くだらない総会と分かりながらも、姪っ子たちが牧歌の里へ行きたいとの要望で仕方なく・・・
会場は多治見市文化会館。
現在はバロー文化ホールとのこと。
いわゆる命名権というやつでしょうか。
かなり古い建物ですが、命名権を払う価値はあるのか疑問でございます。
調べてみると年間200万円。
年間売上5,000億の会社からすれば安いものなんでしょうね。
さて会場へ到着すると駐車場は満車で入れない車が多数。
臨時駐車場はないと案内に書いてあるにもかかわらず、よく車で来るなと。
ギリギリに来て駐車できると思うその見立ての悪さに閉口すると同時に、駐車できなかったが故に近隣の店舗へ無断駐車するその行為は迷惑千万であります。
無料送迎バスがJR多治見駅から出ていますので公共交通機関を使いましょうね。
開始15分前に到着したけれど、前列の方が空いているというトヨタとは大違いの株主総会です。
僭越ながら前から2列目に座らせていただきました。
ステージには取締役のネームプレートがあり、読める位置に陣取ったので一人ずつ召集ご通知で確認してみると、なんと取締役の総数17名。
トヨタよりも多い取締役の数に驚いている最中、総会が始まりました。
そう、くだらない質問タイムの始まりです。
まずは、毎日通っているバローの店舗におけるクレームの話。
活舌が悪く何を言っているのかわからない挙句に同じことを何度も言っており、もういい加減にしてくれと思ったところで周りの方から「他の方の質問時間がなくなる」との一言で一蹴。
クレームはお客様相談センターにでもしてくださいね。
あとは、役員報酬についての質問。
日産のゴーン社長やトヨタの章男社長の報酬額を持ち出し、4億円の報酬は多すぎないかと意味不明な質問をされました。
17名での総額4億円です。
召集ご通知をよく読んでくださいね。
さらに、ホームセンター事業において3年で100店舗の出店は多すぎやしないかとの質問。
閑散としている店舗に行かれたらしく大丈夫なのかと思ったようです。
3年で100店舗の出店計画はドラッグストア事業です。
召集ご通知をよく読んでから質問してくださいね。
残りの質問は、優待や配当の質問ばかり。
バローの株主は、株価も上げろ、配当を増やせ、優待も拡充しろと無茶苦茶なことを言っています。
あれだけ株価が上がっているのに皆さん欲張りですね。
株価が上昇した割りに配当利回りが低いことに満足していないようですが、バランスシートを見れば内部留保が少ないのは一目瞭然。
将来に向けて持続的な成長をめざし、積極的に投資(出店計画)しているからこそ株価が上昇しているのにそれを理解していないご様子。
増配は無能な経営者がやること。
増配よりも自社株買いの方が良いですね。
さらには自社株買いではなく投資に回す経営者の方が、株価の上昇を大きく見込めます。
成長しない会社に株価の上昇はありえません。
増配より株価上昇のほうが良いでしょうに・・・
私が気になったのは発行可能株式総数が、112,800,000株から200,000,000株に変更されること。
株価が上昇したことで購入単価を下げるための分割はあるのかという質問に対して「する予定はない」との回答あり。
ストックオプションの行使価格が、基準日の終値に1.1を乗じた金額でハードルが低い設定。
内部留保も少ないことからエクイティファイナンスが近いのか・・・
そんなことを思いながら総会終了を迎えました。
内部留保が少ない中、少しだけですが増配し、さらには株主の意見を尊重して優待を年2回にすることを少しは評価してあげたらどうでしょうか。
くだらない数々の質問に答えなければならなかった社長さんはさぞかし疲れたことでしょう。
お疲れ様でした。
お土産(マドレーヌ、お茶)もありがとうございました。
牧歌の里へはありがたく行かせて頂きますね。
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