ちょっと不安になったので、チケットをチェックしに来た車掌さんに聞いてみました。これまた英語ができない人でしたが、一生懸命説明してくれて、この電車ではFüssenまでは行かない(!!)こと、3つ目の駅でバスに乗り換えて(!!)Buchloeの駅まで行かないといけない(!!!)ことがわかりました。このBuchloeの駅名は、この後、何回も聞くことになります。
Füssenって書いてあったのに。。。なんでFüssenまで行かないの????
さて、車掌さんが教えてくれた3つ目の駅、実はこれがこの電車の終点でした(笑)電車を降りて反対側のホームの上を見ると、またFüssenて書いてます。ここからFüssen行きの電車が出るんじゃないの?と期待したのですが、違うみたい。よく見ると、「Busabfahrt 10:28 Uhr」 abfahrtは出発、Uhrは時間。つまり、バスは10:28に出発します、と電車のホームの上に表示してるわけですねー。
急いでBuchloe行きのバスを探して、ぎりぎり乗り込めました。Füssen行きの電車に乗ったのに、なんでバス???
約10分後、なぁーんにも無い、Buchloeの駅に到着。
今度は学習して、駅の時刻表を確認。もたもたしている間に10:46発を逃したので、次は11:47発。時刻表の右に書いてある番号がホームの番号です。今度こそ、途中でバスに乗らなくて済みますように、と願いつつ、周囲の牧草地から微妙にただよう馬糞の香りをかぎつつ、周りに何もないのでビールも飲めず、金髪美少年たちのかわいい兄弟げんかを眺めつつ、のーんびりと約1時間、電車を待ちました。
電車に乗っても、のーんびりとした風景が続きます。
中でも、牛や馬、羊がのんびり草を食べている風景がとても素敵でした。
今度は途中でバスに乗り換えることもなく、フュッセン駅に到着、他の人たちにぞろぞろとくっついて行くとノイシュバンシュタイン城へのバスにすぐ乗れました。ここからはもう、ほんの5分くらいです。
やっと見えました、ノイシュバンシュタイン城。
やっと到着しましたが、先に、帰りのことをお話ししたいと思います(笑)
電車に乗ったのに途中でバスに乗るはめになった理由が、帰り道で判明したからです。
往路では、わたしたちが変な電車に間違って乗ってしまったから途中でバスに乗るとか不便な乗り換えをするはめになったと思っていたのですが、帰り道でも、それは起こりました。
フュッセンの駅で時刻表を確認、Buchloeの駅で乗り換えてミュンヘンへ、と今度こそ電車だけで帰れると思っていたのですが。。。
Buchloeが近づいて来た頃、スーツ姿のお兄さんがわたしたちの席の隣りへ座りました。英語ができる人で、なんやかやとおしゃべりしているうち、お兄さんが、
「路線があるのに、途中でバスに乗らないといけないって変だよね」と言い始めたのです。
「この電車も、Buchloeからバスでしょ」
ええええ〜!!!そういうものなの?!それが普通なの?わたしらが間違えたんじゃないのー??
じゃぁ、ミュンヘンとフュッセン間を直接結ぶ電車はないの?って聞いたら、
「う〜ん、ラッキーなときはそういうのに乗れるよ」
だそうです。。。特に土日は電車の本数が少ないらしく、そういうことが頻繁にあるみたいです。
帰りはBuchloeからPasingという、もうミュンヘン中央駅に程近い駅までバスだったので、1時間くらいバスに乗っていました。酔い止め飲んどいて良かったです。。。
さて、次回はノイシュバインシュタイン城のお話しますねー。
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