共働き世帯が増えている今日この頃であるが、妻であるというだけで 本業と 家事両方をしなければならない状況は、 女性に対する負担が多すぎるのだ 。
好景気の頃の、 定年までの終身雇用、かつ 年功序列で年齢給(月給=年齢?1万円)という神話が成り立って居た頃は、収入源を旦那に任せて 「妻は家事に専念する」という理想的な生活スタイルが確立されていた。
しかし不景気の煽りを受けている現在において、その神話は崩壊しているという現実を認識しなければならない。
まるで夢のようなひと時であったことを認識し、現実を直視していかなければならないのである。
実際、旦那の給料は激減し、「年齢給ってなに?」という状態だ。40歳を超えてくれば給料は上がらず、 早期退職の推進活動に協力させられる。
仕事内容の変化も歴然としている。好景気の頃は、人件費について現在ほど シビアに考える必要が無かった。
よって、かなり細分化した業務を従業員に依頼していたことは確かである。
スーパーで例えるなら、品出し、レジ、サービスカウンター、荷受けなどの細分化された業務を、ひとつの部署として配属されていた。
事務仕事で言うならば、お茶汲みOLやコピー担当、電話受け担当なども実際あった。仕舞いには、「決済印を押し責任を担う」だけというのもある(ほとんどの時間は朝刊⇒夕刊読んで帰宅)。
つまり、依頼されている業務に ゆとりがあるために担当業務がすぐに終わってしまう。
ということは時間に余裕があったわけだが、「やるべき仕事はやっている」という点で認め合っていたわけだ。
しかし、現在では一人で担う業務が多岐に渡る。レジを担当しながら、客が少ない時に品出し。当然、問い合わせやクレーム対応なども現場対応が通常である。
事務では電話受けも窓口での接客、案内だけではなく、書類作成も行う。
当然お茶は自分で用意するし(休憩時間に缶コーヒー)、コピーなんて自分でするわけだ(経費節減で無駄な印刷禁止!)。
ここで現在は「不景気だから仕事がキツイ〜」と思いがちだが、冷静になって振り返ってみよう。
事実、就業時間は変わらないのだ。つまり細分化された業務を担っていたとしても、労働時間が同じということは、専門性が高まるはずなのだ!
しかし実際には、担当業務における 最低限の責任と ノルマを達成してさえいれば、それほど業務に専念し続けなくてもよかった。
時間が余って、就業チャイムを待つという状態が良くあったものだ。
つまり、余った時間を会話や新聞などで時間を潰していても許されていたわけだ(アフターファイブを楽しむ!という ゆとりがあった)。
それでは現状において確認してみよう。
現在は時間が余れば他の業務を依頼される。就業時間内だから「暇は許されない」という雰囲気が少なからずあるはずだ。
ここが問題点である。
雇用する立場で考えるならば、同じ就業時間で与えた仕事を「最低限はこなして欲しい」という感覚は変わらない。しかし、与える仕事の量が 意図せずとも増大してしまうのだ。
景気が悪くなって売上が下がり経営がひっ迫してくると、まず売り上げを維持しようとする意識が強くなる。
すると 従業員の業務に目を向けるわけだ。
そして、暇があるなら「営業してこい」、「他の仕事を手伝え」、「製品向上に尽力つくせ」という流れで仕事量が増えていくわけだ。
もしこの時点で売り上げ上昇になるならば、ひと段落というところなのだが・・・。
それまで ゆとりを与えられていた従業員が、急に就業時間の有効活用に発起することは難しい。
その結果、売上の下降を抑えることが出来なくなり 人件費カットという流れになるわけだ。
⇒ そして 従業員が減っていき、次第に一人が担う業務量が増大することになるのだ。
※これは正社員のみならず、パート&アルバイトにも適用される事象である。
ここから、考えをまとめていこう。
・ゆとりある収入を確保するためには、共働きしなければならない。
・仕事にゆとりが無く、本業の負担が多大である。
ということなのだ。
朝は軽食と言いつつ、ご飯&汁物とオカズ一品。食器を使ったら、後片付けも。
洗濯物を干し⇒取り込みをして畳む。これも一苦労である。
栄養バランスを考えて、晩飯の献立を決める。
予算をもとに生活費を計算。
割引やセールなどのチラシを参照して、節約意欲を持って買い出し。
買い物した食材を収納するのも、何気に一苦労である。
晩飯の調理。同じ料理だと飽きるので、レシピをインプットして蓄積していく努力も欠かせない。
晩飯後の片づけを終えてようやく、家事終了という事になるのだが、休日には清掃作業が待ち受けている。
風呂、トイレ掃除も忘れずに・・。
実際、再確認すると大変である。これを本業と並行して行っていく事は、かなりの負担である。
そのような事を踏まえ、 今後は家族みんなで家事を分業すべきだという結論に至ったわけである。
家事を業者に委託する、日々の食事を外注するという方法もある。
しかし、そのようなサービスを導入するにはコストが高く、気軽に利用できないという課題がある。
逆言うならば、導入コストを抑えることで、販路拡大が見込めるとう訳でもある!
⇓ これ良いな〜と思うのだが・・。
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