そういや昨日「シドケ(モミジガサ)だと思ってよく見たらこれがヤブレガサだと気付いた!」なんてプロっぽいことをヌカシた記憶があるが、さらにもっとよく見たところ、やっぱりあれはシドケだった。こういうテキトーなやつが山菜だきのこだ言ってバクバク食って、よくここまで無事に生き永らえたものだと我ながら感心である。
↑これは確実にシドケ。右端のは大型ミツバ。手前のゴミみたいのは入れる袋を間違えたワラビ1本。
↓この日シマヘビを見つけた。こいつらはナリばかりデカくて気は小さく、愛すべきヘビって感じ。
カメ五郎氏ではないので、私はヘビは食わない。気持ちは悪いが、なんとなくかわいげのあるシマヘビなんてかわいそうで食えない。まあカメ五郎氏のように、食わなきゃ死んじまう状況下であればわからないが。
ちなみにこの山でマムシは見たことがないが、ヤマカガシは比較的よくみる。ヤマカガシは毒ヘビ。かまれて死んだ人もいるという。なんとなくヤマメーーというよりアマゴに似た色合いのヘビ。頭のあたりに赤いうろこが目立つのがヤマカガシの特徴か。
↑のシマヘビは「名は体を表す」の典型で、すっげーなげえ縦じまが数本入ったヘビである。アオダイショウのような大将感はないが、ヤマカガシやマムシよりもはるかに大型。友好的とは言わないが、アオダイショウ同様、非常におとなしいヘビだ。
話をシドケに戻そう。↑の画像のシドケ。東北地方のように、わっさぁーーーと生えているわけではない。もしゃもしゃって感じで生えているエリアがポツン、ポツンと点在している感じである。そこからちょこちょこっと採取して、例年シドケを楽しんでいる。今まさに旬という感じかなー、ここらでは。
シドケはクセがあってどうもニガテ・・・という山菜ファンも意外と多いと思う。実は私もはじめはそうだった。ところが、食いつけると後を引くというか、やめられなくなる不思議な風味がシドケの最大の魅力だ。
上のシドケは、ぽきっとヘシ折った茎からドバドバドバーと液体がほとばしった。最近雨が多いので、雨水がたまったものかと思ったが、すぐにシドケ特融の香りがガンガン鼻を刺激しはじめ、それがシドケの水分であることを私に教えた。
ものすごいみずみずしさ。感動もんである。
シドケに限らず、山菜ってのはだいたいにおいて茎を食うもんであると私は理解している。シドケも確か葉っぱは捨てちゃう、みたいなことを言っていた人がいた気がする。でも、茎とはいえあれだけみずみずしいのであれば、きっと葉っぱもうめえんじゃねーのかなーと思い、葉っぱの部分だけをお浸しにして食ってみた。
あのね、シドケとか葉ものは、天ぷらにすると油を吸い込んじゃって、脂っこくなってしまうので、あまりおすすめはしない。かといって、葉っぱのお浸しは正直どうなんや?と思っていたのだが、いやー、絶品!シドケの葉のお浸し最高ですよ、ちょっとそこのアナタ。
今が旬ということもあってか、やわらかく、芳醇で、葉脈の触感がまた素晴らしく、うーん・・・もっと採ってくればよかったーーーー!と後悔するくらいうまかった。だから今回のブログは「旬の記憶」という超重要な役割を担うのだ。これからまだまだ収穫できるとは思うが、早くも来年の「旬のシドケ」が楽しみったらありゃしない感じである。
それと昨日だったかな、「第24R」のときに触れた楽園を再訪した。すごい数のシオデが生えてるよって話、したじゃないですか。その「すごさ」を写真におさめてきたので、ちょいとご覧いただこうではないか。
どうですかぁ?すごい数のシオデでしょ?・・・って、わっかんねえな、これじゃあ。
あのね、写真をびよーんて広げてもらうとね、奥のほうにも何やらひょろひょろっとしたものがたくさん見えるんじゃないかと思うんだけど、それが全部シオデである。ここ、子供が野球で遊ぶにも全然足りないくらいの広さなんですよ。ちなみにこの撮影ポイントの背後にも、シオデはたくさん生えている。
なんとなくシオデが生えるイメージと違う気がするのだが、まあ生えるとこには生えるんだろうなー。なお、この極小エリアには、シオデのほか大型本ゼンマイ、20〜30?p程度の太いワラビ、タラの木(タラの芽が生えるトゲトゲの木)20本くらいという、信じられないロケーションである。ほんとに楽園だよなー、ここ。秋田県の飛び地か?
ところでーー
月2〜3回都内に出かける。仕事の打ち合わせのため、新宿と渋谷に出向かなければならない。実は今日、休み明けでいきなり行ってきた。新宿にも渋谷にも山ねえからもう疲れちゃって・・・
今日は新宿だったんだけどね、↓は先月行った渋谷の忘れられたような公園。
この鳩ね、朝通過した公園で寄ってきたやつだと思うんだけど、これはもう夕方の画像。このときも俺んとこだけになぜか寄ってくるんですよねー、こいつ。そして実は、コンビニで買った昼飯をこの公園で食ったんだけど、そのときもこいつと思しき鳩がずーっと私が座るベンチ前でこっちを見てやがるんだなー、これが。
いや別に食いもんをねだる感じではなかった。一定の距離を保ちながら、こちらを観察しているといった奇妙な雰囲気を醸し出す鳩だった。もしかしたらどこかで知り合った鳩なんだろうか?不思議なことって、やっぱりある。
とかいって、全然別の鳩なのかもしれないけどね。
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